2003年1月 | |
投 稿 者 | は つ ひ |
こるち | はじめての つたい歩きは 必死だね(^^;) |
百合江 | 初売りで つられて買った 美顔水 |
ハテナマーク つつましいとは 火の車? | |
ハミングは つまり音符の ひとり言 | |
歯がゆくも 連れ添えし夫(つま)の ヒューマニティ | |
峰 | 花吹雪 つかのまの宴(えん) ひたろうか |
寒月 | 初詣で 妻と呑まれし 人の波 |
峰 | 春風が 告げる明日(あした)に 光 おどる |
寒月 | 初夢の 続きや如何に ひと寝入り |
泥炭 | 晴れやかに つま弾く弦の 光る音 |
春誘う つぼみのふくらみ ひだまりの色 | |
初春に つたない句を詠み ひとり酒 | |
こるち | 腫れた肩 疲れが溜まって ひぃひぃひ!(^^;) |
百合江 | 白菜の 漬物美味(うま)いが 秘伝なし |
半分も 罪をかぶった 日の怒り | |
蜂の巣を つついたような 悲鳴聞く | |
寒月 | 初春や 築地の河岸も 昼下がり |
初雪や 積もる間もなく 日に還る | |
峰 | ハーモニカ つむぐ音泉(おんせん) ひびく心に |
百合江 | バーのドア ツケを払えと 灯が招く |
寒月 | 春よ春 つい誘われる 日の温さ |
百合江 | 春を待つ つくし たんぽぽ ひき蛙 |
春を待ち つららを溶かす 陽の光 | |
浜ちゃんは 釣りバカ日誌の ヒーローさ | |
峰 | 二十歳(はたち)前 つらぬく激しさ 微熱かな |
紅玉 | 恥じらいの 妻の笑顔に 陽だまりの |
はやて乗り ついつい思う 費用かな | |
寒月 | 春遠く 月まだ寒く 東空 |
羽子板を つきたる子らに 日が笑う | |
春を待ち 爪先立ちで 日々暮らす | |
2003年2月上旬 | |
投 稿 者 | た き び |
こるち | 他人事 気になるけれど 引き気味に |
寒月 | 焚火たき 季節はずれの 火にあたる |
百合江 | 旅人よ 狐に化かされ 火をみたか |
紅玉 | ただ、それは 厳しく辛い 日々のこと |
百合江 | 戦い済んで 今日はゆったり 美酒に酔い |
寒月 | たんぽぽが 黄色に染まる 日も近し |
百合江 | 多趣味です 昨日も明日(あした)も 暇がない |
こるち | 他人より きびきび動く 人が嫌 |
他人より キビキビ動く 人が好き | |
寒月 | 黄昏の 如月の海 人恋し |
百合江 | 食べ残し 飢餓の子供に 非情でしょう |
弾圧が キリシタンに課した 酷い刑 | |
他人の悪口 聞いてるだけで 微熱出る | |
こるち | 誰でもが きっと平和を 日々願う |
百合江 | 退屈だったの? 君からのTEL ピンときた |
だがしかし 聞こえない振りは 微罪かも | |
だから きっと 疑心暗鬼の 火種抱く | |
誰だって 気付いています ピエロの悲 | |
紅玉 | たん・たん・た 如月(きさらぎ)歌い 麦酒(ビール)飲む |
オキドキ | 端的な キレある音が ビック ウォルター! |
2003年2月下旬 | |
投 稿 者 | へ い わ |
こるち | 変人が 言うことなどは 忘れよう |
峰 | 平静さ いくつになっても 忘れずに |
百合江 | 返事して 言われたことを 忘れてた |
寒月 | 平和とは 一も二もなく 和の心 |
紅玉 | 平凡と いえども謝する 詫び茶かな |
ヘイ・ガール いいさ、そのまま 笑おうよ | |
泥炭 | 下手な芝居 いい加減にせい ワンマンショー |
ヘイ!ミスター! 命の重さ 忘れたの? | |
へりくだり 居住い正して 和解する | |
寒月 | 平行線 イラクアメリカ わだかまり |
百合江 | 平行線 色いろあります わたしんち |
平然と 以心伝心の 賄賂かな | |
峰 | ベーシスト いつも へなちょこ ワンパターン |
百合江 | ベターハーフと 言う名の男に 割る卵 |
ベーコンと いかを炒めて 和皿に盛って | |
峰 | ペガサスが 憩う湖 ワンダーランド |
平凡な 生きかた譲れず 別れ路(みち) | |
百合江 | ヘーンシーン いつかはきっと 若返る |
ペイオフって いちいちうるさい わずらわしい | |
峰 | 平安の いにしえの春 ワープする |
ページから 痛みあふれる 勿忘草(ワスレナグサ) | |
百合江 | 塀の中 意外にヘルシー わたし向き |
峰 | 平板に 幾重の感謝 「わだばゴッホになる」(棟方志功の言葉より) |
寒月 | 平穏が 一番なりの 我人生 |
百合江 | へっちゃらさ いばらも夫婦で 分け合えば |
ぺちゃくちゃと 井戸端会議の 輪にはいる | |
寒月 | へっちゃらさ いつもの春の 別れだよ |
こるち | 偏屈は いわれなくても わかってる |
2003年3月上旬 | |
投 稿 者 | お り く |
こるち | おかしいな 立派なはずの 口髭が |
泥炭 | お決まりの 理由をつけて 雲隠れ |
百合江 | 老いてなお 律儀な性格 九十坂 |
こるち | お寒いな 理屈ばかりで 苦しいよ |
寒月 | 御水取 凛々として 空気かな |
お雛様 リストラさきの 倉の番 | |
峰 | 追い風が 林道ぬけて くすぐる岬 |
こるち | お散歩は 離宮の周りを くるりとね |
寒月 | 音も無く 流氷溶けて 来るよ春 |
2003年3月下旬 | |
投 稿 者 | だ ん ご |
こるち | 誰でもが 美味しいと思う この温度 |
泥炭 | ダラダラと 飲んで飲まれて 午前様 |
こるち | 誰かさん 以外は戦争 ご勘弁 |
寒月 | 太陽が 北窓(きたまど)開けんと 降下する |
泥炭 | ダイエット 目標にする 5キロ減 |
寒月 | だんご屋の 暖簾を鳴かし 東風(こち)がゆく |
峰 | 焚きしめた ただよう春に 焦がす胸 |
寒月 | 抱きあって 惜しむ別れや 木の芽吹く(このめふく) |
百合江 | 立ち話 しているだけで 誤解され |
こるち | 足りないと 追加注文 ご飯だけ |
百合江 | だまされた 振りして だまし 五十年 |
峰 | 滝桜 夢か現(うつつ)か 今宵 ひとさし(一差し) |
寒月 | 立ちこめる 霞か雲か 黄砂降る |
2003年4月上旬 | |
投 稿 者 | ぬ く い |
こるち | ぬるぬると 靴底のガム 嫌なもの |
寒月 | ぬくぬくと 食っては寝ての いい日和(ひより) |
ぬくぬくと 暮らせる内が 今は華(花) | |
こるち | 縫い目を 食いいるように 射貫くバット |
寒月 | 抜きんでる 九段の桜 いままさに |
ぬる燗に 口もと緩む 一杯目 | |
峰 | 脱ぎ捨てよう くだらないままじゃ イヤだから |
寒月 | ぬすみぞし くちびるあわす いまこの時 |
ぬかみそも くさやも好きな 異邦人 | |
こるち | 脱ぐのなら 食い入るように いい感じ(^^;) |
2003年4月下旬 | |
投 稿 者 | か つ お |
こるち | 缶詰でも つまみ食い 美味しいな(^^) |
寒月 | 勝ち戦 罪なき氓を 置き去りに |
神からも つきはなされた 墜ちた国 | |
固め酒 番(つがい)の鳥の おれおまえ | |
花粉症 辛さをしるは 己のみ | |
和美さん ついに店長 おめでとう | |
峰 | 影つくる 月明かりなく 追われる二人 |
叶えましょう ツバメが運ぶ 王子の幸福 (童話「幸福の王子」より) | |
かがり火と 鼓や笛が おさめる心 | |
2003年5月上旬 | |
投 稿 者 | や た い |
こるち | 屋台骨 たくさんの人で いつも持つ |
やなこった! 大概の人が いう戦争 | |
寒月 | 八醸(やしおり)の 太古の酒よ いま一度 |
厄年の 誕生日きて 一転機(いちてんき) | |
屋台から たちこめてくる いいにおい | |
ヤチホコに 大願成就 祈るわれ | |
峰 | やけ酒だ! ため息と涙 一気飲み |
2003年5月下旬 | |
投 稿 者 | ぴ ん ち |
こるち | ピッチ上 白いボールで チャンス追う |
峰 | 左うちわ 暮らしてみたいよ ちょっとぐらい |
寒月 | ビールから 始めて今夜も 千鳥足 |
ピグモンは ガラモンなのかよ 珍事実 | |
けめるい | ピンぼけの 唄を想いに ちらつかす |
寒月 | 日が照らす 月が照らすも 違いはない |
けめるい | ピアノの音(ね) バラの季節に ちゃんとする |
寒月 | ピンチから 一挙逆転 チャンスです |
暇つぶす 店の窓越し 散る花を見た | |
けめるい | ピアスあけ 五月の風に 血がたぎる |
寒月 | 柄杓星 高いお宙(そら)で チッカチカ |
こるち | ピカチューも 部屋では飾り 力なし |
寒月 | 弾き語る 三味を片手に チントンシャン |
ひれ伏せと 言わんばかりに 地が騒ぐ | |
2003年6月上旬 | |
投 稿 者 | じ し ん |
こるち | 人物を 信じて雇う 社長かな |
泥炭 | ジャンプして Cのコードを かき鳴らす |
自慢げに 新品のギター 撫でてみる | |
冗談を 信じた揚句に バカをみる | |
寒月 | June bride しあわせになれる お約束 |
けめるい | 自分の手 信じてみよう この音を |
寒月 | 十薬(じゅうやく)と 知らずに摘んだ どくだみを |
こるち | 自信あり 新婚時代の 飯作り |
寒月 | ジンクスを 信じて今朝(けさ)の 茶柱を |
地酒通 知らない酒も 幾数多(いくあまた) | |
ジャズフェスに しびれをきらす 今夜です | |
けめるい | 地面より 信頼されて 季節咲く |
こるち | しっかりと しらを切りとおす 犯人が |
けめるい | 時間軸 時化(しけ)と凪(なぎ)の間 ガイヤ(地球)浮く |
寒月 | 字余りを 承知で詠んだ 句もあるよ |
こるち | しっかりと しじみ汁食べ 夏越しかな |
泥炭 | ジャンケンで 勝敗決める 争いごと |
ジャズを聴き 静かな夜が 更(ふ)けてゆく | |
峰 | シートベルト しっかり締めて 安全運転 |
寒月 | ジメジメ君 しとしと君の 梅雨が来た |
ジャスミンの 白い花 君の手のようだ | |
こるち | しっかりね 宿題多い 議員さん |
自身持て しなくていい 援助はね | |
峰 | 四季がある しあわせ感じる 全てから |
2003年6月下旬 | |
投 稿 者 | か め ん |
こるち | 悲しいな 麺好きなのに 蕎麦食えん |
けめるい | かりゆしと めんそーれ聞く あこがれる |
紅玉 | 神さまあ 面倒かけて ごめんなさい |
峰 | 回廊が 迷路のような 夏の熱 |
課長さん めっちゃ安いで 寄ってってや | |
書きかけの メロディ今でも 鮮やかに | |
カーニバル めまいにも似た 蜃気楼 | |
紅玉 | 悲しみと 面倒くささの 半加減 |
枯れススキ めらめら燃える 息身霊 | |