8月の末、中学時代の友人が東京から一泊の予定で遊びに来た。2日間の観光計画を立てた、初日は「白浜、田辺、我が家、近くの観音様、サンセット
クルージング」である、2日目は熊野古道を旧道を通って観光バスでは見られない場所へ行く計画をたてた。 |
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白浜、田辺の案内
初日は空港から直接「自殺の名所 三段壁」「南方熊楠記念館」「弁慶誕生の地 闘鶏神社」など案内した、「南方熊楠」は多少知識が有ったようで色々と勉強になった様だった、白浜には年間何十万人かの観光客が来るが、この記念館に果たして何人くらいの見学者があるのだろうかと思うくらい閑散としていた、「南方熊楠」は1886(明治19年)19歳で渡米、1900(明治33年)帰国までの間に「北米、南米、英国」と遊学し、中国の孫文とも親交があり、また19カ国語が話せた人物である、1929(昭和4年) 昭和天皇に粘菌についてのご進講をしており、その時の標本を入れたキャラメルの箱が展示されている。 |
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三段壁 |
円月島 |
南方熊楠記念館 |
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番所記念碑 |
甚増と弁慶の像 |
闘鶏神社 |
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熊野古道の案内
2日目は旧道を抜け「清姫の墓」「滝尻王子」「高原 雲海の名所」「大銀杏」を経て「牛馬童子」「近露王子」ここで昼食(うちの奥さんが変な定食を頼むので田舎の事、1時間のロス)、しかし、ここからが唯一の車で通れる古道の一部である、約3Kmぐらいの間が住民の生活道路になっている、この間に「野中の一方杉」「継桜王子」「野中の清水」「とちの木茶屋」がある、「とちの木茶屋」の「半殺し」は一個300円、ここの「半殺し」は餅米をつぶし五穀米をまぜて炊いたご飯の上に、小豆も半殺し状態で、甘さも少ない素朴な味である。 |
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滝尻王子 |
雲海の高原 |
福定の大銀杏 |
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牛馬童子 |
野中の一方杉 |
継桜王子 |
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とがの木茶屋 |
半殺し |
野中の清水 |
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計画ではここで帰路に付く予定だったが、友人は「湯の峰温泉の小栗判官蘇 生の壺湯」と「本宮大社」にも行きたいとのこと、急遽予定変更、「壺湯」を覗き「本宮」に参拝し、わがワサビ畑に案内した、車は軽四輪(ターボ付き、4WD)に人間4人に犬一匹と狭い座席で、出発から7時間が経過していた、ワサビ畑、横の谷、水力発電に対する感想も少なく相当疲れたであろう、空港まで残り1時間の距離である。
ここ南紀州は今でも陸の孤島みたいなものである、飛行機も羽田からの3便のみで、他は陸路のみである、大阪から阪和道を経ても3時間はかかる、その他の地域からは半日の行程になるため、「那智の滝、青眼渡寺」までの計画なら少なくとも2泊3日は要する事でしょう。 |
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