気力、体力共に充分なうちに、老後の生活を楽しみたいと思い,5年前に息子に会社の全てをまかせ、ここ、紀南の地に住み付いて、早や3年が過ぎ、悠々自適で優雅な生活を送っているはずであるが、あにはからんや、今年の初めから週に2〜3泊で滋賀県の会社の方へ出社していた事は前回に述べた。
今回は嫁さん同伴で1週間の遠征であった、
会社の業績が余りにも悪く、実態調査のために年初から、ピクニックと名付けた社員全員参加で、完成邸の清掃作業と手直し作業を10棟ほど行い実体の調査を行ってみた。
結果は、昔から居る職人の一部が余りにも出鱈目な仕事をしている事と、その事について是正させる力のない、我が息子と社員達であった。
今回の1週間の遠征は、古参の職人の首を切り、自社職人と下請け業者職人の作業方法の改善、社員教育の下地作りであった。
悪さ加減は根深い様子であり、3月29日からまた1週間の遠征予定である、今年1年間は「晴漁雨読」の旗印を降しこのような生活になるであろう。
しかし、家の嫁さんは新婚時代を思い出しているのか楽しそう、リサイクルショップへ行って洗濯機、小皿や茶碗など、しゃもじ、は百円均一と、47年前と同じ様な事を楽しんでいる様であった、これも出来の悪い息子達のお陰と喜んでいるのかも知れない。
海は初鰹のシーズンに入り、ワサビも今からが育ち盛りで病気や害虫が気になる、3ッの事を同時に成し遂げるにはどのようにすれば旨く行くのか考えている所である。 |
温室のマンゴーも、ワサビも花芽がついて来た次に帰った時には、花盛りであろう |
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