ベルセルク23巻

5月にはまって、もう忘れてるかと思えば…。ちゃっかり発売当日、買いにいっちまたよ。
しかも、ついでとかじゃなくってわざわざ(爆。)ちゃんと朝の9時ごろ、思い出しちゃうんだから。
ゴミ出すのは忘れんのにさっ。
なんつーか、男の弱音がむしょーにツボなのよ…。
現実にあんなふうにゴチャゴチャ言ってたら「どげしっ!」やけど。
生きるの死ぬの言ってる人の弱音は聞いてあげたいわん。
思えばガッツも随分変わった。孤独な剣士が今じゃ弱音を吐き旅の同行者を認めるに至ってる。
モノ書きサイドから見ると、環境を変えることで新しい展開を狙ってるのかな、と思える。
相変わらず孤独なガッツでは今までと変わった話はできず、読者にも飽きられる。でもそれは人間の自然な変化と進歩として描かれている。そういう心の移り変わりと人間描写の自然さが、私がベルセルクを好きな所以だ。
ただ、どこまでもライバルを意識しつづける度合いが、男が考えるその度合いってのがちょっと理解しがたい。
自分にとって宝だった人達、時間、思い出のことごとくを、己の欲望のためだけに取り上げた男に復讐を挑む。これはわかる。
でもどうもガッツのグリフィスへの想いはそれ以上に見える。焦がれるほどに求めるライバルであり、人生と、いや生命と等価なものとして描かれている。
怒りが全身を支えているからといいつつ、グリフィスを自分の生きがいとして愛しげに追ってるように感じる。
女はこんなに焦がれるのは異性に対してだけだね。なんだろう、この差は。だれか教えてくれ。
一生の謎だ、男にとってのライバルって…?????

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