新日フィル 2002 親子コンサート

オーケストラから飛び出すモンスターたち後半

プログラム 後半

休憩のあと

Berlioz 「ラコッツィ行進曲」

J.S.Bach 管弦楽組曲第3番より「アリア」

Holst 「木星」

Y.Kimura『千と千尋の神隠し』より「いつも何度でも」

Wagner 『ローエングリーン』より「エルザの大聖堂への行進」

***アンコール***

J.シュトラウス かじ屋のポルカ

Never Ending Storyより

後半1曲目はBerlioz の「ラコッツィ行進曲」

 

志ん輔師匠がお茶の水博士になって出て来ました。

和音の講議が始まります。

弟子になって出て来たのが今回の企画製作の五島励二氏です。

志ん輔師匠、五島氏、小松氏でビールびんでドミソの和音を吹きます。

綺麗にハモりました。

会場が参加することになって講議は進みます。オーケストラも声で参加するので、代表でビオラの篠崎さんが高いドを歌いました。

1階席がド、2階席がミ、3階席がソ。

志ん輔師匠のリードのもと、何回かの練習で会場中にきれいな和音が響きます。

そして和音の美しい曲、J.S.Bach の管弦楽組曲第3番より「アリア」

 

次にコンサートマスターの崔文洙氏はいろいろ特技があるんですが、その中の『宇宙と交信』できる話を伺います。

「それではお願いしましょう!」

ところがまだ力が足りなくてできません。

この演技はオーケストラ大爆笑。

こちら(348k)をご覧下さい。

めったに見られないオーケストラの爆笑風景です。

崔氏の足りない力を補うため会場のお子さん達にエネルギーを送ってもらう事になりました。

ぞくぞくと舞台に上がって来ます。

こんなにたくさんの子供達!

メンバーのお子さんもいましたよ!

力が充分に補充されたため『宇宙との交信』が始まりました。

『宇宙との交信』---実は、Holst の「木星」の初めのフレーズでした。

Holst の「木星」の演奏が始まります。

初めは客席を見ていた子供達が舞台を振り返って見始めました。

本当に真剣に見て、聴いてくれました。

子供達のエネルギーを感じました。

クライマックス!

舞台の上は200人以上です。

 

インタビュー

「客席で聴いていたのと同じでしたか?」

「はい」

「すごかった」

「下から振動が伝わって来た」などなど。

 

そして今や超有名になった映画『千と千尋の神隠し』よりY.Kimuraさんの「いつも何度でも」

『千と千尋の神隠し』は新日フィルがレコーディングしましたが、唯一オーケストラ曲でない「いつも何度でも」は演奏しておりませんでした。大好きな曲なので嬉しかったです。

 

最後はWagner 『ローエングリーン』より「エルザの大聖堂への行進」

***アンコール***

「何か一発お願いできますか?」

「一発と言わず何発も」

「何発も?.....」

実は J.シュトラウスのかじ屋のポルカを志ん輔師匠に手伝ってもらって、パーカッションの中谷氏と一緒に演奏しました。

かじ屋の音を表わすのに叩いているのは本物のレール。JRと東急のレールだそうで微妙に音程が違います。

本当に最後の最後。Never Ending Storyでエンディングでした。

お子さん達も大勢いらしてくださいました。

不思議な事に、こちらが真剣に演奏すると 子供達がどんな静かな曲でも物音を立てずに聴いていてくれます。

これはとても嬉しい事でした。

知り合いの方がお客様にいらしたんですが

「木星の時に子供達があんまりたくさん出て来てびっくりした。

あんまり静かだったからあんなにたくさんのお子さんが座っている事に気がつかなかった。」

とおっしゃっておられました。

因にこの方はN響の定期会員のこともあった方なんですが、親子コンサートを大変に楽しまれたそうです。

「演奏も素晴らしかったし、すごく楽しかった!」と何回もおっしゃって下さいました。

 

まだ聴きにいらした事のない方はぜひ来年いらしてくださいね。

何回もお出で下さった方々もぜひまた楽しみにおいで下さいね!!

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