指揮:小松長生

    ゲスト:古今亭 志ん輔

企画・製作:五島励二

「ガッくんの楽器探検」脚本:五島励二 古今亭 志ん輔

Photo:竹原伸治

今までの5回は「オーケストラから飛び出すモンスターたち」というコンセプトでしたが今年からは「オーケストラから飛び出すヒーローたち」になりました。

まず1曲目。

J.Williams 「インディー・ジョーンズ」レイダース・マーチ

ジョン・ウィリアムズ (1932〜 アメリカ)

考古学の博士で冒険家のインディーは、ハラハラドキドキのヒーローだ!

「あ、怪獣だ!!」

「助けてくれ〜!!」

と、舞台に出てきたのは一般市民。(の役のステージスタッフ)

右上に(可愛い)怪獣の絵が見えるでしょうか?

ちょっとライトの影になってしまって見にくいですが。

その声を聞いて駆け付けたのがヒーロー ウルトラセブンの子分の

ウルトラ コブン!!

「全然カッコよくないじゃないか!」とどつかれます。

でも仕方ないんです。

今日はもう2匹こらしめて、これで3匹目なんです。

お疲れのウルトラ コブン...。

実は古今亭 志ん輔師匠。

毎回いろいろな設定で出演して下さいます。

2曲目は

Bizet "カルメン"第2組曲より「闘牛士の歌」

ビゼー (1838〜1875 フランス)

スペインのヒーローと言えばこれだ。猛牛をやっつけちゃう"闘牛士!

闘牛士の扮装の志ん輔師匠。

そこへ出てきたのは牛?....馬?(実は事務局の安江正也氏)

 

この馬さん、昨年は違う役で出てこなかったっけ?

さて3曲目は

Grieg "ペール・ギュント"より「ソルヴェーグの歌」

グリーグ (1843〜1907 ノルウェー)

冒険野郎ペール・ギュント。でも本当に偉いのは恋人のソルヴェーグ。

次は

K.Koyama "管弦楽のための木挽歌"より「盆踊り」

小山清茂 (1914〜 日本)

お祭りで人気者と言えば盆踊りの真ん中でカッコよく叩く"やぐら太鼓"!

あれあれ、志ん輔博士がリズムの講議。

助手(実は企画製作の五島励二氏です)を使って実験です。

足は4拍子で左、右、右、左と足踏み。

次に裏拍子で手をたたきます。

これはめちゃくちゃ難しいです。

助手さん、完璧じゃないですか!!

わかりにくい楽譜ですが試してみて下さい。

上で実験したリズムの曲です。

Khachaturian バレエ音楽"ガイーヌ"より「剣の舞」

ハチャトゥリャン (1903〜1978 ソ連)

刃物を持ってダンスなんて危ないぞ〜。でも上手に踊ればヒーローだ!

そしてお待ちかね!!

『古今亭志ん輔コーナー』

K.Sugiura 音楽物語「ガッくんの楽器探検」

杉浦邦弘 (日本)

ピアノを習い始めた"ガッくん"。しかし飽きっぽい"彼"のこと、続くのかな?

ピアノを習っているガッくんが、つまらないハノン、

巧く弾けない「エリーゼのために」を

オーケストラの中のオタスケマンが一つずつ

練習の仕方を教えてくれます。

 

「エリーゼのために」を練習していると

何やら似たようなメロディから...

冬のソナタの曲へ.....ヨン様まで登場!

素晴らしい演技力を見せてくれたのはライブラリアンの林知也氏。

オーケストラみんなの笑い顔が見えますか?

表情までそっくりだったんですよ。

志ん輔師匠もびっくりされたのでは?

練習が進むうちに「エリーゼのために」も上手になり

ハノンも楽しく弾けるようになっておしまいです。

素晴らしかった志ん輔師匠にもう一度拍手!!

 

ここで前半終了。

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