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「正月料理について」
  正月の料理では真鯛のお頭付きが一般的なのですが、こちらでは写真の魚が無いと正月が迎えられないと言われています、名前はイガミと言います。
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紀南 世界遺産 熊野古道 中辺路  「紀南地方の師走」の写真
イガミ(ブダイ)
  この魚の釣り餌はホンダワラ(空気袋のある海藻)です、南方系の魚でダイビングでは良く見かけ、人を恐れずおっとりとした魚で、いつも夫婦仲良く泳いでいるといわれ、一匹釣れると必ずもう一匹釣れると言われています、味は大味で磯臭くあまり好まれていない魚で、冬場の今頃でも醤油、ショウガで煮付けて食べているようです、昔から磯釣りの外道として扱われ、釣っても他に釣果の無い時には人に見つからないように隠して持ち帰ったものです。

  なぜこのような魚が、真鯛などより正月の魚として重宝がられる様になったのか色々と聞いてみたのですがハッキリした答えは見出せなかった、自分なりに考えてみたのだが、この紀南地方は昔から陸の孤島と言われ産業といえば、水産業と林業のみであった為に、高級魚は全て都会に出荷され残された魚が地方の人たちの食卓に上がったのでは無いかと思う、今でも浅い海に仕掛けた網に掛かったチョウチョウウオなども食べていると漁師の奥さんの話であった。

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「楽市(フリーマーケット)」
  毎日曜日にどこかでフリーマーケットや〇〇市が開かれていて、欲しいものが思わぬ格安で手に入る事がある、道路状況が良い上に交通量が少なく、少々遠いところでも短時間で移動できる為、フリーマーケットの「はしご」をして欲しいものを探している人達もいる。

  ここ紀南地方は和歌山市から見ても大きな山脈を2つ越えなければならない、現在こそ紀勢本線、阪和道、国道42号線と3本の動脈が有る上に山間地への道路も整備されているが、これらが全てストップしたら海上交通か徒歩に頼るしかない、それを思うと昔の生活が想像できる、楽市(フリーマーケット)の多いのもその名残なのかもしれない、楽市(フリーマーケット)では、新しいもの、手作りの品物、家庭で不要になった食器、衣類なども販売されていて、昔は山間地の至るところでこのような楽市が催され人々の物品調達の場となっていたのだろうと思う。

紀南 世界遺産 熊野古道 中辺路  「楽市」の写真 紀南 世界遺産 熊野古道 中辺路  「楽市」の写真 紀南 世界遺産 熊野古道 中辺路  「楽市」の写真
虎ケ峰から奥山の遠景 潮見峠からの紀伊水道 分領山からの遠景
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「風景」
  山も川も寂しい景色になってきました。
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