SEED/第14話「果てし無き時の中で」/2003.01.04
68%くらい総集編の第14話です。
■仮面の男の…
一人語りで進む総集編。今までの場面をザフト側から振り返りつつ、時々新場面が挿入されます。でもはっきりいって舞台設定の説明のための一話でした。一生懸命ハトがどーとか話すラウはあまり輝いてませんでした。
■ジョージ・グレンという人が……
最初のコーディネーターで事の発端になったという話。気になったのはジョージは17歳でMITのドクターを修了したという説明。完全創作の世界観だと思ってたんですが、マサチューセッツ工科大学があるってことは劇中の地球はこの地球なんでしょうか?
■SEEDだけにキーワードは「種」?
差異が争いを生むという点と人間の種にはまだ未知の可能性があるという点が強調されます。前者は価値も不価値も差異から生まれるという哲学の常識、後者はDNAは大部分が未知という遺伝子工学の常識(そろそろ全部解明されそうですが)。こういった現実の学問のテーゼを踏襲している所に製作側の頑張りを感じます。常識過ぎてちょいと物足りない感はありますが。
■Vivian or Kazuma『moment』
主題歌変わりました。西川左遷されたんでしょうか、残念。それに伴ってOPも半分くらい新カットになってます。以下、新OPから読み取れる情報はこんな感じだと思います。
1、これから先は地球編っぽい
2、カガリがエンジェル側に入るっぽい
3、フレイに何か起こるっぽい
4、イザークは顔に傷がデフォルトになるっぽい
5、新キャラの男女がでてくるっぽい
6、エンジェルに味方機が増えるっぽい
7、ストライクがGガンダムのハイパーモードみたいになるっぽい
全部楽しみなんですが、とりあえず新機体は誰が操縦するんでしょうね?新キャラかあるいはカガリか、はたまたフレイか?ハイパーモードのストライクバックにキラとラクスが抱き合うカットはラブラブ天驚拳を思い出しました。レイン、オマエが欲しい!
■今回は
あんまし語ること無いっス。来週に期待しましょう。
SEED/第15話「その名はガンダム」/2003.01.11
地球篇、まったりと始まりました。。
■昇進しました。
フラガ大尉→フラガ少佐へと昇進しました。「給料あがっても使う暇ねぇ」と典型的な仕事人間みたいなこと言ってます。それにしても今まで俺の心の中ではこの人のこと「大尉」って呼んでたんですが、これから「少佐」に変えないとダメなんですね。イマイチこの人のこと何て呼べばいいのか迷ってます。「ムウ」だと牡羊座の人を思い浮かべてしまってなんか抵抗あるんですよ。
■キラは戦って×3死ぬの……
フレイ様の闇が今だ衰えていないことが描写されて安心しました。でもって傷心のキラに抱きしめ攻撃。あー、無理。あの年頃の男はあんな迫り方されたら一撃です。キラはもうダメだ。
■サイ振られる。
いやー、やっぱ「いい人」ってだけじゃちょっとね……「利用価値」がないとね、やっぱ。
■アスラン
案の定やること無くて無駄な回想シーンに費やしてくれました。この人地球行かないんですか?行かないともう一人の主人公としての立場が…カガリとも会えませんし。アスランの作るハロには大気圏突入能力くらいあると思うんですが。
■カガリ
ちょっぴりだけ再登場。武闘派ゲリラとマグアナック隊を混ぜたような仕様に身をやっしていました。いろいろあったんだろうなぁ。そういえば「過激な性格」とかって設定ありました。バズーカとか撃つのかなぁ。
SEED/1クール目に見るSEEDのテーマ/2003.01.18
真面目なテーマ性の部分にはあまり触れられてない感があるSEEDなんで、ピコっと触れてみたいと思います。とりあえず1クール終わった今の段階で俺が感じたこの作品に描かれているテーマは主に二つです。
1、種の差異が争いを生むのだとしたらその解決方法はあるのだろうか?
2、人は如何に現実とかかわることができるのか?
実はこの二つのテーマについて、それぞれどうしても思い起こされてしまう作品がそれぞれあります。1に関しては『星界の紋章』で、2に関しては『今、そこにいる僕』というアニメです。『星界シリーズ』はアーヴと呼ばれる遺伝子工学により人口進化した種族と普通の人間との戦争を描いた物語で、今の所アーヴ側、すなわちSEEDに置き換えればコーディネーター側を肯定的に描いている作品です。
SEEDはご存知の通り進化種コーディネーターと普通の人ナチュラルの対立構造を描いている作品なわけですが、ナチュラル陣営に属するコーディネーターのキラを主人公に添えるなど、最終的にはこの二者が和解する可能性を模索する物語であると捉えることが出来ると思います。
しかし、この種による差異から生まれる争いは解決できるのか?という問題ですが、正直僕にはまったく解決の糸口が予想できません。それだけに今後の展開に注目しております。
SEEDは今年の10月くらいに完結すると思われるので、もはや書く気があるのかどうか分からない『星界』の作者である森岡先生よりも、一足先にこのテーマの結論を描くことになります。いったいどうなるのか?現時点での直感的な予想では、SEEDは別離から和解までを描く気がします。というか描いて欲しい。1クール目で別離したキラとアスランが最終的にくっつく展開を希望。ナチュラル、コーディネータ間の絆の表象であるキラが、ナチュラル否定側に身を置くアスランと和解することでこのテーマにおける一つの結末になると思うわけですが、でも大事なのはその過程です。いったいどんな物語が終盤へむけて描かれるのか?今から楽しみなわけです。裏切らないで欲しいなぁ。
で、もう一つの2の方のテーマですがこれはもう第2話のラミアス大尉の「中立と言っていれば関わらないで済む?本気でそう思っているわけではないでしょう?」という台詞から始まって、12話「フレイの選択」で学生&キラが戦争を終わらせるためにあえて現実=戦争へと関わる決断を下す時点で収束しています。全体というよりは1クール目のテーマだったのかな。遠くから口を挟んでるだけで何か貢献した気になってる現実社会の人間への批判的メッセージに思えます。関わらなければ変えられない。非常に大変なことなんですがそういうメッセージです。
で、似た感じのテーマを拷問、レイプ、虐殺等のハードな路線で描いたのが『今、そこにいる僕』という作品。この作品には今、遠くで起こってる悲惨な現実も平穏な君の現実も繋がっているんだというメッセージが秀逸な物語文法の中で描かれています。SEED話とはあまり直接関係しないんですが、いい作品なんでこの場でピコっと薦めてみます。めっちゃ重いっスけどね、コレは。
2の方のテーマで少し惜しいと思うのは、学生が皆して現実に関わっていく決断を下してしまったので、逆に関わらないスタンスの人はどうなのか?って点が描けない点でしょうか。現実にとことん関わらない人物を儲けて、キラ達との対立項として描けば凄い深い物語になったと思うんですが、まあ
詰め込みすぎもヤバイでしょうから贅沢は言わないっス。
と言うわけでこれからもSEEDはピコっとチェック。総集編は勘弁だけどな。
SEED/第16話「燃える砂塵」/2003.01.18
びよーん。アドベント。いやー、まさか最後に生き残るのがちゃっかり生きてたシザースだとは思わなかったですね。オーディンをシザースアタックで撃破するクライマックスは今までで最高のカタルシスでした。ってウッソー。今日はSEED感想だっつーの。ビックリした?アハハ。フウ(ローテンション)。いやね、何が言いたいかって僕はキラより吉良吉影の方が百万倍好きっていうか、「キラのこと嫌ってた」っていくらなんでもそりゃつまんねーだろミリアリアっていうか、ぶっちゃけSEXして強くなってもその後の態度が悪いっていうか……バキか?オマエはバキかと問いたい。最愛に比べれば最強なんてとか言ってていいのかと問いたい。ヤっちゃったくらいで性格変わってオマエはそれでいいのか?いくら保志総一郎だからって急に相葉祐希化していいのか?いや、祐希はどこまでもピュアだったけどオマエは何かピュアじゃない。ラクス派のオイラは急にキラのこと嫌いになったっていうか、もし僕がおジャ魔女だったらマジカルステージで奴のことコアラに変えてやりたいっていうか、でも「合わせりゃいいんだろ!」とか言ってプログラム書き換えるキラはカッコいいっていうか。まあ今日の見所はいつの間にか昇進していたバジルール中尉なんだけどな。ノイマン曹長にドリンク持ってきてくれたり案外いい上司ですよ彼女は。キラに構わず砲撃かますあたりさすがっていうか、むしろキラを狙えっていうか。……それにしてもカガリっち爆破し過ぎだろ。ボカンボカーンって爆破テロ上等ですかアナタは。なんでどいつもこいつもこんな過激なんだろうな。
SEED/第17話「カガリ再び」/2003.01.25
■もう
アラスカまで行くのは無理なんじゃないかと思える第17話です。いや頑張っていきます。サーモン食べたいし。
■眼鏡の受難
白鳥哲は保志総一郎に殴られるという定説をいよいよ踏襲しそうな雰囲気になってきました。次週あたりキラのファーストブリッドでサイの眼鏡が砕け散ります。で、その後サイが筋トレしてマッスルボディになってキラに復讐します。次回のサブタイの「Pay Back」はそういう意味です。
■夕べはキラの部屋にいたんだから!
人間関係ドロドロしてきました。大人のドロドロを目撃するカガリはピュアの良心。でもカガリよりフレイの方が年下です。そしてある意味一番ピュアなのはイザーク、キラに一途です。
■焚き火を囲んで
まったりと作戦会議してるオッサン、フラガ少佐、マリュー、バジルールが良かったです。緊張感なさ気。
■展開
大局的な部分ではまるで見えません。地球篇がアラスカに行くまで続くのだとしたらちょっと冗長な感じがします。もう4体もあっちに渡ってるんだからいまさらストライク1機運ぶ意義も薄くなってる気がしますし。人間模様ではキラ・フレイのダークカップルがお互いにどう心情変化するのかと、それにかかわるカガリの位置づけ、そしてサイの死に様でしょうか。戦争物と青春物を同時にやろうとしてるロックな番組です。
いきなりぶん殴っといて後でちゃんと謝りにくるカガリは可愛いと思った人挙手。
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