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方丈庵トップワサビ栽培のこと >初夏のワサビ (6月24日)
 
 このHPも2年が過ぎたが更新が思うように出来ない、ワサビが安定して成長しているので
、わさびの葉っぱで染物を始めたら、周囲に色々な材料がある為あれもこれもと忙しい日々と相成った、体調もすこぶる良く静かな日はカツオを追いかけていたのでなおさらの事である。

    ワサビで染めた旗印
 
 

  昨年のワサビ田の改造が上手く行ったようで今年は安定した育ちである、しかし、夏至を過ぎたこれからが勝負どころでもある。、

 先日、風で倒れた2本を引き抜いた所、親指大の根茎であったので、やはり来春の収穫しか出来ないようだ、ワサビの周りの外気温と水面下の養土の温度をを20度以下に抑えなければ軟腐病という根茎が柔らかくなり溶けてしまう病気に掛かってしまうと1年の苦労が水の泡となる、対策は太陽光線を70%がたカットし、水の量を50%増やせば昨年の経験からして何とかなるのではないかと思っている所である。
 
 昔から7、8,、9月は百姓にとっては気の抜けない時期だと聞いていたが、実際に栽培した実感である、病虫害は昨年の経験から何とか防げたがまだ油断は出来ない、まだまだ未経験の事が多く有るが、今年の夏を無事乗り切れば自信が付くだろう思っている。

初めて収穫したワサビ
釣りたてのジャンボイサギと取りたてのワサビ
サメの皮でおろし 早速一杯

 
 ワサビ栽培を思いついてからはや3年が過ぎ、やっと2本のワサビを食することが出来た、今まで使ったお金で毎日買って食べても、お釣りが来るだろうと自分も思っているし、又、他人からもいつも言われる事であるがココまで来れば後は自家製の苗で賄っていけるのでお金は掛かる事は無いだろうと思う。

 しかし、ワサビの葉っぱで染めた旗印が、草木染への導火線となり周りにある材料で楽しんでいるが、それで飽き足らず先日も滋賀県の伊吹山まで「伊吹カリヤス」なる材料探しに行く始末である。

伊吹山山頂(1733m) 梅雨の最中の伊吹山

  今月14日が親父の命日なので兄弟3人夫婦で沖縄(沖縄で戦死)まで墓参りに行ったが、見るもの全てが染物の材料の対象に見え、「紅いも」「じねんじょ」「ほうおうぼくの花」等を仕入れて持つて帰ってきたような次第である

   これから先が思いやられる今日この頃である。
鳳凰木(ほうおうぼく)と言う木