なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第114号)

                                                      平成20年 4月22日

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こんにちは、ニャロメです。

天気予報では「紫外線対策をしっかりしましょう」
なんてコメントが聞かれるようになりました。
今月、来月は紫外線が一番きつい時期だとか。

ワタシは年がら年中紫外線対策しているので、
「あ、これからが本番なのか〜」
とちょっとビックリしました(笑)。


では114号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「テーピングの決め事」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「フィルターとしてのトレーナー」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「何の役に立つのか」よりも「誰のために役に立つのか」を考える

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【テーピングの決め事】

公式戦の合間をぬって遠い学校へトレーナー活動。
こちらもいよいよ公式戦が間近になってきました。
そしてたくさんの新入部員も入ったようです。

授業の関係で今回行った日には新1年生には会えなかったのですが、
これからチームの一員として一緒にがんばっていこうと思います。
きっと初々しいんだろうなぁ〜(*^_^*)

で、試合間近でのトレーナー活動で
今回は練習後に相談や質問をしてくる選手が多くいました。

●ケガをしてその後のリハビリのこと

●試合前のコンディショニングについて(食事など)

●不安部位があるのでストレッチやテーピングの仕方について


ストレッチは出来る限り一緒に行い、
「どこをどうやって伸ばすか、痛いまでは伸ばさないようにする」
といった基本事項を確認しました。

テーピングは簡単に出来るものをその場で行い、
マネージャーも呼んでノートにメモ。
今、巻いている感覚を選手に確認してもらい、
再度、マネージャーに同じように巻いてもらってチェック、

といったことを行いました。

テーピングの決め事としては、

「テーピングを巻いたほうがいいような状態であれば、
 練習後ははずして必ずアイシングをすること」

というのを選手と約束しています。

痛みはもちろんですが、違和感がある場合にも
一度はしっかり冷やして炎症を抑えることをまず優先させます。

筋肉の拘縮などは冷やすというよりも温めたほうがいいのですが、

●冷やすことによるデメリットと

●冷やさなかったことによるデメリット

を考えると前者のほうが低いかなと考えています。


トレーナーがいない環境の中で、
選手たちで判断し、出来ることを行うというのはむずかしいのですが、
少しでもその判断のアドバイスが出来ればと思っています!

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【フィルターとしてのトレーナー】

トレーナーの役割はいろいろありますが、
今日は「フィルターとしてのトレーナーの役割」について


そもそも現場で選手がケガをした際に、

●緊急であるか緊急でないか

●経過観察でいいのか、レントゲンなどの検査が必要なのか

といったことを瞬時に判断できる能力が求められます。

これは突発的な急性外傷のときもそうですし、
選手が日頃から抱えている慢性障害に対しても
さまざまな視点からアドバイスすることが必要となってきます。

先日あった例では、

「ずっと練習を休んでトレーニングをしていますが、
 練習を再開すると痛みが出ます」

といった相談。

●病院でのチェックを受けたかどうか(原因の究明)

●それに対してどのように行動するのか(トレーニング、リハビリなど)

●そのほかに要因はないのか(動きのチェック)

ということを一つずつ選手とともに確認します。


今回相談してきた選手は、

●病院は特に行っていない

●休めば治ると思っていた

●休んでも治らない

とケガを長引かせる典型的なパターンだったため、
まず最初に病院で経緯を説明して、
ドクターの指導を受けるようにしました。

その上で負担のかかりやすいフォームが痛みの一因ではないか、
という指摘もあったので、そこを確認。

また痛みのある部位ではなく、
他のところ(腰とか股関節)がうまく使えていないために、
代償運動が起きて痛みが出ているのではないかということも
考えられたため、柔軟性をチェック。

「体が全般的に硬い(-_-;)」

今は練習の前後でしっかりストレッチをするようにして、
体の使い方から改革中です。

このようにケガに対して選手がすべきこと、方向性を
しっかり指し示すことが大切です。

その中で必要に応じて医療機関を受診する、
施術などの治療を行うようにする、
こういったトレーナーの「フィルター的役割」というのは、
選手だけでなく、医療機関や治療院との信頼関係を構築する上でも
とても重要であると思います。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「何の役に立つのか」よりも「誰のために役に立つのか」を考える

【脳が冴える15の習慣】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4140882026/dosportstrain-22/ref=nosim

アイデアを生み出すためにどのような思考を持てばいいのか、
ということに対する答えの一つ。

トレーナーとしてさまざまな仕事をしますが、
たとえルーティンワークであっても
「誰のために役に立つ仕事なのか」を考えると、
仕事もその人のためにがんばろうと思えるし、
仕事をより役立たせるためにどうしたらいいか、
というアイデアも生まれると思います。

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◆編集後記
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体調はずいぶん良くなったのですが、
喉の痛みだけが相変わらず残っています。
おかげでとても無口になっています(涙)。

でもトレーナー活動のときだけはひたすら話しているので、
「喉が痛い」といっても選手には信じてもらえないようです(^_^;)


では来週115号でお会いしましょう☆


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