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平成13年


 平成7年2月1日付産経新聞朝刊の宮城県内版に、こんな広告が載った。


新酒の季節 宮城が誇る伝統の酒
鳳陽(ほうよう)の酒蔵開放!
春の訪れが待たれる季節。今年内ケ崎酒蔵店では、皆様に生まれたての新酒をご賞味いただく“酒蔵開放”をいたします。杜氏が精根かたむけた新酒の出来栄えを味わいながら、歴史と伝統の酒造りをご覧下さい。
  • ご招待日/2月26日(日)
  • お申し込み/往復ハガキに住所・氏名・年齢・職業・性別・電話番号を記載の上、2月7日(火)必着でお申し込み下さい。ハガキ1枚につき1名様に限らせていただきます。後日返信ハガキでご連絡致します。応募多数の場合は抽選となる場合がございます。*車でのお越しはご遠慮願います。
鳳陽醸造元
合資会社内ケ崎酒造店
宮城県黒川郡富谷町富谷字町27 022−358−2026


「今年の内ケ崎酒造店の酒蔵開放の参加受付は、電話申込ではなく、申込方法は新聞広告になるらしい」という情報は得ていたが、まさか2月1日とは思っていなかった。思っていたより早い。
「今日の新聞だ!」と知人から連絡をもらい、あわてて新聞を買ってハガキを出した。すると、しばらくして返信ハガキが届いた。


「酒蔵開放ご招待
 向春のみぎり、皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます
 お申し込みいただきました酒蔵開放を下記の通り開催致しますので、
 ご案内申し上げます
 平成7年2月26日(日) 午前10時30分開始 午後12時00分終了
 尚、お車でのご参加は固くお断り致します
 本状を受付にで、ご提示下さい。本状はご本人様のみのご入場券となります」


 さあ〜、今年も5種類の利き酒全問正解をねらうぞ!
 仙台駅前発のバスに乗って約1時間。バスを降りると、バス停の前が内ケ崎酒造店である。ここは酒造工場ではなく、蔵である。
 寛文元年(1661年)創業、330有余年の歴史を誇る。伝統ある蔵にふさわしく、昔ながらの手造りの技を大切にしている。主要銘柄は「鳳陽(ほうよう)」である。この蔵は、蔵見学をさせない。なぜなら、私達が持ち込む雑菌により酒造りに大切な菌が死んでしまったり、雑菌が繁殖するのをとても心配しているからだ。杜氏もとても控えめな人で、酒造りに徹し、すすんで表に出ることはない。写真に撮られるのも嫌がる。頑固と思えばそれまでだが、酒造りに対しても頑固なこだわりがあるのだろう。こういう杜氏だからこそ、美味い酒が造れるのだと思えば好感がもてる。

 蔵の中では、ふなくちと熟成もろみが飲み放題!私は、蔵でいただく「ふなくち」「もろみ」が大好きである。これらは、蔵でしか味わえない。粕汁も振る舞われる。この粕汁が最高に美味い!酒粕はもちろん内ケ崎酒造のものだ酒のつまみに、笹蒲鉾や漬物も出た。この蒲鉾(「阿部のかまぼこ」)は、内ケ酒酒造の酒を使用しているそうだ。
 帰りには、酒粕500gとふなくちのカップ酒もお土産にいただき楽しい酒蔵開放参加であった。いただいた酒粕で、自宅で粕汁と甘酒を作ってみた。美味い!一ノ蔵でもらった酒粕でも作ってみたが、コクがなくて、美味くない。本当だからしょうがない。

 利き酒の種類は5種類。「大吟醸」「純米酒」「本醸造」「普通酒」「ふなくち」である。全問正解者は、去年は午前の参加者約125人中3人(内1人は私です)。今年は午前の参加者約130人中7人(内1人は私です)でした。全問正解者の賞品は、本醸造1升瓶。3問正解者の賞品は300mlビン本醸造である。
 全問正解者の中に、赤ちゃんを背負ったお母さんがいたのには会場にどよめきが…。本人も信じられないという様子だった。本人にも気がつかない才能なのかもしれない?家に帰れば、父ちゃん爺ちゃん婆ちゃんで「うちのヨメは、やるもんだね〜」なんて盛り上がるのだろうか?「来年もこの会場で会おうぜ!」などと、かっこ悪い台詞で闘志を燃やしたりしませんよ。私は。メラメラとね。
(おしまい)


 たぶん信じてもらえないと思うが、私は下戸である。ビール200mlもしくは日本酒50mlでダウン(赤くなる→青くなる→寒気がする→寝る)です。訓練した(ベロ立て伏せとか…?)けどダメだった。なのに、弱いくせに、日本酒が好きなんだよおう〜!がるるう〜。あ、理性が…。
 っくしょう〜!なんで飲めない身体なんだ!自分の身体を呪うぞ。
 でも、これで、もし上戸だったりしたら、確実に依存症の道まっしぐらだったかも…。飲めなくてよかったのか?う〜む。(悩むなよ!)