……無敵戦隊グレートセインツ再見参!

セイントピンク危うし! セイントレッド セイントブルー セイントホワイト セイントブラック

男性セイントをクリックしてください






















ホワイト: 良し、今だ! 皆、力を合わせるのだ。
グレートセインツ: 聖なる5つの力今ここに集いて悪を絶つ。見よ! 必殺のファイナルアタック!
アイラム: あああああぁぁぁ・・・……。

突如として上方より現れる巨大マザーシップ。

トルヴィク帝王: アイラムよ、お前は良くやった。今回は退け。生きていれば新たな機会もあろう。
アイラム: 帝王! 私は・・・。
トレヴィク帝王: もう良い。お前とマレックを転送する。

マザーシップから2本の光の帯がアイラムとマレックを包み、光が消えた後にはふたりの姿も消えている。

ブルー: やったぁ!
ホワイト: 今回の危機は去ったな。
ピンク: あの、ゴメンナサイ。足を引っ張るようなことしちゃって・・・。
レッド: いや、お嬢ちゃんは良く頑張ったぜ。
ブルー: そうさ。お手柄だったじゃないか。
ホワイト: 詰めの甘さはあったが、よく働いてくれたと思うぞ。
ピンク: あ、その、嬉しいです。それと、助けていただいてありがとうございました。
ホワイト: 当然のことだ。お前はグレートセインツの一員なのだからな。
ブラック: ・・・終わりよければすべてよし、か。
ホワイト: ああ、そうだな。良し、帰るぞ。次の危機に備えて訓練だ。
ブルー: ええっ?!
ホワイト: ふっ。・・と言いたいところだが、今宵は無礼講だ。存分に飲み食いして身体を休めると良い。
ブルー: やったぁ!

グレートセインツの笑い声がいつまでも響いている。
幕。


拍手が鳴りやまない。
「リュミエールさん、ほら、アンコールですよ。舞台に出ますよ」
「アンジェリーク・・・。私は・・・」
「素敵でしたよ。すっごくかっこよかったです」
「・・・故郷の両親が観たら何というでしょう」
「リュミエールさん?」
「ふふ・・、可笑しいですよね。アイラムでいる時は怖いものなど無いように思えたものを。 リュミエールに戻った途端、怖くて仕方がないのです」
「リュミエールさん。私達って役者なんですよね?」
「えっ?」
「だから舞台の上では別の人になって当たり前、っていうか、ならないといけないんです」
「アンジェリーク・・・」
「リュミエールさんのご両親、もしご覧になっていたら『よくやった』って誉めて下さいますよ」
「本当にそう思われますか?」
「はい、もちろんです」
「・・・あなたには力づけられてばかりですね。アンジェリーク、ありがとう」
「そんな、お礼を言われることなんか・・・」
「いいのです。何度でも言わせて下さい。ありがとう、アンジェリーク。さぁ、お客様がお待ちです。舞台に出ましょう」
「はいっ!」

舞台にずらりと並ぶグレートセインツとトレヴィク帝国の面々。
観客は総立ちとなり、心から楽しませてくれた役者達に惜しみない拍手を贈った。

終わり

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【キャスト】
セイントホワイト = ジュリアス
セイントブラック = クラヴィス
セイントレッド = オスカー
セイントブルー = ランディ
セイントピンク = アンジェリーク

トルヴィク帝王 = ヴィクトール
アイラム参謀 = リュミエール
レヴィオ大将軍 = オリヴィエ
ヴァルー大将軍 = ルヴァ
マレック = マルセル


【スタッフ】
司会・特殊効果 = ゼフェル
大道具 = セイラン
小道具 = ティムカ

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 遅れに遅れたリュミ様お誕生日月間のお話です。
 ラスト2日と言うところで何とかアップする事ができました。
 今回の大目玉はるーさんのイラストです。イラストをいただけるということで、お願いしたのがグレートセインツでした。 いただいたイラストに狂喜乱舞したのは想像に難くないところです。イラストを拝見していて、どんなお話にしようか、 どんなセリフを喋らせようかと、楽しい想像の日々は続いたのですが、いざ、文章にする段になって、 キーボードを叩く手が止まってしまってピクリとも動きません。こんなに時間がかかってしまって、本当に申し訳ありませんでした。
 るーさん、素晴らしいイラストを描いていただき、本当にありがとうございました。
こちらでは少し縮小させていただきました。 大きな絵はこちらにあります。
 グレートセインツは、とらまるさんの月星天第一回企画「そんなアナタが見てみたい」に参加した作品が1作目で、こちらは2作目になります。
このお話の壁紙にも使わせていただいている素敵な"無敵"壁紙はとらまるさんが作られたものです。
快く使わせていただき、誠にありがとうございました。
とらまるさんのホームページ「月の回廊☆星の庭」はこちらです。

2003.5.30




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