+2005年12月の週刊少年ジャンプ+

■53号/WJ感想
 

 ONE PIECEついにロビンの過去編始まったー!と一人喜びしてた52号。ONE PIECEだけは月曜の朝のうちに読んでいて、その日は朝からテンション上がっておりましたよ。

●ONE PIECE

 冒頭で書いた通り、ついにロビンの過去編始まったーっ!と一人盛り上がりな今回。切なくパンかじって家事こなしてる所から、オハラ図書館で考古学者達に迎え入れられて破顔する流れまでで大満足です。まじ、数年くらいこの過去編を待ってたんじゃないだろうか。挿入されるタイミングも文句ないんで、是非ワンピらしい密度があって最終的には泣かせる過去編にして欲しいです。

 地図の上から眺めるような世界の見方をロビンが非してましたが、世界を地図から眺めるように俯瞰して見るか、実際に現場に立ってフィールドワーク的に見るかの対立がバックに。ロビンは勿論フィールドワークタイプの学者であることが今まで描写されています。っていうかONE PIECE自体がフィールドワーク的な面白さを是とする漫画です。新しい島につくと、必ずその島独特の風土、環境をルフィ達が体感して、フィールドワーク的な面白さを表現してくれます。上からごちゃごちゃ言うよりも、実体験していこうという漫画です。

●アイシールド21

 昔ハァハァ三兄弟絡みのシーンで、TVからオンリー1万歳の歌がちょっぴり(作中的に)批判的な感じで流れてるカットが入ったのとか、しつこく描いている凡才の努力とか、無条件で得られるということに関しては厳しいメッセージを発してる漫画です。なんで、瀧、無条件で神様から愛されてるというのが否定されて、自分の力、努力による高みへという1話。ラスト2ページはすこぶる熱いです。

 アイシールド21は時代のエースナンバーで複数人いると謎が判明。でも時代に一人だから、セナのこの時代の本物はやっぱり一人いるわけで、その一人が今後どこかで出てくるのかな。まだ、本物アイシールド21が明らかになる!というサプライズ回が入る余地は残ってます。

●べしゃり暮らし

 バトル漫画で勝つか負けるかハラハラして過程を読む感じで、圭右のギャグがウケるのかスベるのかでハラハラしながら過程を読める漫画です。圭右と辻本はやっぱり理解しあってコンビになっていく感じ。辻本側からの歩み寄りイベントが次あたり起こりそう。

 ヒロインの女の子が、最初下ネタの圭右に対しては非する感じだったのに、校長の横暴というイベントを得て、今回のラストでは「グッジョブ」と圭右支持に裏返ってるのが面白いです。体張って自分支持に巻き込んでいく圭右は少年漫画の主人公の王道を行ってます。

●BLEACH

 一角なんてサブキャラでこんなに話数引っ張って魅せてるのが凄いです。長くやったソウル・ソサエティ編のキャラクター紹介作業が花開いてます。一角でこれだと、ソウル・ソサエティ編の隊長格全員に見せ場つくったらどれだけ続くのかという感じです。バトル漫画であと数年はやれます。でも、BLEACHはもうバトル漫画路線と定めたようなのでこれでヨシ。

●ムヒョトロージーの魔法律相談事務所

 本格的にムヒョなし、ロージーだけパートが開始。天才ムヒョが魔法律で霊を倒すカタルシス抜きで、ロージーの頑張りとか努力の描写でも読者を引っ張っていけるとの判断でしょうか。

 ムヒョの変わりに最低限ロージーの仲間になるキャラが出てこないと話が展開しづらいと思うんですが、今井さんがそのポジションに収まるのかと思ったら、どうもこの辺りで一時ロージーとは離れるっぽいです。となると、今回出てきたリリー・マリル兄妹がそのポジションかなぁ。

 リリー・マリル兄妹にめっちゃカップルにされてましたが、ロージーと今井さんのペアはかなり好き。今井さんカムバックぷりーず。

●タカヤ−閃武学園激闘伝−

 ツライ時に「頑張れ!」って言ってくれる彼女か、「休んで!」って言ってくれる彼女か。どっちもありがたい言葉なんで優劣は無いと思うんですが、渚ちゃんは前者。バトル野郎になってきたタカヤとは相性が良いです。もう一人ヒロインがいて、そっちは「休んで!」て叫ぶとか、対比になるとまた面白かったかも……とちょっと思いましたが、この前ヒロイン勝負とか見ても、タカヤのヒロインはイケイケタイプの人が多いんでそれは無いかな。あんまり負の感情、後ろ向きな感情が出てこないのがタカヤの魅力なんで、やっぱり渚ちゃんが「頑張れ」って叫んで少年主人公たるタカヤが根性で復活……で良いのか、やっぱ。
 
■01号/WJ感想
 

 週遅れになる前に軽く。
 私事が色々と片付くまでWJ感想はこんなペースになりそうです。ご了承下さい。と言いつつ次号のロビン過去編が面白かったらノリノリで書いちゃうかもしれませんが。

●ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

 しばらくロージーパートだけで進むのかと思ってたんですが、冥王と契約なるイベントで、ムヒョパートも同時進行。あれです、ムヒョパートもロージーパートも修行編、パワーアップ編なんですよね。これは、お互いがパワーアップして再会する時のカタルシスが大きそうです。1、2話でまったり完結の除霊モノをやってた序盤も好きだったんですが、長めの大きい話も面白いですね。むしろ長い話になってから人気出てきた感じでしょうか。長い話の中でも、ラストは序盤の話と同様、ムヒョが主観でちょっと救いを入れちゃうようなラストがいいなぁ。

●魔人探偵脳噛ネウロ

 予想どおり寛容、広い心が作中では是とされて、吾代さんが弥子サイドに来たんで満足。まだ弥子が何もしてない分、最後に語りで美味しい所を持っていくと予想。アヤの時とか、この前の外人さんの時とか、エピソードの最後に弥子がちょっとイイこと語るのが型になってきてます。弥子語りの部分好き。普段ギャグキャラだからこそ、締めの語りのギャップが良い感じです。

●大泥棒ポルタ

 主人公はアイデア勝負&特殊アイテムで勝負の漫画なんですが、特殊アイテムの方のインパクトがちょっと弱いかなと個人的には思ってたり。偉大なるドラえもんの道具の魅力に追いつけるべく頑張って欲しいです。いや、ドラえもんほど何でもアリになってはマズいというのもあるけど。

 アイデア勝負の方は好感。大人向けミステリなんか読んでる人にはなーんだという感じのギミックかもしれませんが、こういうのに初めて触れるであろう子ども読者には結構面白そう。扉と蜘蛛の巣の見解について、敵方と化かし合いするあたりはライトながら面白かったです。最後に救出したサクライが!というサプライズもベタながら好き。是非バトルに持っていかずこの調子で頑張って欲しいです。バトル封印は掲載位置的にはきつそうですが。

●Mr.FULLSWING

 ちょっぴりじーん。家庭の事情で色々という話には弱いです。
 それはともかく、キャプテン翼のジュニアユース編の如く、敵キャラだった人達と組んで戦うという最近の話になってから前より面白いと思ってます。屑桐とか、かなりキャプ翼の日向くんとダブリますが、キャプ翼でワールドユース編に入ってから今までの敵キャラが掘り下げられてきた感じで、屑桐くんも良い感じで今回のエピソードで掘り下げられたんじゃないかと。王道ですが最後に心からの共闘という話を読みたいっス。ジュニアユースの決勝戦で日向がスルーして翼に最後のチャンスを託したシーンの如く。
 
■02号/WJ感想
 

 やっぱりロビン過去編が面白いですわ。超長編のONE PIECEも、大きな話での核心部分に話が入ってきた感じ。

●ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

 リリー・マリル兄妹の研究成果を生かしたり、敵方だったエビス裁判官とも協力したりして、ようやっと雑魚敵一匹を倒してるロージーパートと、雑魚どころか冥王とかスゴいのが出てきてるムヒョパートとのギャップがイイです。目覚めはじめたロージーもスゴいけど、やっぱムヒョの方がまだまだスゲー、みたいな。僕的には研究成果とかギミック使ったり、色々協力して頑張ったりと、バイタルな一生懸命さが伝わってくるロージーパートが今は好きです。まだ至ってないキャラが一生懸命に頑張る様は好きです。

 ロージーは小技を膨大な煉を生かして連発する能力を身につけてパワーアップと予想。影分身が得意なナルトみたいな感じで、数で勝負のキャラ。数撃ちゃ当たるも極めるとスゲー、みたいな。

●ONE PIECE

 ワクワクの展開。

 過去編で描かれる様々な出来事、人物の想いを、現在でルフィが浄化するシーンがONE PIECE内で最高にカタルシス入る所だと思うんですよ。空島編も過去編でのノーランドとカルガラの物語が、現在でルフィが鐘を鳴らすシーンで全て報われる所が泣けるワケで。

 そんな感じで過去編と現在とのリンクが見えれば見えるほど、また過去の色々な想いをルフィが最後には浄化してくれる展開なのかなぁと期待感が増したり。現在ではルフィ(Dの一族)とロビンとCP9が対峙という状況なんですが、過去編でも今回ハグワール・D・サウロなる巨人族(Dの一族)と過去のCP9が出てきて、

 過去 幼ロビン サウロ(D) 過去のCP9
 現在 ロビン  ルフィ(D) 現在のCP9

 と、過去編と現在がパラレルにリンクという燃え状況に。過去編は悲劇で終わることが既に分かっているので、あの時悲劇に終わった過去を、それと同じ状況の現在ではルフィが救うと、そういう熱い展開になるのではないかと。

 またサウロがいいヤツなんですよね。前回ではオハラの考古学者達が幼ロビンの心の拠り所だったんですが、今回研究からハブにされちゃって、一番の拠り所がサウロに移ってきた感じ。で、現在ではアラバスタのシーンとかから、少なからずルフィがロビンの拠り所となってるワケで、ここにも奇しくも過去と現在でロビンがDの一族の者を拠り所にしてしまったというリンクが。

 現在のエピソードでロビンの心が浄化される場面は必ず入ると思うんですが、ロビンのみならず過去編でのサウロの想いをもルフィが時を超えて汲んでやるみたいな展開を期待しますよ。サウロは救い切れなかったロビンを、今度はルフィが救うみたいな、そんな熱い展開を。デレシ!!

●BLEACH

 BLEACHはもうバトル漫画として勝ち組みたいな気がします。ソウル・ソサエティ編でバトルキャラでキャラ人気を確立できたのがもの凄い強みになってるんじゃないかと。人気が確立されたキャラ達を中心にインフレバトルさせるだけであと3年はいけそうです。
 それでも、バトルもいいけど、バランスとして、もっと乱菊−織姫のイチャイチャパートなんかを入れちゃったらいいんじゃないか、というか入れて欲しいと思ってるのはナイショです。
 バランスバランス。ソウル・ソサエティ編ではやちるや雛森が担ってた少女分、貧乳分を補うべく、乱菊、織姫が見守る中、雨が活躍してるのもバランスの問題です!

●アイシールド21

 というわけで関東大会出場。あんまり最近感想書いてなかった気がしますが、毎週楽しみ度数高く読んでおりました。

 ただ、王城との因縁の対決とか、神龍寺戦で描かれるであろう天才−凡才テーマの最終的な着地とか、大きい部分ではまだ見所が残ってるんですが、小さい部分の燃え伏線はこれまででほとんど消化してしまったのが気になります。ムサシ復活も、セナのセナとしての出撃&まもり姉ちゃんバレも全部やっちゃいましたからね。これからどうやって話作っていくんだろう。今から伏線、因縁をもう一回張るパートが再び入るのはあんまり歓迎じゃないんですが。ただアレですね、雪光先輩の初参戦燃えへのタメはまだ消化されてませんね。今話でもフィールドを見つめる雪光先輩の姿を映したコマが一コマ入るのが切なく、また、このタメがまだこれから昇華されるんだ!と期待を持たせてくれました。まあ、伏線とかタメ随分使っちゃったんじゃない?なんて素人の心配を吹き飛ばすほどに今後も面白い話で引っ張っていってくれるのに期待してますが。

●FALLEN(フォーレン)

 読切。

 MTBのダウンヒルという、読者には馴染みの薄い分野を、とんでも必殺技とか出てくるワケではないリアル路線で描いた、ユート打ち切り何かから感じるに、最近のWJでは中々生き残れないタイプの話でした。
 でもユートも好きだったんで、結構楽しく読めました。新しい知識が漫画で読めるのって単純に好きです。
 ラストがね、結構好きですよ。まとまってないじゃん!とか投げっぱなしじゃん!みたいに言う人もいそうですが、主人公が精神的に走り出した所で終幕。オチとかしっかり用意されてるワケじゃなく、テーマの部分が走り出した所でどーんと終わる終わり方。僕の小説の方の読書経験では結構ある終わり方で、ワリと好きです。ヘタにこじんまりとまとめパートを入れてないがゆえに、スっと読み終わって本を閉じれる所が良いのですよ。それでいて作中ではまだまだ話が続いていくような感じ。終わり方として、壮絶にアリです。

●みえるひと

 続くのー!!

 ……が第一印象。姫乃のまとめ語りで今週で最終回くらいでも結構綺麗にまとまったと思ったんですが。

 で、基本的に好きなんで続くのは歓迎で、しかも今話中盤くらいまでは雰囲気的に前々から希望していた姫乃の日常パートになっていくのかなぁ、姫乃のお友達の女の子の新キャラでも登場するのかなぁ、なんて期待も抱かされてたりしたんですが、ダメでした。がっつりマンホールに落ちて非日常編続行でした。新しい女の子を出してキャラモエを狙うよりも、岩代先生は地蟲(チコ)なる人外陽魂を出す道を選びました。本物明神もオヤジだったり、なんか、美形は描かん!みたいなポリシーでもあるんでしょうか。とりあえず地蟲のブタ鼻にモエとこうと思います。

●Mr.FULLSWING

 やはりキャプ翼ジュニアユース編を思い出します。キャラ押し、選抜展開、とんでも必殺技が飛び交う……など、共通点多し。今回の屑桐くんのパターンも、キャプ翼でも病院の彼女に付きそう松山くん……みたいな話があった気がしますし。

 キャプ翼と違って主人公が最強キャラじゃないのがイイ所ですかね。猿野はまだまだ未成熟。今回なんか、ホームラン打つのは牛尾くんですし。キャプ翼は翼くんにボロボロにケガさせて強さを調節してましたから。まだまだ努力、修行パートメインの猿野ラインは好きです。掲載位置が掲載位置ですが、ここまできたんだから決勝戦までは続いて欲しいな。

◇番宣

 今年もやってきます、やってきちゃいます、スノウムレイディオ

 『有無』のムーさんと、『SnowSwallow』のYukimiさんが年越しでジャンプについて語るという漢気溢れるネットラジオ。

 去年は僕は番宣だけ協力して、本放送はちょこっとしか聴けなかったんですが(でも聴いてましたよ?ディグレのラビの棒が云々の辺りの熱いトークを聴いてましたよ?)、今年は今の所紅白見ながらときおりスノウム!くらいの勢いで聴いてみようかと思っております。

 正直、たまに思い出して気になってました。大晦日何して過ごそうか考えるたびに、あれ、今年はやるのかな?みたいな。

 そして正直、お二人とも社会人だし、時間合わせるの大変だろうし、今年はやらないかな、とも思ってました。しかし、そんな杞憂を吹き飛ばす、お二人の熱い絆を見せつけられて感激しております。

 お二人とも彼女持ちなのに……

 「ごめん。本当にごめん・・・!俺、今は西野を大切にしていきたいんだ。・・・だから」(東城の告白を真中が断る『いちご100%』の名場面より)

 ってな感じで、

 「ごめん。本当にごめん・・・!俺、大晦日の夜はムーさんを大切にしていきたいんだ。・・・だから」

 という熱い名場面がYukimiさんとYukimiさんの彼女との間で繰り広げられたようです(注:本当のいきさつはこちら)。

 詳しい企画内容は以下のリンクからどうぞ。ジャンプ好きにはたまらない放送になること請け合いですよ?

 僕はアンケート、最も印象に残ったエピソード、「テニスの王子様」「樺地が手塚の百錬自得の極みまでをもコピーした場面」で解答済みです。

 お二人ともスゴイよなー、普通に仕事持ってるのに、この企画力と実行力。素で尊敬します。僕も仕事とか言い訳にしないでやる時はやる漢になりたい。

 それでは是非ともチェックしてみて下さい。↓

 
 
■03号/WJ感想
 

 週遅れになる前に軽く。ディグレだけでも語りたい。

●ボボボーボ・ボーボボ第2部

 パロまでいかないけど、北斗の拳第2部(アニメの北斗の拳2にあたる部分)の開始部を意識してるような気がしたのは僕だけでしょうか。新たな悪の支配者に世界が支配されていて、そこに帰ってくる伝説の漢というシチェーションが似てます。もちろん。ボーボボ=ケンシロウ、ビュティ=リンのポジションで。新バトルキャラも仲間ポジションで新たに登場というのも類似。コアラは期待しています。骨法ってまた色々料理できそうなのが来た。
 地味に仲間再集結話をやってくれそうなので、ギャグよりむしろ燃えの方に期待。魚雷先生との再会とか、今から考えるだけで熱そう。

●ONE PIECE

 そういえば青キジにロビンが脅えていた謎がまだ明かされてなかったのでした。過去編、ここまで絡んでくるのか。断片的だった情報が一つ一つ繋がって、過去のオハラを舞台に一つの絵を描きはじめてきていて良い感じ。最後にクザン=青キジが出てきたコマでまた一つピースがハマるのを感じました。この感覚は好きです。

●D.Gray-man

 「君はまるで仲間の僕らを守るためだけに戦ってるように見えます」

 1年前にこの感想で書いた、あのシーンでリナリーが口にする「仲間」の言葉が唐突な気がするという不満が1年ごしに解消。1年前が描写不足というより、1年前の時点ではなんでリナリーはそんなに「仲間」に特別な意味を感じているんだろう?と読者は疑問符付で読んでて良かった部分だったのかも。その疑問符が物語を経て解き明かされるという構成。今話でイノセンス適合者としてののみ見られて非人間的に扱われていた過去も踏まえて、ずっと教団の囲いの中で生きてきたリナリーにとっては仲間=世界とまで認識して生きてることが明らかに。それゆえに仲間至上主義のもとに復活、覚醒。1年前にアレンを止めて「仲間だから」と語るシーンを覚えてる人には燃え展開です。不満点だった箇所が1年越しのタメ伏線に裏返ったなぁ。リナリー物語イイです。1番好きなシーンの、ミランダ編のエンディングから1年。連載再開して、またあの時のような美しい1シーンを描いてくれるのに期待しています。
 
■04・05号/WJ感想
 

 週遅れになる前に軽く。

●アイシールド21

 残ってる伏線少ないなーなんて書いてたら、今までを東京編と総括して一区切り、次回から新展開へという運びになりました。おそらく新たな伏線、因縁を張り直して、長期連載態勢に入っていくモノだと思われます。また、これが後後に効いてくるシーン、伏線、描写になりそうだとか、その辺りを意識しながら読みたいです。一方で東京編〜全国編をまたいでのタメには長い分そりゃもう期待しています。やっぱり一番は雪光先輩の話かな。セナのアイシールド外しが作中最クライマックスだとずっと思ってたんですが、それが描かれた今、最クライマックスは雪光先輩で。

●氷姫奇譚

 現代劇恋愛モノながら、伝説、超常現象とファンタジー色も入ってる感じ。これはイイかも。次回作。普通に可愛い女の子と恋愛要素は要求されてそうですが、プラスアルファとしていちご100%にはなかった要素としてファンタジー色も入れてみるとか。物理的なバカ密着シチェーション作りが一つ楽しかったいちご100%ですが、ファンタジー要素が入ることでさらに柔軟で幅広いバカ密着シチェーション作りが可能になると思います。既にその片鱗が見えてて、超常現象を利用して微エロシーンが。「高嶺こんな大人っぽいカラダしてたんだ」。河下先生またジャンプで連載お願いします。

●テニスの王子様

 この時点で無我の境地という展開で余裕を見せる跡部。これは、無我の境地が破られる展開かも。無我の境地2の出番です。髪が逆立ちます。ウム、テニプリは決めゴマが多くてカッコイイな。

●家庭教師ヒットマンREBORN!

 ツナ独自の特性は"見透かす力"。これ、序盤からときおり片鱗を見せてたりしたのかなぁ。だったら素晴らし過ぎなんですが。単行本は集めてないんで確認できない。偽・骸の所で描かれたから最近だけどそれが伏線だったってことでまあOKですが。ツナ独自の特性で素のツナが骸に打ち勝つという展開を予想してたんですが、小言弾なる新ギミックで覚醒状態に変身と少年バトル漫画テイストになってきましたよ。もう、必殺技くらい出てきてもイイ感じ。ここからはノリです。

●魔人探偵脳噛ネウロ

 「パトロン探し編大佳境!」っていう目次のフレーズが面白かった。そんな名前のシリーズだったんだ!期待していた弥子語りが直接弥子の口からは出なかったのは残念ですが、吾代の口から「恐れもせず人の内側の表情までのぞきこんで来んだよ」云々の弥子の鋭さに言及するくだりが出たんで満足。同じ効果です。バトルとか謎解きパートでネウロが、心理とかそっち方面で弥子がしめる。ネウロのこの型が好きです。
 

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