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気力、体力共に充分なうちに、老後の生活を楽しみたいと思い,5年前に息子に会社の全てをまかせ、ここ、紀南の地に住み付いて、早や3年が過ぎ、悠々自適で優雅な生活を送っているはずであるが、あにはからんや、今年の初めから週に2〜3泊で滋賀県の会社の方へ出社している。

 物作りをゼロから始めるのが好きな自分が、30余年前に興した会社であるが、此処に来て、起業し作り上げていく困難さと、出来上がった会社を引き継いで行く難しさの違いを、いやと言うほど思い知らされた1年間であった。

 新しく起業してからは、その時のさまざまな問題をクリアしながら、ただ前進あるのみで強引な経営も出来たが、吹けば飛ぶような会社でも、後を引き継ぐ者のための、人材の育成、整理、時代の変化、等々あらゆる事に対応出来るシステムを作らずに事業を引き継がせたのが、今、片道250Km、3時間半の通勤を余儀なくされているような事である。

 これは起業した自分の勉強不足で生じた事である故、今年1年は後継者の為のあらゆる「システム作り」と「ワサビの栽培」の確立のために「晴漁雨読」は棚上げして、ここ紀南と滋賀県とを往復する日々が当分続く事であろう。

 
 今のところ、気力、体力ともに充分であるが、脳力、が少し衰えて来ているようだ、古稀を迎え半年が過ぎそろそろ若い頃の無茶な生活の反動も出る頃であろうし、今後何事が起きるか判らない,今から「辞世の句」でも考えておく事にする。
 


  我が愛車 スズキRAPIN ターボ付き 4WD これで時には往復で500Kmの走行 しんどい事です
 
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