「くちなしの花」より
一ヶ月くらい前でしょうか、
朝方に帰る自分をずっと見ていた
くちなしの花に
なんとなく顔を近づけたら
何とも言えないような
優しい気持ちになりました。
人間は少ししゃべりすぎ
なのでしょうかね…… |
今日もお気に入りの詩をあげてみました。
東京都立代々木高校。
そう聞いて、有名な進学校ね。と思ってしまったのは勘違いでした。
午前部(朝からの授業)・午後部(10時半からの授業)・交替部(朝からの授業=Aと、午後5時半からの授業=B) のいずれも4時間授業の三部制の定時制高校だそうで、
原宿から歩ける距離にあることや、
自由でのびのびした校風から、出身者に鈴木ランラン・仙道敦子・中江有里・千葉麗子のようなタレントさんの多い学校だそうです。
著者は、そこの学校の校長先生である、星野佳正さんという方です。
ある秋の日、
一人の先生がゴミ箱から、シワだらけになったノートの切れ端を三枚を持って、校長室に飛び込んできました。
そこにはこころを打つ3つの詩が書かれていたのです。
そこから、この詩の作者、モヒカン頭の高校生=庭田忠正君のたくさんの詩と、校長先生の奮闘が始まります。
校長先生がその詩をいろいろなところで紹介したことから、新聞やマスコミでも庭田君を取り上げ、庭田君はちょっとした有名人になります。
そして・・
庭田君の詩がたくさん載った本です。
うまいのどうかは、わかりません。
でも、心に届く、素敵な詩たちです。
詩というのは、読み手によって、生き方が違ってくるのね。
だから好きな詩というのも、きっと違んだよね。