2003年03月の週間少年ジャンプ



WJ/WJ14号感想/2003.03.03


 ラインバッカーになっちゃった12号です(アメフトポジション適性診断)。逆立ちで歩けるようになったら天下無敵だって。俺できますよ。いやネタじゃなく組技系のスポーツやる人は大抵できる。

■アイシールド21
 今回も面白いです。毎回こればっかだけどホントに面白いんだもん。気持ちいい思想をスパッと脇役に語らせるのもこの作品の魅力。今回の野球部監督の人物評価の割り切り方とか好きです。

■ワンピース
 トナカイ生死不明。そしてナミも成り行きで戦闘場へ。まあそれはともかくゾロ燃えだろ。予想通り鉄の試練へ鉄を斬れる男が空から参入。今回サンジが脱落しちゃってるからゾロに燃えるしかない。オイ、黄金よこせ!

■ヒカルの碁
 秀策との関係を一言で言い表すの難しいよな。言葉たらずだと絶対くらーい変質秀策マニアだと思われるし。
 フフフ、どーでもいい話だが今週の塔谷の台詞くらいなら俺も韓国語で喋れますぜ。まあ作中で塔谷は半年も勉強してないのがムカツクがな。

■こち亀
 あ、人情系の話は久しぶりですね。地味にいい話でした。小夜子を一言も喋らせないで完結させたあたり演出にこだわりを感じましたし。

■いちご100%
 だ、誰か河下先生の暴走を止めてやってくれ。いや、むしろヤンジャンに席空けとくんでそっちへ。

■プリティフェイス
 完成度が高い話だと思いました。娯楽の構成が上手いっていうのかな。一時俺的打ち切り筆頭候補だったんですが、こういう水準で描き続ければ生き残れると思います。

■ブラックキャット
 眼鏡=シャオリーにホっとしたのは僕だけじゃないハズ。新キャラ増やすたびにまとまらなそうでヒヤヒヤですから。

■ハンター×ハンター
 先々週くらいから溜めの回なんだよな。ようやく次週からバトルで盛り上がりそうだ。無論盛り上げのための上手い溜めです。

■ジョジョ
 サブタイの「いいわ」が普通に泣ける。やはり死んでしまうのかアナスイィ。

■グラナダ
 フェッサーカッコいいよ。運命を変えて生き残って欲しい(作品的に)。


WJ/WJ15号感想/2003.03.10


 三菱ライトンフィギアが欲しい感じの第15号です(背面広告)。ブタかー。

■こち亀
 昴くんちょっとコワイ。眼が☆です。
 両さんの昔話は毎年恒例なんですが、友人知人のために少年両津がなにかしら無茶な計画を立てるっていう慣例化したストーリーの枠組みは結構好き。東京タワー登ってる場面は煙突登りのエピソードを思い出しました。「お化け煙突が消えた日」知ってます?少年両津篇ではあの話が一番好きかなぁ。

■ワンピース
 犬ですね。犬ですよ。多分この犬が重要なんじゃないかな。最後の五人って犬もありかなぁ。オームが鉄の試練を解説してるコマの横向きの犬がツボです。
 一方ロビンの歴史探索も一つの物語になってます。これはこれで別に連載できそうな感じ。いやストーリー的に繋がるのか。エネルの目的とか黄金とかシャンディアの歴史とかどう纏まっていくのかに期待。
 トナカイが亡骸に……

■神撫手
 新人の人の読み切り。絵を見る目から人間を見る目に発展させて、幅広い意味での審美眼をキーポイントに置いてるあたり素朴な面白さが滲んでいて好感。ただかなり同じような方向性で絵画をテーマに扱ったストーリーがマガジンの『奪還屋』にあったんだよな。しかも『奪還屋』が一番面白かった頃のテイストで。あのエピソードは見事過ぎたんで比べられてしまうともう新人的には勝てないよな。そんなにシニカルな読者は多くないようにも思うが「マガジン」と「ジャンプ」だからなぁ。メイン読者層の少年達でも両方読んでる人多いんじゃないだろうか。やや戦略的にまずかったかも。全体としては新人として及第点なんだが。

■ハンター×ハンター
 ビスケの台詞をゴンが回想してる部分と、ゲンスルーがゴンを分析してる部分とが紛らわしくて一瞬混同してしまった。一コマくらいビスケの顔描いて欲しかった。
 あくまで頭脳派のゲンスルーは敵としてカッコいいね。

■ブラックキャット
 予言眼(ビジョンアイ)を20分も使えるようになったら無敵だって。誰も勝てないって。トレインいらないって。ジョジョ5部のラスボスの能力の一部だぞそれ。
 今回面白かった。イヴ中心視点からすると。

■いちご100%
 アウト?セーフ?今度の編集長は河下先生に寛大ッポイ。

■ジョジョ
 この物語は神父を主役に添えたのかもしれないな。ラスボスはエンポリオ。
 どうなんのかまったく予想できん。徐倫の「父さんが救いに来てくれる…」あたりの台詞にまだ承太郎活躍の予感を感じるが……それともホントに死んでしまってる現実と対比させた無情な演出なのか?

■ジャガーさん
 今週のジャンプで一番の燃えポイントです。ピヨ彦。


WJ/WJ16号感想/2003.03.17


 「ワンピース」の映画観たいけど時間的に無理。来年のは観たいなぁ。ちなみに前作観てません。「FF]2」やりたいけど時間的に無理。「]3」はやりたいなぁ。ちなみに「]」やってません。というかPS2欲しいけど金的に無理。PS3は買いたいなぁ。ちなみにドリームキャストは持ってます。そんな16号。

■ワンピース
 犬>ワイパーでしょうか。本編は途中経過的でクライマックスはもう2〜3週先な感じ。今週はワイドな扉絵が良い。寝てるトナカイが特に。トナカイなんで寝てるんですか?酔いつぶれたのかと思ったんですが飲んでるの緑茶ですよね?盛られた?

■いちご100%
 最近「ジョジョ」は誰か死亡の絵で衝撃的に次号に続くのが多いんですが、こっちは誰かのエロ絵で衝撃的に続くことが多いです。
 教科書に和訳全部書いてるヤツっていたなー。でも学習理論的にダメらしいぞ、英語のまま理解する癖がつかなくて。

■ドーミエ
 斬新。こういう発想の柔軟性って見習いたいわ。同じネタは使えないだろうけど次も頑張って欲しい。新人の人の読み切りです。

■ジョジョ
 加速し過ぎ。読んでて頭痛くなってきた。時の加速についていける動物がポイント?シロクマに体を括り付けておいて、闘ってもらうとか。

■グラナダ
 14週という半端な数字で打ち切り。「分かりづらくてごめんなさい。それでも読んでくれてありがとうございました」という巻末コメントもさわやかで、全体的にすがすがしく駆け抜けて打ち切られた感じの本作。「運命」とか「科学」のネタは好きなんでうまく焼き直してまた復活してほしいなぁ。

 今週感想短めでスマヌ。


WJ/WJ17号感想/2003.03.24


 さよならタトゥー、そして来週から新たな新連載、春を感じる17号感想。

■ナルト
 なんか普通にイイ話になってきてる。ナルトは最初の方読んでないんですが、古本屋や漫画喫茶あたりで補完したくなってきました。ナルト、自来也、シズネと一緒に走ってるブタは何?こんなのいましたっけ?忍豚(トン)?やっぱ前の方読まねば。

■ヒカルの碁
 親総登場。ヒカルママ、社パパ、塔谷パパ視点もこの北斗杯篇には盛り込んでるのね。社が親に認められるか否かみたいなストーリーも描くつもりなんだろうか、だとしたら社メインの回もアリ?わりと救われて欲しいキャラなんで描いてやってくれい。

■ブリーチ
 今週の表紙好きだな。捕らわれのヒロインって感じで。この表紙だけでルキアが一番好きだ。コレも最初の方読んでないんで全然どんなキャラか分からないんですが。

■テニスの王子様
 ネオ波動球って感じでしょうか。次は雷獣波動球ですね、ラケットを地面にこすって発射するという……人ごとゴールにたたき込みます。スイマセン、テニスのルールよく分からないもので。

■しろくろ
 結構面白かったですよ。51ページというボリューム、未成熟ながら頑張ってる感じの絵、ギャグセンス、ピコっとイイ話……こういった要素が作り出してる全体の雰囲気に好感が持てた。でも多分ジャンプ連載向けではないんだよな。青年誌の方がマッチするオーラを感じた。3週間で描いたという切羽詰まった巻末コメントも含めて、描いてる人はオモロイ人なんだということが伝わってきました。

■ミスフル
 初めて?うむ、多分初めてギャグパートで笑った。キャプ翼ネタの所。世代限定ネタが熱い。

■野球狂師の詩
 バカギャグ漫画。でもホントただのバカ漫画でなぁ。ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオンあたりのギャグ漫画水準には残念ながら達してない感じ。今流行ってるギャグ漫画はバカ漫画でも作ってる人はバカじゃない感じが満々だからな。コレはちょっと描き手の懐の深さが感じられぬ。うむ、珍しく厳しいコメントつけとる自分。

■いちご100%
 作者的に西野の扱い方がデカイ気がする。いっつも登場は大コマだし。もしや逆転で西野エンドではと思わせるほどに。

■ハンター×ハンター
 ナウシカが実は巨神兵だったような衝撃を受けました。意味がある嘘として存在自体が嘘だったてことなのかなぁ、なんかちょっと精神的ダメージが……つーかお前ゲンスルー倒せるだろ。

■ブラックキャット
 これこのまま最終決戦にいって欲しいな。星の使徒も時の番人も全員集合させちゃってさ。

■ジョジョ
 うわぉ。こういう宇宙論はたしかにあるよな。しかし少年誌でやるかねー、青年が読んでてもかなり思考がついていってないが……ここまで話がデカクなるともう7部は無さそうだなぁと、そんな所で切なさを感じてしまいました。

■ジャガーさん
 原チャで轢かれるコマが面白すぎた。なんでバイクやねん!って突っ込むのも憚れるほど笑った。


WJ/WJ18号感想/2003.03.31


 全然関係ないけどボブ・サップがミルコに負けた。クライミングビーストって一体どういう技だったか気になる。そんな夜に読んだ第18号。

■闇神コウ〜暗闇にドッキリ〜
 ぼーん。ここまで輝きが無い新連載も久しぶりだ……グラナダ、タトゥーが輝いて見える。鬼、唐突に出てきすぎ。殺すーってイキナリ言われても……霊媒師も脈絡無く出てきすぎ。そんな世界設定解説されても……全体を覆ってるノスタルジーを感じさせる10年前のジャンプ的雰囲気だけは結構心地よいんだが。

■ワンピース
 犬もアリ(バトルロイヤル参加者にカウントされてる模様)。

■ブリーチ&ナルト
 最近では空鶴と綱手が好きです。別に巨乳は関係なく。

■ブラックキャット
 なんか突然に最終決戦ムードです。でもそれはかなり歓迎。このまま最終決戦を描き切って終了というのが丁度よい作品だと思う。このまま最終回まで盛り上げていけば普通にエンターテイメント作品として終われる。また逃げられた!という展開はもう通じない。

■ジョジョ
 かなり感銘受けてます。心が震えるほどヒートしてます。人類の幸福がこういう形で語られるとは思わなかった。時の加速と人類の幸福がこういう形で結びつくとは思わなかった。そういった壮大な仕込みをしておきながらあくまで物語が向いているベクトルは一貫しているのがカッコいいです。こういうものを描きたい、こういうことを伝えたいという作者を突き動かしてる原理のようなモノを感じます。細部説明は荒木理論でテキトーに済ませちゃうこともある荒木先生ですが、この「ジョジョ」を貫いてる芯のようなものは「確か」なんだと感じました。5部のエピローグでやや明示的に描かれた「決められた運命に如何に相対するか」という主題の解答をこの6部では描いてくれるんだと思います。一思想物語として今から結末が楽しみ。

■ハンター×ハンター
 キルアかっちょイイね。
 ここまでの所作戦も何も単なる各個撃破なんですが……ゲンスルー一人がそんな作戦を有するほど強いってことですか?ゲンスルーにビスケ当ててればそのまま各個撃破で終了したような。



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