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                     故郷唯一の名所(昔は乙姫橋と呼んでいた、右端の鳥居が乙姫神社)


またまた旗印の変更 ;「静漁荒耕雨読」
      脳のメモリ節約の為「静漁荒耕雨に改めました



方丈庵トップ > 田舎の生活のこと >大航海 停泊中(11月30日)
航海軌跡とマイシップ
 
 航海往路の更新時には疲労からなる帯状疱疹(ヘルペス)の為 PC入力も苦痛な状態であった為に、全てを記す事が出来ず今日まで延び延びになってしまった。

  

 
故郷は遠くにありて思うもの・・・・・・・」  室生犀星の詩であるが、此れは絶対に違うと今回の帰郷において確信を持つ事が出来た、

 10月31日の高校時代のクラス会に出席をする為に、少々無理をして30日の日没後に入港しので船の係留場所探しで一苦労だった、船での帰郷の事は誰にも一切連絡していなかったので、急遽実姉へ電話で依頼、知り合いの世話で取り敢えず、川上の方に不法、無届ではあるが係留する事が出来、何とか船中泊はまぬがれ布団の中での一夜を過ごすことが出来た。
 
 
翌早朝には昨夜から連絡の取れていた、中学時代の友人達総出で数日間の係留場所の確保と、係留作業をして呉れた、これも無届係留であるが問題発生時には友人達が対処するとの事で、クラス会へ出席の為に明日の再会を約し後を託して会場である青島へと向かった。

 
 帰郷1日目

 クラスは総数で40名で有ったが、物故者やベットの上、その他色々で参加者は18名、前回の4年前から顔ぶれが僅かに変わっていて、何10年ぶりかの者もいたが、すぐにニキビ華やかなりし頃の学生気分に帰り、50数年前の事を昨日の事のように話し合う楽しい一晩であった。(しかし皆良く禿げている)
会場ホテルから青島を望む 宴会前の記念写真
二次会カラオケバーに全員集合 学生時代の気分で
 帰郷2日目
 
 一夜明けると現実に引き戻される、それぞれが当日の予定を話しては去っていく、次回は3年後と言って別れていくが果たして再会できるかどうかは、神様のみが知っているのだろう。
残ったもの同士の再会を約して 会場ホテル全景
JR日南線(草むらの中を走っている) 油津駅(建物は昔と同じ)
天福球場 天福球場
 
 昔は溜池であった、今は広島カープのキャンプとなっているが、我々の幼少時代にフナ釣り、水泳などを覚えた懐かしい池の跡である。
 
 今夜は昨日船の面倒を見てくれた友人達との、地鶏の燻製での飲み会であった、幼稚園、小学校、中学校と同じ暮らしをした者達であり又話題も違った懐かしい飲み会であった。
 帰郷3日目
 今日は昨夜の飲み会の席で決めた、港の向かいにある大島一周のクルージングである、案内者は定年まで500トンクラスの貨物船の船長だった者であるが、船の速度にはうるさく20ノット以上出したら怖がっていた、中、大型貨物船は外洋においても最高15ノットくらいまでしか出さないそうで、質量が大きくなるほどブレーキが利きにくいためスピードが出せない様である、往路において貨物船を何隻も追い抜いてきた事がようやく理解できた。
 
 今夜は義兄やその兄弟達との飲み会である、南九州は何事かあれば焼酎での飲み会になる、義兄の孫たちまで入れての宴会でその後カラオケへ、今夜で3日連続の飲み会であった。


 
大型船を岸壁に付ける押し舟 押し舟2隻で10000トンクラスの接岸状況 
王子製紙のチップヤードへの接岸 実姉の孫 自分の家の前で自作のライブ
  帰郷4日目

 朝の天気予報で明日、明後日は東行きには絶好の天気なので、明日に出港を確定し船の掃除などしている所へタチウオ釣りに行こうとの事で出船、釣り方や、仕掛け、エサなどの違いを教わってきた。

 夜にはお別れ会と称し、来年の関西での同窓会の下話を兼ねてで、また一杯、明日朝早くの出港なので少し早めの引き上げた。

タチウオのえさ(冷凍保存していた) 廃れてしまったアーケード街
  
 あっという間の4日間であった、よく飲めるもんだと我ながら感心している、このことが後日の悲惨な状況に成るとも知らずに。

 本来は故郷に帰っての生活をと考え、5年前にどのような状況なのかと帰省し調べてみた所、第一にプレジャーでの游魚が大昔の漁業法を盾に、トローリングや、集魚浮標への立ち入りが等が禁止され海は漁師の物と言う考えが余りにも強く、余生を釣りで楽しむ事は出来ない所と決め、何事も自由な紀南への移住にしたのである、何事も自由とはいえ海で生活している人達との間に住み分けが定着しているのが最大の違いであるようだ。

 今回の帰省で、故郷は遠くにありて思うものではなく、時々に帰省して心を癒されてくる所だろうと思い知らされた旅であった。
 


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帰路については後日更新致します

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