(2002年1月〜12月)
Sorry,Japanese Only.



12月22日(日)
光のページェントライヴ
 夜、しかも野外。冬の寒空の下、なんと無謀なライヴなんでしょう。
 しかし、私は、トリオ・ザ・エスカルゴを見るために、夜を待った。
 寒かった。しかし、心は熱く燃えるライヴだった。最後の曲は、煙草が燃え尽きるまでで、かっこよかったです。チャーのライヴを思い出してしまったよ。
 ライヴ終了後、思い切って、ずうずうしくも、メンバーのみなさんに声をかけてしまった。みんな穏やかな人で、ほっとしました。
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 ライヴはうれしいが、光のページェント自体は、反対だ。寄付してくれる企業も減り、赤字で苦しいのに、募金に頼ってまで、やる必要なし!やめろ!はよやめて、ラクになれ!
 タクシーの運転手さんから聞いたハナシによると、あのライトの豆電球の修理というか補修というか、インドネシアだかどっかに輸出してやってるんだってよ。電球取り付け・取り外しをしている車(トラック?)のナンバープレートは、福島だったらしい(レンタカーかもしれないそうですが)。ページェントツアーを利用して見に来た人が宿泊するのは、福島の温泉なんだとか。
 得とか損とか言ってんじゃなくて、光のページェントを頑固に続ける意味って、あんの?



10月6日(日)
仙台ブルースフェスティバル
 記念すべき、第1回・仙台ブルースフェスティバル!
 11:00〜11:30 さとう洋平エクスペリエンス
 11:30〜12:00 HOBO BLUES TRIO
 12:00〜12:30 ハウリン根岸BLUES BAND
 12:30〜13:00 貧乏ひまなしBLUES BAND
 13:00〜13:30 BLUES CRUISER
 13:30〜14:00 Dr,STOP
 14:00〜14:30 トリオ・ザ・エスカルゴ
 14:30〜15:00 カルロス&Bananaoil
 15:00〜15:30 FRUSTRATION
 15:30〜16:00 Rambling SAM & GALAXY
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 11時スタートから見るために、はりきって、手弁当持参で行きました。
 宣伝不足なのか、あえて宣伝しなかったのかわかりませんが、観客が少なかったです。
 それにしても、仙台のブルースのレベルは、低すぎです。自分の技量はタナに上げて言わしてもらいやす。「ブルースが弾ける」のと「ブルースフレーズが弾ける」のでは、全く違うんです。それに、まだまだ、勢いだけ・力ずくで演奏してるもんなぁ。暗くなってきたし寒くなってきたので、最後まで聴かずに帰ってしまった私ですが…。
 そんな中でも、「HOBO BLUES TRIO」は、よかったと思います。ギター2人とハープという変則的(?)なトリオでしたが、気持ちよく聴けましたよ。
 トリオ・ザ・エスカルゴ(ジミ・ヘンのコピーバンド)のギタリストのAmonさんが、「ブルースのイベントでは、浮きまくりだった…」と、掲示板に書き込んでいたけど。Amonさんは、Amonさんの音で良いと思う。トリオ・ザ・エスカルゴは、良い意味で、観客の印象に残ったと思う。自分の音を大切に、そのまま進んでほしい。
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 帰りに、久し振りにラーメンでも食べるか。と、三越のそばの「●頭火」に、初めて入ってみた。世の中の人は、こんなラーメンが美味いと思って食ってるのかと思ったら、ものすごくショックだった。どこが美味いんじゃい?味に奥行きもなく、コクもない(「コク」と「脂っこい濃い味」とを勘違いしてると思う)。(価格は)高いし!金出して食べるモンじゃないね、あれは。
 カウンターの店なのに、なんで、カゲで作って持ってくるのか、わからない。
 んで、なんで、食ってるカウンターごしに洗い場があるんだ?洗っている水が、こっちに飛んだじゃないか!



9月7日(土)&8日(日)
定禅寺ストリートジャズフェスティバル
 なーんか、つまらないイベントになちゃったな。
 実行委員のほうも、「なんとか賞」ってーのを受賞しちゃったもんから、それにふさわしい催しにしないと…と必死なんだね。今年は、かなりの数の応募者を落としたらしい。優先的にハジかれたのは、「(音が)うるさいやつ」らしい。「うるさい」という理由だけで、遠い会場に追いやられたり、落選されたり。だからか?今回のジャズフェスのメインストリートは、元気がなかったらしいね。パワーがなかったというか。当然でしょ!って、自分のことは、タナにあげて言いますけどね、自分の中の音も出せないやつらばっかでしょ?でも、うるさくないからOKなんだね。
「うるさい」って、何を基準に「うるさい」の?
 ま、あいかわらず、「「ジャズフェス」なのに、ジャズ以外の音楽を演っている。おかしい」という意見をよく耳にします。「ジャズ」の意味も知らずに、堂々と偉そうに言うなー。と、聞いてるこっちが恥ずかしくなります。「最初は、ジャズだけの演奏だったのに」とか言ってるし。バカか?
 それに、配布しているプログラムにも、ちゃんと書いてあります。ちゃんと読め!
「ジャンルは、ジャズにこだわらない」
「ストリートジャズとは、自由な精神と表現と街角が楽しくなる音楽…造語」なのだよ。
 わかったかい?優等生のおりこうさんヨ。
 ま、誤解されやすいネーミングにも問題は、あるよね。「音楽祭」とか「ミュージック・フェスティバル」とか、今更、代えられないだろうけど、やっぱ、代えた方が良いと思うなー。全国的に有名になちゃったことだし、誤解して見に来る人も多いと思うよ。
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 初めてジャズフェスを見た人に感想を聞いてみました。
「初めてジャズフェス。なんか複雑な気分で楽しんでました。聴いている人達がよく口にしていた「うまい」ってどうゆう上手なのか疑問でした。英語には漠然とした「うまい」という意味はないです。もっと細かな表現の語彙はありますが。僕はいい演奏家は自分を音に表現することが出来るのだと思います。うまく聴かすことの出来る演奏家がいっぱいいました。それはそれでその人の音楽に対しての価値観なのでそれ以上は言えません。でも本当に本当に!その音が貴方の中にある音なのか?と聞かれてハイ!っと言える人があの中にはどれぐらいいたのか?そんな意味で峰さんのお母様が僕の俳句にリズムを感じたことは本当に嬉しいことです。そんなお母さんのような観賞が出来るリスナーが増えてくれることを心から望んでいます。僕は本当にその音がここにあるのでハイ!と返答できるハーモニカ吹きでありたいし、うまいとは言われたくはないなぁ〜。うまいより凄いがいいかなぁ〜。まぁ〜精進しますわ〜。勝手なこと書いてしまいましたが峰バントも来年はガツ〜ンといってみまひょ〜。身体の力ぬいて〜。ほな おーきに」
 このメールの送り主は、もちろん、ハープ奏者の阿部修先生です。無断で載せちゃって、ごめんよ。
 私は、こんな返事を書きました。
「メールを読んで、なんか、ぐっときました。私は器用な(だけ)のベース弾き(ハーモニカ吹き)にだけは、なりたくない、と思っています。うまく弾こうとも思わないし。ブルースとブルースフレーズが弾けるとは、全く違うと思うし。ギターが気持良く弾ける、思いっきり弾いてもらえる脇役でありたい。でもさりげく自己主張はするよ。小さくまとまらない各メンバーの個性が活かせるバンド、「バンドの音」でありたいと思っています。毎年のようにジャズフェスを見ていますが、うまいバンドは、たくさん出場していますが、テクニックだけだったり、自己陶酔バンドだったり。自分達の色があって、聴いていて気持良くなるバンドを発見すると、うれしくなります。一般的に(?)、下手よりは上手なほうが良いだろうし、遅いよりは速く弾けるほうが良いかもしれないけどね」
 ま、あいかわらず、自分のことはタナにあげて言ってる私です。いつまでたっても、へなちょこだしナ。
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 来年以降のジャズフェが、どんなふうに変化するのか、それも楽しみでもあります。苦笑。
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 今年のジャズフェスの収穫(?)は、「トリオ・ザ・エスカルゴ」を発見できたこと。
 プログラムに「トリオ」がついてたので、見に行ったワケさ。峰バンドが目指すのが「スリーピースバンド」だから、3人のバンドに惹かれるんだよなー。
 いきなり、ど派手な服を来ている男性を見つけました。あんなサイケな服を着るのは、竹中直人かジミ・ヘンしか、おらん!!
 うわぁ〜!やってくれるぜ!ジミ・ヘンの(完全)コピーだ!もう、ファンキーで、かっこよくて、引き込まれてしまって、感動しちゃいました!近年にない、衝撃でしたよ。
 コピーって言っても、ちゃんと、自分らの音があって、バンドの音であって、色があって。
 もう、すっかり、虜ですわ。
「トリオ・ザ・エスカルゴ」のHPは、↓こちらです。Vo&GuのAmon平塚さんの人柄の良さがにじみ出ているHPです。
http://www3.ic-net.or.jp/~hiratuka/home.html
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 今年の「親指トムバンド」も、見ました。自分たちの色があって、バンドの音がして。次は、どんな色を見せて(聴かせて)くれるのか、ワクワクするバンドです。ドラムがね、派手じゃないんだけど、ビシバシと決まってて、聴いていて、気持ち良くなったりします。今年は、「親指トムバンド」のTシャツを着て見に行ったぞー!バンドのライヴが終わったら、すぐに脱いじゃったけど…。



7月7日(日)
有山じゅんじ&田中まこと「DOUBLE PICKER」 *ちょっとだけ参加の阿部修(ブルースハープ)
ミスターブラウン
 有山氏のライヴがあることを、ブルースハープの阿部修先生に教えてもらいました。私が、「阿部先生がハープ吹かないなら、見に行かない」と、言ったもんで、先生が、わざわざ有山氏と連絡をとって、ちょっとだけ一緒に演ることになったそうです。なら、見に行く!
 こんな、わがままな生徒で、すんません。>阿部先生
 実は、有山氏のライヴを見るのは初めてで。最初、あ、マズイ。さだ(まさし)入ってるかも。と、感じたのも一瞬。さりげなく弾くギターの中に、熱いブルース魂のようなものが伝わってきて、最後まで聴くことができました。
 一緒につきあってくれた家族の者は、20年程前から田中まこと氏のライヴを見ていて知っているそうです。彼は、もっと泥くさいブルース演る人なのだそうです。話には聞いていたので、1度ぜひ聴いてみたかったので、今夜は、しあわせでした。
 阿部先生のハープは、数分しか聴くことができなくて残念だったよ。本当にちょっとだけでしたね。先生の控えめなハープには、きらめきのようなものを感じました。って、末端のへなちょこに言われても、うれしくないとは思いますが…。
 会場は、冷房が効きすぎて、寒かったです。ライヴを見に行きたいけど、煙草と冷房と飲めない冷たいドリンクには、困りますな。温かいウーロン茶があれば良いのですが…。ワシ、夏でも冷たいものを飲まないし。日本酒以外のアルコールも飲まないし。うーむ。
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 自宅に戻ってから、おもむろに、家族の者が、「ギターマガジンで有山氏の記事を読んだハズ」と、雑誌を発掘してきました。「ギターマガジン 2000年12月号」の特集「日本人ブルースの軌跡」に載っていました。
 とっても、すごい人でした。>有山氏
 なにも知らずに見に行ったワシらでした。
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 見終わっての感想は、やはり、ワシは、ロックだな〜。有山氏も田中氏もピックで弾かないからかもしれないけど、エンケンなら、あそこでアンプ蹴飛ばしてギターを頭上に掲げ弦をブチブチ切るよな〜。
 ガツン!と音を出したモン勝ちだよな〜。
 ワシに、ブルースはできそうにないです。どうしましょ。…、って悩むなよ。
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↓有山じゅんじホームページはこちらです。
http://www.scramble-walker.co.jp/ariyama/



2月3日(日)
遠藤賢司&PANTA「最終指令ワッショイ!」
ZEPP仙台
 これがロックだ!これがパンクだ!
 ファッションでロックやってる勘違いバンドや、エセロックバンドや、ジャパニーズ演歌ロック演ってるやつら(自分達はロックのつもりらしいけど。ワシから言わせりゃ、おのれのどこがロックじゃ?)は、エンケンを見ろ!これがロックだ!これがパンクだ!
 髪を立てるのがロックじゃないぜ。革パンツはけばロックじゃないぜ。
 前回のエンケンのライヴでも感じたけど、今回も、同じように感じました。
 一緒に見に行った知人は、「アコギ1本で?」と、見に行くのを躊躇してましたが、「ローランドのアンプで、アコギで、こんなぶっとい音を出す人、初めて見た」と感動してました。ふん!だから、見とけ、って言ったんだよ。
 ナイーブさとアナーキーな部分が、激しくぶつかりあって、ギターを弾きまくるエンケン。ドラムもベースも不要の一人パンクだ。かっこ良すぎです。「カレーライス」だけが、エンケンじゃないのです。
 PANTAは、自分の世界に酔ってましたね。でも、彼の唄は、彼の母親の影響が大きいんだな、と初めて知り、これまた良かったっす。彼は、もう、ちんちん出すこともないでしょう。たぶん。
 ライヴは、19時〜22時。2人合わせて100歳以上。パワーありすぎ。私も、まだまだ、ロックやめませんよ。死ぬまでロックです。
 帰宅後、恵方巻きを、ほおばったのは、23時過ぎでした。



1月12日(土)
鳥肌実「廃人演説」
宮城県民会館
 友達に誘われ、行ってきました。去年の仙台ライヴの時に、誘われなかったんで、ちょっとすねちまった峰でした。実は、見たかった(興味あった)んだよね。なぜ、ワシを誘ってくれなかったの?梅ちゃんの時も誘ってね。
 友達は、鳥肌氏の主張に陶酔(?)してまして、今まで生きてきた中で、一番の危なさだとか…。超美人の友達が言うんだから、間違いなく危ない人でした。
 と、いうか、完全にキワモノです。キワのキワまで行っちまった人です。私の後の席の男性(大学生?)は、もう、ゲラゲラ&大爆笑してました。会場は爆笑爆笑でした。私は、そこまで爆笑できなかったなー。笑ったけどね。なんとなく、今の若者の「笑い」が理解できたような気がしました。客層は、学生がほとんどだったと思います。じじいやばばあは、見かけませんでした。
 現代の「笑い」は、キワ(モノ)の「笑い」なのです。年寄りには理解できない笑いです。TVの新人お笑い芸人のギャグに笑えない私です。観客の若者たちはウケているようですが、どこが、おもしろいんだろう?私は笑うどころか、寒々しささえ感じます。それが、現代の「笑い」・「ウケ」のようです。
 鳥肌氏の危なさには、興味がありますが、キワのキワは、好きではありません。ひく。キワの手前で止める芸が好きです。プロとしてのキワの芸は、まだ良いのですが、勘違いした素人が下手にマネをすると、残酷で暴力的で危険な芸です。
 現代の芸人としての鳥肌氏のライヴを、もう1度見たいです。正確に言うなら、もう1度だけ見てみようかな、ですね2.3回見たら、もうハラいっぱい…に、なるかも。
 軍服やコスプレの人が見にきてるかと、少々期待したのですが、皆、普通(?)の人達でした。若い人が多くてびっくりでした。
 TVには出られない人です。>鳥肌実
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↓「鳥肌実 廃人の碑」のHPは、こちらです。
http://www.torihada.com/torihada.html
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 余談ですが、おたく(っぽい人)は、どうして、早口なんでしょう?後の席の大学生(?)2人が、お互いに自分の知っている情報(知識)を早口で自慢しあってました。そして、お互いの話が、かみあってなくても全くお構いなしなのね。話題が次々変わるので、さりげなく聞き耳たてるのに、必死でした。おいおい。



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みねがとおります