新日フィル 2002 親子コンサート

オーケストラから飛び出すモンスターたち

指揮:小松長生

ゲスト:古今亭志ん輔

テューバソロ:杉山康人*

今年もまた楽しい楽しい親子コンサートが4月29日にありました。

もう3回目の「オーケストラから飛び出すモンスターたち」です。

初めての方はもちろん、去年、一昨年と楽しんで下さった方々もたくさんお出で下さって、お陰様で満員でした。

プログラム

J.Williams 『スーパーマン』 テーマ

Grieg 『ペールギュント』 「山の魔王の宮殿にて」

Tschaikowsky 『白鳥の湖』「情景」

R.Korsakow 「熊蜂の飛行」

Anderson チキン・リール

Mascagni 『カヴァレリア・ルスティカーナ』「間奏曲」

G.Kleinsinger 音楽物語『テューバのタビー』 *

***休憩***

Berlioz 「ラコッツィー行進曲」

J.S.Bach 管弦楽組曲第3番より「アリア」

Holst 「木星」

Y.Kimura『千と千尋の神隠し』より「いつも何度でも」

Wagner 『ローエングリーン』より「エルザの大聖堂への行進」

***アンコール***

J.シュトラウス かじ屋のポルカ

Never Ending Storyより

まず、スーパーマンで幕開けです。

スーパーマンも元々はクリプトン星からやって来た宇宙人。

世にも不思議な物語のテーマの途中で会場は真っ暗に...。

(暗くなってからの音楽はみんなで暗譜したんですよ!)

そして真っ暗になった時、オルガンの前に人陰が....。

一見ダースベーダーかと思いましたが

実はタモリの弟「ヘモリ」さん。

サングラスを取ったら、あらあら...?

本当は毎年司会を担当して下さっている

古今亭志ん輔師匠でした!

 

魔物の第一番目はGrieg 作曲『ペールギュント』 「山の魔王の宮殿にて」

古今亭志ん輔師匠が舞台に登場。ご挨拶です。

曲の紹介をして下さいました。

Tschaikowsky作曲『白鳥の湖』より「情景」

 

Anderson作曲 チキン・リール (ひよこの踊り)

ひよこが踊っているとお母さん(にわとり)が心配して覗きに来ます。お母さんはオーボエ。にわとりの帽子をかぶっています。「お母さん」が見えているメンバーと見えないメンバーの表情の違いがわかりますか?

帽子を目深にかぶっているので、譜面が見えにくそうだな、と思ってあとで聞いてみたら、にわとりの顔がよく見えるように深くかぶったんだそうです。エライ!

R.Korsakow 「熊蜂の飛行」の演奏の後

金管楽器の方のマウスピースでのハチの羽音で

網を持った志ん輔師匠が現れます。

ところが自分の鼻の頭に!

指揮の小松長生氏に網をかぶせられました。

騒がしい曲の後は静かに。

Mascagni作曲 『カヴァレリア・ルスティカーナ』より「間奏曲」

この曲はオルガンが入ります。

オルガンは企画協力とアレンジをして下さった鈴木隆太氏です。

 

演奏会の一部分をお楽しみ下さい。(QuickTime)

タビー登場! (420k)

ほんのちょっとだけ師匠と杉山康人氏のアドリブ (448k)

そして志ん輔師匠の話術とテューバの杉山康人氏の演技力で仕事を忘れてしまう程笑わせてもらいました。

テューバが上手なのに、他の楽器からはバカにされ、いつも伴奏の"ブン、バン、ブン、バン" しか演奏させてもらえなくて不服だったタビーが、いろいろあってメロディを吹く機会ができたけれど、メロディが綺麗に聴こえるためには"ブン、バン" がとっても大事で、自分でも嫌いじゃないことを見つけることができた物語です。

良く出来ている音楽物語です。曲をお聞かせできなくて残念ですけれど、 雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。台本ほとんどそのままで、写真入りです。

G.Kleinsinger

音楽物語『テューバのタビー

重いので別ページにしました。)

ここで休憩

***

後半はこちら

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