2002年7月上旬 | |
投 稿 者 | な ご し |
こるち | 何時かな? 午後の仕事は しんどいな |
オキドキ | 名古屋発 五所川原経由 新神戸行き |
百合江 | なわ電車 ここが私の 指定席 |
なげやりな 言葉が悲しい 少女B | |
夏祭り ごみはそれぞれ 始末して | |
間泥 | 懐かしい ゴザのにおいと 七輪の炭 |
鳴いた声 ごきげんなのかな しっぽ振る | |
峰 | 涙雨 故人のベースフレーズ 偲びつつ弾く |
波うちぎわ 恋心なでる シンフォニー | |
夏すぎて こるちは来るのか 定禅寺ストリートジャズフェスティバル | |
百合江 | 斜めにはずむ ごむまりの 自己主張 |
何事も 後日に延ばし シラを切る | |
夏の章 胡麻豆腐など 試作して | |
七色も 心変わりは してません | |
間泥 | 何よりも ごちそうと思う 旬の味 |
慣れた手と 五感が冴えてる 職人技 | |
何もせず ごろごろしてたら 叱られた | |
百合江 | 何故ならば 誤解を解くため しかと聞く |
鳴っている 五線紙踊る 四分音符 | |
なかおちを ご飯にのせて 醤油でどうぞ | |
峰 | なごやかに 小路(こみち)で迎える 白い花 |
なけなしの 小銭で占う 勝負運 | |
間泥 | 名が売れて ゴシップばかりじゃ しょうがない |
こるち | なまめかし こちらへおいでと しなつくり |
百合江 | 長々と 御託並べて しまらない |
泣き笑い 古希に捧げる 私小説 | |
何はともあれ 五歩も歩けた 詩歩の杖 | |
オキドキ | なにげなく ごっついブルース しんみりと |
こるち | なにげなく 頃合いを見て 仕事済み |
夏ミカン これは甘いよ! 失敗だ… | |
紅玉 | ななめ見て 誤解も解けず 知らん顔 |
七転び 5回は起きた? 辛苦越え | |
七つ海 声々響く 深海で | |
百合江 | 内緒 ナイショ 言葉巧みに 情報化 |
長茄子を 紺色に漬ける 塩加減 | |
名取市で 合コンだったの 終電車 | |
old-bean | 泣けとばかり ゴスペルソングの 凍みる夜 |
古豆 | なめんなよ! ごっつい顔の 小学生・・・・ |
2002年7月下旬 | |
投 稿 者 | び き に |
こるち | ニキニだね 気になるところは ニコニコさ… |
オキドキ | 日に焼けた 奇麗な肌に ニキビ顔 |
暇つぶし 気づかれないよ〜 にぎりっ屁 | |
百合江 | ひと一人 気になる視野に 似合う髪 |
ビール冷え 気の合う友が 二・三人 | |
ひっそりと 木の陰に咲く 二輪草 | |
オキドキ | 肥満気味 気になりだした にだん腹 |
百合江 | ビニールハウス 季語を忘れた ニューフラワー |
ピッカピカに キッチン磨きが 日課です | |
ピッキング逮捕 決め手となった 似顔絵で | |
ひまわりを 切り花にしたい 2+3本 | |
紅玉 | 微妙だね 君との距離 二重奏 |
間泥 | ビンテージの 気になるギターが 200万円 |
琵琶法師 貴賎(きせん)の別なく 人間諭す(さとす) | |
ビビらずに 気楽に行こうよ ニューフェイス | |
峰 | 人ごみに 消える流行 似た顔ばかり |
ひじまくら 記憶の夏の 西日かな | |
蜩(ひぐらし)が 聞こえる神社で にらめっこ | |
ひざこそう 切り傷つくった 忍者ごっこ | |
百合江 | ビンナガマグロ キワダマグロも 煮る 焼く うまい! |
びわの実が 黄色く熟し 新仏(にいぼとけ) | |
こるち | 曳山に 気持ち入れれば 賑やかに |
峰 | 昼下がり 期待のヒットに 握る汗 |
一休み 気持ちを切り替え にこやかに | |
百合江 | ピントずれ 生真面目すぎて にぶい人 |
2002年8月上旬 | |
投 稿 者 | あ つ い |
こるち | 暑い日は ついついうつら 居眠りよ |
百合江 | 暑い あづう ついほとばしる 言っている |
こるち | 朝早く 衝立に休む イモリかな |
百合江 | あゝ若さ 突っ走るから 行きどまる |
あわてるな 次をねらって 行きなはれ | |
飴とムチ 使ったことなく 今があり | |
あんのじょう 妻の平均寿命に 威張られる | |
あなたなら 妻の悪口 言えますか | |
あからさま 釣った魚に 要らぬエサ | |
あれもこれも ついでの買い物 言いつける | |
暑すぎて 続きの昼寝と 以下同文 | |
愛と憎 積んで崩した 石の数 | |
洗い髪 月がのぞいて いとおかし | |
こるち | 遊んでよ ついででいいから いつまでも |
百合江 | あけすけに 強がり吐いて 胃にたまる |
愛 しかし 追伸に本音 入れておく | |
網走から 津軽を渡って 石巻 | |
紅玉 | 小豆煮て 妻の供養と 致します |
2002年8月下旬 | |
投 稿 者 | す い か |
こるち | すっきりと 行ってみよか! かっこよく |
百合江 | 住み慣れた 家も味ある 壁のキズ |
すっきりと 生きている幸 かみしめる | |
すうっと来て いい事あるよと 風の私語 | |
須賀川から 一関経由で 金沢へ | |
madam | 素のままの いつもの調子が 奏でるオフ会 |
百合江 | 好きだったと 今さら言うても カットする |
過ぎし日の 好い想い出を 書き貯める | |
素顔でよし 生きる姿勢は 亀で好い | |
すらすらと いとあっさりと ガン告知 | |
スニーカー 一番町を かっ歩する | |
紅玉 | 好きなのに いつの間にかに 悲しみが |
百合江 | すすき揺れ 行く夏惜しむ かの如く |
ストレスを 入れる袋を 買いに行く | |
こるち | 酸っぱいか いい加減かは 彼女次第 |
峰 | 水月が 一献のひやを 飾る秋 |
2002年9月上旬 | |
投 稿 者 | す す き |
こるち | 涼しげな 鈴虫の声 気分良し |
old-bean | スイッチョン すすきの陰から 聞こえくる |
オキドキ | 鈴木さん ススキノ恋しい 気分かなぁ〜? |
峰 | 睡蓮と スケッチブックに 君写す |
百合江 | 寿司ネタと 酢の味良さに 来て座り |
捨てる物 捨てて八畳 きれいさっぱり | |
吸って 吐いて 吸ってェ 吐いてェ吐いてェー キュッ おわり | |
隅々に 住み良い間取りと 気のくばり | |
峰 | スタミナは スパイス効かせた キーマカレー |
澄んだ空 裾野に映える 木々の紅(あか) | |
スパイ小説 スリルが迫る 霧の街 | |
間泥 | 捨て猫の 澄んだ瞳が 気にかかる |
ステージの すみっこにいる キーボード | |
少しだけ 凄んでみせて 気合入れ | |
峰 | スイングの ステップはじける 逆光線 |
間泥 | 素の心 鋭さ備えた きき酒師 |
オキドキ | すっぴんの 好きなあの娘に ギブアップ! |
百合江 | 雀くん 巣を追われたかと 雉が聞く |
酢蛸もいいな 鱸(すずき)も買った 帰路の足 | |
old-bean | ステテコの すーすー感が 気持ちいい |
百合江 | 捨て難く スカート幅出す きな粉餅 |
頭(ず)を低く 睡魔と遊ぶ 義理の席 | |
紅玉 | 進んでね 素直見直し 気合入れ |
old-bean | 過ぎて行く 素敵な時間 「北の国から」 |
峰 | スカートの すそひるがえす 清らかな風 |
ステンドグラス 透かし輝く 銀の糸 | |
old-bean | スッと立つ 薄や稲に 来たぞ秋 |
紅玉 | 好きならば 水中花の 鬼のままに |
2002年9月下旬 | |
投 稿 者 | さ ん ま |
こるち | 去りし日の 悔いが残った 間違いに |
百合江 | 三軒限定 おすそ分けする 松茸ご飯 |
去る人に 思いを燃やす 曼珠沙華 | |
さて今日は どの仮面付けて 参ろうか | |
さつき鉢 季節はずれの 迷い咲き | |
三十代? んだす んだでば 曲がり角 | |
雑草の 強さ踏まれて また伸びる | |
逆立ちを しても無理です マネービル | |
酒田から 新庄回って 真室川(まむろがわ) | |
間泥 | 遡り 運命の時間(とき) 巻き戻す |
さびしんぼう 丘にたたずみ 街の灯(ひ)をみる | |
百合江 | サンマなら 煮物 焼きもの まかせなさい |
サービスの 笑顔をバカは 真に受けて | |
ささやかな おしゃれを求めて 街を行く | |
さすが芸道 磨き抜かれた 舞い扇 | |
サファイヤを 欲しがっている 魔女が棲む | |
三割も 負担か病(やまい)に 負けられぬ | |
寒月 | さて俳句 ん困ったな まぁいいか |
彩(さい)て散る 山のもみじの まつりの日 | |
さけ食らい まんま食らって また明日 | |
間泥 | 最高の 出来ばえ大きな 丸つける |
こるち | 刺身見て これはだめだな また今度 |
寒月 | 酒林(さかばやし) 吊す季節を 待ち焦がれ |
峰 | 咲き誇る しなやかに生きる 舞姫たち |
探しだせ 金銀財宝 魔法のランプ | |
寒月 | 賽の目を 投げて出すよな マイ・ライフ |
オキドキ | 捜し出せ! 金の減らない 魔法の財布 |
百合江 | 酒で煮た 糸コンニャクの まさご和え |
殺意を読んだか(蚊) 婆の視線を 巻いて逃げ | |
峰 | 散歩して 猫がいる路地 迷い込む |
再会を 握手で誓う 真(まこと)の友 | |
百合江 | 支えられ 支えて夫婦 丸く住み |
こるち | 寒き日を 指を数えて 待つストーブ |
2002年10月上旬 | |
投 稿 者 | ふ せ い |
こるち | 不摂生 せっせと歩いて 医者いらず |
紅玉 | 沸々と 仙台恋し 一番町 |
百合江 | 夫唱婦随 正論通りに いかぬもの |
不意の客 せめて身近に 芋煮会 | |
降る星に 世界平和を 祈る我 | |
こるち | 不思議だな 世界はいつも 戦あり |
間泥 | ふてくされ 背中まるめて 居酒屋に行く |
不可思議な 政治のカラクリ 今も昔も | |
寒月 | 不祥事を 全部隠して いい子ぶる |
風呂あがり 急(せ)かされたよに いっき飲み | |
不揃いの 線香けむる 一周忌 | |
紅玉 | 不揃いの 背に瀬に隠れ いと、あやし |
old-bean | 不甲斐なき 成績残し いざ下期! |
寒月 | 伏見の酒 清清として いと凉し |
間泥 | 古ぼけた 洗濯機の音 いとおしい |
二人きり セイロンのお茶 いい香り | |
百合江 | 不細工でも 世界でたった 一枚のセーター |
二日町から せっせと歩いて 一番町 | |
二日酔い 責められまいと 意味不明 | |
不覚にも 先手打たれて 石になる | |
ブランコの 背中叩いた 一番星 | |
夫婦とは 戦友だったと いう絆(きずな) | |
峰 | 触れる手が 切なさ語る いつわらず |
寒月 | ふとん干し 洗濯もする いいダンナ |
フリーター 専業主婦でも いぃじゃない | |
こるち | ふと思い 善哉おやつは いい子にね |
寒月 | 浮浪者も 聖人もみな 一個人(いちこじん) |
ふか酒は せじと今夜も 意を決す | |
百合江 | 複雑な 世間話に いち抜けた |
不況でも 生活楽しむ いい性分 | |
降ってきた 晴耕雨読と 行きますか | |
峰 | 不確かな 線上に立ち 生きる我 |
ふり返る せっけんの香り いつかの背中 | |
百合江 | 分別(ふんべつ)の 世代と他人は 言うけれど |
古里の 清流や空気 いつまでも | |
寒月 | 降り積もる せっせと掃いても 銀杏の葉 |
峰 | フラれたよ 責めない眼差し 痛かった |
寒月 | ふるさとは 仙台だっちゃ いぃどごだぁ |
紅玉 | 不誠実 責めらて、尚 いい加減 |
2002年10月下旬 | |
投 稿 者 | ね ぐ せ |
こるち | 熱帯夜 ぐっすり眠れず 成果落ち |
寒月 | 寝言いい グゥグゥいびきに 責められる夜(よる) |
寝小便 ぐっしょり濡れて 責められる朝 | |
寝つけづに グラッパあおる 切ない夜(よる) | |
寝冷えして くしゃみをひとつ 咳ひとつ | |
ネギま 皮 串の数だけ 請求書 | |
ねころんで 靴ぬぎ捨てて 背のびして | |
百合江 | 猫マンマ 食いかねている 贅沢な |
猫目石(キャッツアイ) クイズに答えて せしめたし | |
ねえサンタ クリスマスには セダン買って! | |
練り羊羹 くず餅 玉露を セット買い | |
子の刻に 曲者捕らえて 成敗す | |
寝すがたが くの字に曲がる 背中かな | |
年金でも 国はやっぱり 税を取る | |
ねんころりん くうくう寝息の 背が温(ぬく)い | |
願わくば クーデターなき 政策を | |
寝ちがえて 首が痛くて 背骨まで | |
根っからの 食い道楽が 整腸剤 | |
鼠ヶ関 車で飛ばして 瀬波温泉へ | |
寒月 | 念願の GRAND VIN(グラン バン)の 栓を開け |
熱弁を 繰り返し説く 宣教師 | |
峰 | ネオン街 クセになりそな セーラー服 |
寒月 | 年末の 暮れゆく街が セピア色 |
間泥 | 音をあげて ぐったり疲れて 精根尽きる |
峰 | 熱気球 空中散歩は 絶景かな |
こるち | ねえちょっと! 愚痴を聞かせて 清々か?! |
寒月 | 熱戦が 繰り広げられし 関ケ原 |
峰 | 鼠小僧 雲隠れしては 世間騒がす |
年輪の 空白埋める セレナード | |
寝袋を 車に積んで 星座さがそう | |
オキドキ | 寝る前の グラスに浮かぶ セロニアス |
峰 | 年始から くたびれたシャツの 生活さ |
寒月 | 眠り姫 口づけされて 赤面す |
こるち | 寝る事と 喰う事だけの 世界観 |
紅玉 | 根深きを ぐんぐん落とす 洗濯機 |
2002年11月上旬 | |
投 稿 者 | も み じ |
こるち | モテないと 身近な人に 嫉妬する |
寒月 | 森深く 耳をすませば 霜月の声 |
百合江 | もめたなら 右か左か ジャンケンポン |
もみじの手 見送りに来た ジジとババ | |
モデルのような 見事なボディを 自慢され | |
寒月 | 盛り蕎麦を 三つ平らげ 自慢顔 |
百合江 | もっと良く 宮沢賢治を 知りたくて |
喪が明けて 見つめられてる シャンデリア | |
戻ろうか 道に迷って 思案橋 | |
寒月 | もつ鍋は みそ味しお味 しょうゆ味? |
百合江 | モー娘を みんな見ぬ間に 時間切れ |
文字盤が 見づらくなった シニアかな | |
もうそこに みぞれが来ます 蛇の目傘 | |
寒月 | もらい泣き みんなが揺れた 自爆テロ |
望月が 水面(みなも)を照らす 白い夜 | |
戻り舟 都恋しや 島帰り(しまがえり) | |
百合江 | もしかして みちのく旅行の 姉妹かも |
もういいかい 峰さんめっけた 地蔵さんのうしろ | |
間泥 | もらうもの みんなバラバラ 十人十色 |
もぎたての ミカンで搾った ジュース飲む | |
もう一度 見直してみる 自由の意味 | |
寒月 | モミの木が 身を装って ジングルベル |
百合江 | 餅の絵で 満たせる腹と 自己暗示 |
寒月 | もう一軒 道草くって 始発組 |
もう少し 見つめあいたい 時間まで | |
百合江 | もうドルに 未練を捨てて 趣味に生く |
モナリザも 耳傾けて ジャズを聞く | |
間泥 | 問題は 右か左か 十字路に立つ |
紅玉 | 文無しを ミラクル変える 自由人 |
寒月 | 紅葉(もみじ)燃ゆ 短い命 自己主張 |
もの言わず 見守るだけの 地蔵尊 | |
間泥 | 文句なし 水がいい処 地酒がうまい |
峰 | 萌える葉に 見え隠れする しみる日差し |
もたれつつ 見上げる空に 白い筋(すじ) | |
桃缶を 見舞いの品に しようかな | |
紋白蝶 南の風の 調(しらべ)奏でる | |
オキドキ | もーかってまっか〜? みりゃーわかるがなぁ! じぇ〜ん じぇ〜ん |
寒月 | 求めども 見つかり難し 人生の意味 |
峰 | 求めない 満たされなくとも じっと待つ |
間泥 | 餅飾り 晦日(みそか)に響く 除夜の鐘 |
峰 | 物思う 見送る列車に 紫煙くゆらす |
持ち前の 乱れぬ推理 シャーロック・ホームズ | |
もしかして 未確認飛行物体 信じられない | |
杜(もり)の都 宮城が誇る 四季の食 | |
寒月 | 盛岡は 短い蕎麦より じゃじゃ麺さ |
2002年11月下旬 | |
投 稿 者 | か え で |
こるち | 帰るとも! 襟を正して 出口から?! |
寒月 | かみさんと 映画と食事で デートです |
かみさんを 駅まで今日は 出迎える | |
枯れ葉舞う 駅のホームで 手を振った | |
拍手に 円満願い 手を合わす | |
燗酒を 遠慮もなしに 手酌酒 | |
鎌倉は 江ノ電揺れる 寺の町 | |
かあさんの 笑みも包んで 手巻き寿司 | |
仮初め(カリソメ)の 縁(エニシ)求めて 出会い系 | |
間泥 | 数々の 駅弁楽しい 電車の旅 |
寒月 | カツ丼で 縁起かついだ テストまえ |
髪結いの 襟足繕う 手の白さ | |
科特隊 援護射撃で 敵を撃つ | |
こるち | 勝てるかな? えんやこらさっさ 出かけるべぇ(^^;) |
傘持ちて 縁側に座る 出掛け前 | |
寒月 | 門松と 笑顔に送られ 出初式(でぞめしき) |
百合江 | 外債(がいさい)も 円建て(えんだて)も 出たとこ勝負や |
寒月 | 片目欠く 英雄偲ぶ 天守台 |
百合江 | 風が去り 縁日ねだる 出窓かな |
2002年12月上旬 | |
投 稿 者 | し か く |
こるち | 辛抱だ 必ずできる 食いしばれ! |
紅玉 | 叱られて 帰る家なし 暮早し |
寒月 | 師走来て 帰り支度に 暮れる歳 |
百合江 | しかしまあ 考え浅く 口すべる |
知らぬ間に 駆け出している 暮れの街 | |
しょうが・豚 角煮は砂糖も 加えましょう | |
寒月 | 尻餅で 書き初め書いて 苦笑する |
百合江 | しあわせは 形 例えば クエスチョン |
資源ゴミ 可燃 きちんと 区分けして | |
失敗を 重ねて築いた 苦心談 | |
しじみ貝 身体に良いから 食いなされ | |
寒月 | シリウスの 輝く空に 曇りなし |
紅玉 | しょうもない からっぽ財布 食いだおれ |
シナモンの 香りがせかす 来る来ない | |
信じてた 必ずいつか 苦が解ける | |
百合江 | 少年は かくあるべしと クラーク博士 |
しめ縄や 神棚掃除 九分通り | |
勝算を 隠して腕を 組み直し | |
七難を 隠せぬ色で 苦労する | |
しわ たるみ 加齢を重ねた 勲章さ | |
純粋で 寛大だった 故郷(くに)の亡母(はは) | |
寒月 | 叱られて 帰る家路は 暗い道 |
シンデレラ 駆け足ダッシュで 靴忘れ | |
しばらくと 燗酒友と 酌み交わす | |
塩とんこつ 替え玉たのむ 食いしん坊 | |
下の句と 上の句合わず 苦戦する | |
島唄に 重なり浮かぶ 国の母 | |
2002年12月下旬 | |
投 稿 者 | し わ す |
こるち | 叱られても 忘れてしまう すぐ、すぐに |
紅玉 | 洒落ならず 我を通して すってんこ |
百合江 | 四面楚歌 悪あがきなど すてなさい |
終着駅 我が葛藤の 捨てどころ | |
冗談を 笑い飛ばして スカッとす | |
しもふりの 和牛買ったら すっからかん | |
寒月 | しみじみと わたしあなたが 好きでした |
搾りたて 若い香りの 清し酒(すがしさけ) | |
百合江 | 旬の味 割引セールで ずわいがに |
こるち | しじみ汁 忘れかけてた 素直な味 |
紅玉 | 死んだふり 忘れたふりし すみません |
寒月 | しんしんと わた雪つもる 隅櫓 |
百合江 | しめ鯖に 和がらし溶いて 酢みそ和え |
しん しん しん わた雪かぶった すべり台 | |
紅玉 | 新年は 忘れず、ほーら 直ぐそこだ |
寒月 | 幸せは 笑いの中に 過ごす日々 |
百合江 | 自信を持って 我が道を行く ずんずんと |