2002年11月のSEED



SEED/第05話「フェイズシフトダウン」/2002.11.02


 今回はほとんど戦闘シーンでみっちり魅せました。一番盛り上がったのはフラガ大尉がキラのピンチに駆けつけてくるところかなぁ。その後何気にあのMAで四対のガンダム相手にしばらく戦います。もしかしてメチャメチャ凄いパイロットなのでしょうか。ファンネルのようなものを操ってるのも気になります。陽気にみせて、キラにストライクをキラ以外動かせないようロックしとけと指示したり、リスク回避にも冷静です。上の事情にも詳しそうです。この人株上昇中。フラガ大尉つながりで気になるのはEDの絵にフラガとクルーゼだけがいないのはなんか意味があるんでしょうか。メインキャラはほとんどいるのに二人だけいない……まさかラミアスの前の墓に入ってるのが二人とか?そのクルーゼはヘリオポリスを落としちゃったことで評議会から出頭命令が来たようです。まあそりゃ問題になるだろって感じで当然でしょうか……そうういえばヘリオポリスの戦いでキラはミゲル士を殺してしまってるんですが、あんまり苦悩する描写ってなかったですね。一人殺すか殺さないかで大騒ぎだった「るろうに剣心」とかとはアプローチが大違いですね。でもまあガンダムの主人公が人を殺すのは当然ってことで特に盛り上げないのかな。それでも友人は殺したくない。戦争ってそんなもんなのか。どうやらアスランにはザフト側に心休まる友人っていないっぽいです。だからキラを仲間にしたい……しかしぶっちゃけキラはアスランよりは今アークエンジェルにいる仲間の方が大事という選択をしているわけで、そのあたりアスランはかなり苦悩の色濃い主人公になりそうです。でもキラとラクスがくっつくんなら(OPより)、キラがザフト側に行く場面もこれから出てくるんでしょうな。それはかなり楽しみな展開です。次回はブリッツガンダムがデスサイズよろしくの活躍の模様。楽しみです。


SEED/第06話「消えるガンダム」/2002.11.09


 キラの投げ、フラガ大尉の手刀打ち、これに尽きます。MSパイロットは肉弾戦も強いのだ!フラガ大尉は微妙に過去の栄光が明らかになりました。かなりのエースパイロットの模様です。ストーリー的には防御力を過信して現実が見えていない上に、ストライクを利用して悪巧みをしようというアルテミスVSザフトの隠密刺客ブリッツガンダムVSアークエンジェルという図式か……結果はアルテミスが死亡。「アルテミスと心中はまっぴら」というラミアス大尉の台詞が印象的で、アークエンジェルクルーはいち早く、見張りに手刀打ち→脱出、ドロップキック→ストライク起動、タックル→ブリッジへGOって感じで全員集合。やられる前にササっと脱出します。この辺り勢いあって良かったなぁ。メカ的にはブリッツガンダムがカッコよかったです。とくにビーム状のサーベルの様な武器が…やっぱ位置づけとしてはデスサイズですかね。悪漢にからまれて主人公の怒りを買うなど、ぶっちゃけヒロインはミリアリアで決まりか?と思ったところに次週はラクスが初登場の模様。OPを見る限りは彼女がメインでキラとくっつくっぽい。むむう、毎週楽しみなのだ。


SEED/第07話「宇宙の傷跡」/2002.11.16


 やっぱりEDへ繋がっていく演出はイイね。キラとラクスの出会いがさも重要なファクターとして演出されてます。主人公とヒロインの出会い編。戦闘続きだった前回までとは変わって今回は物語の舞台背景を整えるための一話って感じ。第一話から言われていた「血のバレンタイン」が何だったのかが語られ、微妙にアスランの背景も明らかになります。ザフトでもかなり上の地位と思われる父に、歌姫の婚約者、それとおそらくは死亡している母……そういった人々をを背景に戦争に参加する決断をアスランは自主的に下している模様です。一方のキラ、しばらくの間引っ張りそうな場面として、狙撃によってMSを打ち落とす=人の命を奪うという場面がありました。この事実でしばらく苦悩するキラ、それを癒すラクスという構図になると予想……人の命を奪うという点ではキラは三話でミゲル・アイマンをぶった斬ってるんですが、こっちは殺らなきゃ殺られてた状況だったのでしょうがないというカウントになってる模様。やはり自身の身に切羽詰まった危険があるか否かというのは殺人の解釈として重要なファクターなのでしょうか。「不殺ず」を誓ってる剣心としてはどっちもアウトなんですが。どうでもいいですがラクス歌ってます。歌姫が職業なんであたりまえなんですが、初台詞の前に歌ってます。街中のあちこちのスクリーンでどアップで歌ってます。しかも政治的な場にも出現してる模様。日本にはちょっとこんな歌手いない。CD何枚くらい売れてるのか気になります。ザフトオリコンチャートでは連続初登場1位記録とか保持してるんでしょうか。


SEED/第08話「敵軍の歌姫」/2002.11.23


 いろいろカテゴリー化してみたりされちゃったり。ナチュラル―コーディネーターでくくってみたり、軍人―非軍人でくくってみたり、最終的に個人は個人でくくればいいさと言ってみたり。最後のスタンスが魅力的ですが、個人という単位でアイデンティファイする価値とはその背景に集団が存在してこそ認められるものです。集団と個とは相補的なもので、世界中の人が個を掲げてしまうと秩序がヤバクなりそうな上に、個の価値も相対的に低くなる可能性があるので大変です。さあどうしよう。と、難しいこと言ってみてハロ感想。以外と小さいんだなというのが最初の感想です。ドッヂボールくらいあると思ってたんですが、どうやら野球ボールよりちょっと大きいくらいのようです。投げればかなりの球速が期待できそうです。どうやら決め台詞は「あかんでぇ」と「おまえもなー」の模様。普通の神経を持ってる人はイラつきそうですが、かなり欲しいです。いや実は持ってますが。ミリアリアの愛称が「ミリー」と判明。間違っても「ミギー(寄生獣)」じゃないぜ!!


SEED/第09話「消えていく光」/2002.11.30


 ミリアリアのシャワーシーンです無意味に挿入された浴場シーンに見えますが、全てはフレイのダメっぷりを際立たせるための演出です。今回の主役は完全にフレイ・アルスター嬢です。かなり光ってました(もちろん別の意味で)。ミリアリア、もうコイツには何言ってもダメだわいといった反応を見せます。堅実な人ほど勘違いしてる人を遠まわしに諭そうとするものですが、段々状況が忙しくなってくるとそのうち構ってられなくなってきます。皆がいろいろ言ってくれてるうちはまだマシなんですが、構うのも面倒がられる段階に入ってくるといよいよ危険信号です。フレイ嬢、回りのお友達はそろそろ第二段階に入り始めている模様。この現象、勘違いしてる本人は何も気づいてないのがポイントでしょうか。なかなか恐ろしい現象です。たまに見かける現象ですが、わざわざ1キャラクターを使ってこのテーマを描くあたり中々やりますガンダムSEED。逆に上手いと思うんですよ。ここまでフレイを落としておいて、いかに持ち上げるのかが楽しみです。フレイ改心のエピソードは是非とも気合入れて描いて欲しいものです。生半可な描き方では観てる人納得できないとこまできてますし……むしろこのままダメ女で最終回まで通すっていうのもそれはそれで熱いですが……

 後半のポイントのラクス人質作戦ですが、フレイのヒスって殺すぞウラー発言は置いといて、ナタル・バジルール少尉の行動は非常に理にかなってるように思います。心情的には人質なんぞ卑怯だワイと大いに叫びたいですが、結果として戦闘が停止し、両軍とも大多数の命が助かったことを考えれば、これはまさに英雄的決断ではないでしょうか(英雄なんだろ?オ・マ・エ)。ナタル氏の発言は前々から過激ながら非常に理に適っており、密かに応援しております。逆にラミアス大尉が最近大人しすぎです。俺としては二話で民間人に銃向けて脅してた大尉の方を密かに応援しています。



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