和歌山県 紀南 中辺路 世界遺産 熊野古道 の入口近くの方丈庵からの生活情報を紹介しています。

 

 
何時終わるとも知れない長い梅雨と、湿度の高い夏が過ぎ、朝夕が涼しくなって、このページの更新が半年近く出来てないことが気になり久しぶりにPCに向かった、少年時代からの、頭の片隅に残しておいた事を,色々と手掛けた事により忙しい日々を送っている。

 政権の交代も出来て、今後に僅かながらも希望の持てる事を期待しながら、もう少し生きてみようかと思う今日この頃である。


 

方丈庵トップ > 田舎の生活のこと >草木染と塩作りに挑戦(9月6日)
 

  昨秋のワサビ畑の改修や、長い梅雨のお陰か、日照量も少なく、気温も低めだったのが幸いしワサビが順調に育ち、以前から思っていたワサビによる染物に挑戦したのがもとで草木染に入れ込んでいる、手始めに家の庭で栽培しているマンゴーの枝葉、
伐採した山に植林したクヌギの枝葉、等材料には事欠かない、また、材料を自分で栽培するのも面白い、藍染の蓼藍、アオバナ、小鮒草、紅花、等など、なぜか綿花まで育てている。
マンゴー(綿) クヌギ(綿)
マンゴー(絹) 初ての作品達

  現在は化学染料が有り、どんな色にも染める事が出来るが、約150年前までは天然草木から色素を取り出し、染め液にして色止め(焙染)には椿の灰、鉄分を含んだ水や泥、銅山の水などが使われていたようだ。

 聖徳太子の制定した冠位12階では 紫、青、赤、黄色、白、黒の6種類を上位、と下位で12の階位に分けてたそうです、また 皇帝紫(チリアンパープル)は紀元前1600年ごろから貝から取れる染料により染められ、古代ローマ時代にユリウス・シーザーにより皇帝と一部の貴族の色と定められたそうです


 
今後の目標として平安時代の「十二単」の裾の色に挑戦してみるつもりである、現代の化学では全て解明されているが、自分で材料から栽培、収穫して、染めて見るのも
面白いことだろうと思う、しかし時間が掛かる、来春の種まきがスタートになるが、ゴールはいつになることだろう。


  

 以下の写真は色々と試行錯誤しながらの作品です。
秋ウコンでの黄色 子供の手提げとエコバック
オリジナル・サイン ウコンの褌(防虫、防腐の効果あり)
色々な色 葉っぱのマークは藍の葉っぱでの叩き染め
絞り染めの練習 同じ色は二度と出来ない
 
 塩作りは次回更新に致します。


  写真を2枚ほどUPしておきます。
手作りの海水濃縮装置 釜での煮詰め作業

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