台湾旅行(1999年11月14日−17日)

●11月14日(日)

泊まり明け。会社から関空直行。10時20分、日本アジア航空211便。台北には3時間後の12時20分着(時差1時間)。

空港で2万円両替。バスで台北駅まで110台湾ドル。事前にほとんど予定を立てていなかったため、駅の2階の喫茶店でどこに行くか思案。無性に温泉に行きたくなり、北郊外の陽明山、新北投を目指すことにする。

バス乗り場は方面ごとに分かれていると書いてあり、駅の周りをうろついてみるが、陽明山行きの場所はよく分からない。おそらく地下鉄建設とそれに伴う整備であちこち工事だらけ。ずいぶん時間がかかってやっと駅の北側からバスが出ていることが分かる。

日曜の午後ということで、バスはしばらく満員。おまけに道路は大渋滞で全然進まず、ずっと立ちんぼう。郊外に進むに連れてぽつぽつと空席ができるが、いまさら後ろに行って座るのもなんだし。1時間近くかかってやっと到着。料金は本当のところいくらか分からない(ガイドブックには、郊外に行くバスは24台湾ドルと書いてあった)ので、小銭をかき集めて料金箱にほうり込む。運転手は数えているのかどうか、何も言わなかった。

陽明山公園は、バス停から更に徒歩15分。途中、硫黄のにおいがして、いかにも温泉の里という感じではある。公園はガイドブックには★★★の名所とあったが、がっかり。確かに花の季節には壮観だろうが、この季節では。眺望も、もう夕闇が迫ってきていたので、よく分からなかった。屋台や自販機で飲料水を求め、小銭を作る。ポカリスエットが14台湾ドルだったから物価は日本のおよそ半分と理解したらいいのだろうか。

新北投方面行きのバスに乗車。すぐに寝入ってしまう。所要時間は意外と短かったようで、新北投到着の運転手のがなりたてる声(アナウンスなどではない)とともに、どどどと降りる乗客の勢いで目が覚めるが、寝ぼけていたようで体がすぐには動かない。ひとつ先のバス停まで行って引き返す。

宿は熱海飯店。1800台湾ドル。部屋は広くてよかったが、浴場は温泉という感じではなかった。岩風呂ふうにしてあるが、きれいでもなかった。夕食は、そこいらの中華料理店で、焼き飯と豚糸肉ナンチャラ。

 

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