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紀南 世界遺産 熊野古道 中辺路 川の事 タイトル
川の事
  紀州(和歌山県)には北部から南部にかけて、紀ノ川、有田川、日高川,富田川、日置川、古座川、熊野川と七つの大きな清流があります。
方丈庵は富田川の支流「石船川」の、また支流の「宮の谷」沿いにあり、ここはワサビの栽培を手がけているくらい水がきれいな上に、現在でも水温が13℃〜14℃である。昼食にお茶を沸かすのが面倒なのでワサビに引いている谷の水が御茶代わりである。
先日、ここ方丈庵から富田川の河口まで約30Km余りを妻と生後6ケ月の娘(犬)を連れて軽4輪車で旧道沿いにドライブしたところ、昔の生活が想像出来る風景が幾多かあり今回の話題としました。
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紀南 世界遺産 熊野古道 中辺路 川の事
『宮の谷』
  方丈庵の下の谷で現在沢ワサビの畑つくりの途中で今月中に植え付けを終えなければならない。
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宮の谷 作りかけのワサビ畑
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『石船川』
  昔は台風などで増水した時など、石(岩)が降ってくると言われたくらい岩が動いたそうである。現在、危険箇所は改修され土石流の心配は無いようである。今は田植えの時期であるが、棚田のたんぼも少ない為か数日で終わります。
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石船川 棚田
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『滝尻(熊野古道の登山入り口)のお店』
  滝尻は石船川の富田川との合流点である、石船川沿いには何軒かのお店があったそうですが最後まで残ったお店で、今でも醤油が一升瓶で買えるお店です。
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熊野古道の登山口 お店
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『清姫の墓』
  滝尻から2Kmくらい下った所「真砂」は、娘道成寺の清姫の生地でもあり、また墓もある、清姫は実在の人と言われている、夏休みのころは此処の河原は子供たちの水泳の場所で、墓の裏の岩の上から、女の子たちの飛び込みなどしているのを見ると清姫もあのように遊んだのだろうかと思われる。
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清姫の里 清姫の墓
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『つり橋』
  清姫の墓から1Km下ると車で渡れる、つり橋がある重量2トンまで通行できる、昔はこの橋が、向かいの北郡(ほくそぎ)から奥への生活道路だった様である。
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旧道からのつり橋 新道からのつり橋
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『流れ橋』
  富田川の中流位にある橋で、台風時の流失を幾度となく経験して作られたのであろう、現在はワイヤーロープが有るので間単には流失しないだろうが、流されたら太平洋まで回収に行ったのだろうか、木の国なのでスペアーを常に用意していたのだろうか。
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流れ橋1 流れ橋2
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『沈下橋(潜水橋)』
  河口から10Km位の所に2ケ所ある。歩路の厚さが四国の四万十川の沈下橋の倍くらい有り、両側には鋼管が使われコンクリートが流し込まれていて、そうとう頑丈なものである。
歩路の上にはトラクターの車輪の跡があったので、農業用として設計されたのだろう。
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沈下橋1 沈下橋2
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『郵便橋』
  河口から6Kmくらい上流で、国道42号線から白浜駅に行く交差点を左折したところがこの橋である。
普通、河川に架かる橋は国土交通省の管理下にあるが、この橋はどうも郵政省の物で有るようである。昔は渡し船があり郵便配達人を最優先で渡していたようであるが、台風の増水で幾日も渡せない事があり、富田川以南の住民のために郵政省が建設した模様である。
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郵便橋1 郵便橋2
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郵便橋3 郵便橋4
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『富田川河口』
  向うが太平洋である。冬場の渇水期と干潮の様子である。台風時期には又違った風景になる。
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富田川河口1 富田川河口2
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『カカシのコンクール??』
  今の富田川には約150m間隔にカカシが立っている。ユニークなカカシを見ながらの運転で、事故を起しそうになるくらい色々と数多くある。
紀州の河川はアユの友釣りのメッカであるが、富田川も最近、川鵜が増えて天然ソ上、放流した稚アユの被害のために漁業組合の発案で行われている。サザエさんもこんな所で役に立つとは、思っても見なかったことでしょう。
紀南 世界遺産 熊野古道 中辺路  「川の事」の写真
 紀伊民報 2007年5月5日号より抜粋
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サザエさん 祝日
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