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  この項も5ヶ月ぶりの更新である、梅雨明けから強烈な太陽のもと谷の水位も下がり、ワサビ田への水の取り入れ口のやり変えや遮光ネットの張り増し、収穫後のワサビ田の清掃などと忙しい時期であった。





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ワサビ栽培のこと >初めてのワサビの収穫 (8月9日)




 ワサビ作りも試験田から早くも3年が過ぎ、試行錯誤の末の初めての収穫を行った。2年前に約1000本の苗を植え付け、モンシロチョウの被害、またベト病などにやられ上手く育ったのが半分の500本くらいである。

 この中の約150本を収穫し今までにお世話になった人達や会社の社員達に送り、残りは大きなの物から順に
いつでも収穫できるように
植え替えをしたところである。

 ワサビはもともと谷あいの雑草であるためか、すごい生命力である環境さえ整えれば幾らでも増えて行く、今回も1本を引き抜くとそれに2本くらいの子供苗が出来ていて、新しい苗の調達をする事は無かった、全てを植え付ける事が出来ず小さい物は次回用の苗として苗畑に植え付けて居る。

梅雨の最中の水量 梅雨明け近い頃の水量
収穫できたワサビ 植え替えたワサビ
苗育成のためのワサビ田 収穫前の状況
3年前の試験栽培状況 病気にやられた葉っぱ

 今年の梅雨は激しい風雨の日が多く釣りに行くことが出来ず、ワサビ田の水の管理を兼ねて方丈庵に泊り込み、年初からの計画であった鳥獣戯画の一巻のローケツ染めに挑戦してみた、常日頃には持たない筆で、溶かした蝋で絵を書くのだから最初は失敗の連続であった、途中で投出したくなるが、投出したら家のばあさんに笑われるのが嫌で何とか仕上げ、染めを手伝ってもらいやっとの事で仕上げた。

 他にものれん等を依頼されているが、今は筆を見るのも嫌で先送りにしているところである。

 一生に一度の大苦心作でした、再度やろうという気持ちにならない事を願っている。