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紀南 世界遺産 熊野古道 中辺路 今年の夏を経験して タイトル
今年の夏を経験して
  彼岸に入っても真夏日である、中辺路(栗栖川)のアメダスで調べてみたところ、2003〜2006年の平均に対して下記の通りであった。
  水温は18℃を超える事は無かったが、気温には手の打ち様がなかった。
雨量   最高気温
7月 8月 9月   7月 8月 9月
158% 46% 32%   95% 103% 104%
  我がワサビ畑も、8月、9月の猛暑と少雨のために、病気と害虫のため悲惨な状況になり、彼岸からの気温の下がるのを待って、全ての畑の養土の入れ増しと消毒、新しい苗を購入して植え替えを行っている、上の畑は5mm以上の虫は入れないようにしたし、下の畑はモンシロチョウが入らないように防護ネットを張り巡らすことで來春までの対策は出来た。
  これからは来年の植え付け用の苗の、苗床作りと種まきである、此の作業は初めての事であり結果は年末ごろには出るものと思う、何しろ農事に関しては生まれて初めての事である上、指導者は本が一冊のみである為、やって見なければ判らないことばかりである。
紀南 世界遺産 熊野古道 中辺路 ワサビ(山葵)の栽培のこと
  最近、足腰が大分弱ってきて、朝起きがつらい上、又、山や谷への登り降りに苦労している、足を引きずって歩いている事があるので、草などに足をとられて転ぶ事もある、気持ちは40歳台であるが、体は70という歳を感じる。
  作業が一段落したら湯の峰温泉の壺湯(小栗判官の蘇生の伝説の湯)に湯治に行くつもりでいる、せめて10歳くらいでも若返れたら、ワサビも元気に育ってくれそうな気がする。
  来夏は、今年のような事には成らない様に害虫駆除とカワムシ駆除の薬剤散布(薬剤は除虫菊乳剤・有機栽培に認定されている)は徹底して行い、気温対策も気化熱の利用で乗り切るつもりでいる。
紀南 世界遺産 熊野古道 中辺路 ワサビ(山葵)の栽培のこと
  しかし、植物(生き物)を作る事がこんなに苦労するものとは思わなかったが、苦労ついでに、次は冷たい谷の水で「あまご」の養殖に挑戦を密かに考えているところである。
  何をするにも、電力が要るので自家発電をしているが、今夏のような少雨では200Wの発電もできない状態である、せめて1KWは必要な為、通常の水量で1KW発電できる機種(落差10m以上、20L/s)を追加する、この作業も自分ですることになる基礎工事は出来たが、機械までの導水配管が大変である、しかし、機械は計算どおりに出来上がるので面白いが、ワサビには苦労させられる、この上「あまご」の養殖までしたらどの様な事になるのだろうか。


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