現在もワサビは順調
昨年の苦い経験から、ワサビ田の改修、防虫ネットの設置、遮光と一応の対策をして、カワムシ退治、べと病の消毒を常に気に掛けており今のところ順調に経過している
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明後日18日から10日間ほどの滋賀への出向きのために、カワムシ、アブラムシの消毒を施してきた、一昨年の暮れからテスト栽培をはじめる為に林間の畑ワサビや渓流栽培の廃墟の生き残り、バイオ苗等を植えつけて来たが、昨年の高温、少雨と病気、蝶々のアオムシにより壊滅状態であった苗たちも一冬過ぎて現在までは順調に育っている。
中には収穫しても良いような大きな物も有るが、この夏を越した時点でどの様になるのかそのまま育ててみる積りである、残念な事に色々な品種を植えつけた上、畑の改良などの為2〜3回植え替えした為、この病気に強く高温にも耐え得る苗の採集場所、品種が不明なので、この苗を使って夏越しの後にあらゆる方法で苗の増殖を試してみる積りで居る。
苗の増殖法としては「成長点培養」が一度に多くの苗が出来るのだが、機械屋育ちの自分では到底無理な事だろうと思っている、会社の方が一段落したら挑戦してみる積りでもある。
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今のところ順調なワサビ達(5月16日) |
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10本くらいある大きな苗 |
昨年4月に購入のバイオ苗 |
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自然界の植物は全てがウイルスに侵されていて、株分けで増殖した場合は3代目頃から退化し始めるとの事である、ウイルスフリーの苗を作るには実生苗(種から育てたもの)か、バイオ技術による成長点培養によるしか方法が無い、ワサビは大きな根茎にはたくさんの小さな子供苗が出来るので、.この子苗を育てて増やしていく株分けが一般的なのだが先に述べたように3代目以降は使えない、現在栽培中の大きくならない苗は皆退化の始まったものだろうと思っている。
我々で出来る実生苗も、種の採取から管理、植え付けまでが難しく、昨年植えつけた5〜600粒の種から発芽して
植え付け出来たのは20本に満たなかった、ワサビの種は採取したときは休眠状態であるため植え付ける時期を決めてから、温度管理により休眠を終わらせて、種まき後の温度調節で発芽、育成後に植え付けを行う、旨く行けば1年で収穫できる様である。
しかし、300本の苗を作るのに発芽率10%として3000粒の種を採集しなければならない、また知識も経験も無い現状では1本140円のバイオ苗の購入が早道であろう。
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昨年11月ごろに播種し発芽した苗 |
今月6日に帰ってきてから、連日、海へ出たがカツオは1匹も釣れなかった連休中は良く釣れているとの情報があり意気込んで帰ってきたが、海の状況が変わってしまい全くの不漁である、釣れている時に釣るのが漁師達である、
昨年まではそれが出来たが今は仕方がない。
ワサビにしても、釣りにしても、自然に影響される事であると共に、乏しい知識と技量ゆえ、もどかしい気持ちである、はたして寿命のあるうちに人様に指導(講釈)出来るのだろうか。
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