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トロッコで盛り場に運ばれた石をばけつ一杯になるとシグナルのロープを3回位引いて合図を
巻き上げ室に送り一服する。
ハッパ(ダイナマイト)を仕掛ける労働者 − 左の2人の(ロシア人)女性
(抑留記)
急な斜面の道を上がりきると鉱山事務所(カントーラ)兼巻き上げ室がある。
この上に櫓があり滑車の下にビヤ樽型をした金属バケツ(バンカ)が吊り下がり、脇に合図を
知る鐘のシグナルがある。
縦抗鉱山で山の中腹から深い所は地下40メートル位あり、垂直下の地底は盛り場になる。
盛り場は各坑道からトロッコ(ワゴン)で鉱石が運ばれて、それをバケツに詰めて、地上の櫓
の鐘やワイヤーロープで連絡の合図を送り、巻き上げる仕組みになっている。
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