なるほど週刊トレーナーニュース |
◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 【なるほど週刊トレーナーニュース】 http://www.mag2.com/m/0000184398.html (第119号) 平成20年 5月26日 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ こんにちは、ニャロメです。 週末になると天候が悪くなるため、 いつもスケジュールが変更になってしまいます。 当然、休みもいつのまにか消滅してしまうわけで(^_^;) いつものこととはいえ、 「予定は未定で決定にあらず」という言葉は よくできているなぁと感心しきり(笑)。 では119号のご案内です。 【本日のメニュー】 ◆今週の活動ダイジェスト 「よく病院にお世話になりました」 ◆今日のネタ帳・ピックアップ 「裂傷の応急処置」 ◆8月セミナーのお知らせ ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… ◆今週の活動ダイジェスト …………………………………………………………………………………………… 【よく病院にお世話になりました】 今週は前半を遠い学校でのトレーナー活動、 後半はチームでのトレーナー活動がメインの一週間でした。 最近トレーナー活動しかしていないかも? (本業なので当たり前なんですが!) どちらもシーズン中のため、 現在のコンディションをより良くするための サポート活動が中心となりました。 その中でも、ケガから復帰した選手が 「どうも以前のようには動けない」とか、 「違和感が抜けずに何が原因かがわからない」といった 相談があったため、選手の要望もあって病院を受診しました。 病院では主に、 ●ケガの部位の特定(診断名がつく) ●それに対してどのように対応していけばいいのか (休むのか、何をしたらいけないのか、など) ●必要によっては薬を処方してもらう ●必要によっては物理療法などを行う などがあげられるのですが、 ドクターと話をすることで現状を把握できるという面も見逃せません。 「骨には異常がない」 「靭帯が完全に断裂しているわけではない」 など、 あくまでもレントゲンや精密検査の結果を元に 話をされるわけですが、 「これってヘルニアの症状なのかな?」 「骨にヒビが入っているんじゃないのかな?」 といった不安を取り除くという心理的なメリットが大きいです (もちろん実際に対応していただけるメリットが一番なのですが) さらに医学用語がむずかしくて理解できないこともあるため、 トレーナーは医師と選手(もしくはスタッフ)間の 「通訳」的な役割を担います。 もちろん基本的な医学用語が理解できるという 前提のもとに診察に帯同することが必要となるわけですが(^^ゞ 今週は何度かそういった場面があったので、 改めて選手の不安を取り除くためのトレーナーとしての役割を 再認識した一週間でした。 …………………………………………………………………………………………… ◆今日のネタ帳・ピックアップ …………………………………………………………………………………………… 【裂傷の応急処置】 たまたま事故で顔面に裂傷をおい、 縫合処置(いわゆる傷を縫ったということ)を行った選手がいました。 遠征先での病院でしたので、 対応していただいた先生の話を聞き、 「抜糸を行うまでの一週間は毎日消毒してくださいね」 と指示されました。 戻ってきていつもお世話になっている先生に、 裂傷の消毒をお願いしようと思ったところ、 「湿潤(しつじゅん)治療できれいに傷は治るから 消毒は特にしなくていいよ」 といわれ、 密封できるラップにて傷の部分を覆い、そのまま処置終了。 消毒も、ガーゼでのラッピングもなし。 擦過傷(いわゆるすり傷)ではキズパワーパッドなどの 湿潤治療専用バンドエイドを使用していましたが、 今回の裂傷にも同じような処置を行っていただきました。 ※湿潤治療とは 傷口を密封状態にすることで乾燥をさせず、 傷口から出る浸出液(しんしゅつえき)によって 皮膚の再生を促す治療法。 消毒などによる正常な細胞組織のダメージを防ぐ。 参考サイト)新しい創傷治療 http://www.wound-treatment.jp/ 一週間後。 ラップをきれいにはずし、抜糸。 見てみると皮膚がきれいに再生してピンク色になっています。 「こんなにきれいに再生するんですか〜」 と湿潤治療の威力をまざまざと見せつけられました。 傷によっては消毒の必要なものもありますが (動物にかまれたとか、砂利や砂が傷口に入っているようなケースなど) 以前からしっかり常備していた、 ●ガーゼ ●イソジン ●テラマイシン(化膿どめの軟膏) の出番もすっかり少なくなるんだなぁ! と少しの寂しさとともに医学の進歩に感心しきりでした。 ちなみに再生された皮膚は非常に敏感なので、 しばらくは直射日光を避けたほうがいいとのことでした (「しみ」になってしまうことがあるそうです)。 …………………………………………………………………………………………… ◆8月セミナーのお知らせ …………………………………………………………………………………………… 以前から少しお話をしていたセミナーの案内がようやくできましたので、 皆様にお知らせしたいと思います。 「東海スポーツフィールドネット in 山中湖」 日程)8月2日(土)〜8月3日(日) 場所)山梨県山中湖町 参加費)一般 18,000円、学生 15,000円(宿泊費、保険料込み) 内容(予定) セミナー1「スポーツフィールドにおけるアクシデント対応」 セミナー2「ケガのしくみと物理療法の選択」 実技セミナー1「現場に強くなる!応急処置と評価法(下肢編)」 実技セミナー2「投球動作と肩・肘のコンディショニング」 ↓↓ 詳細はこちらのサイトにて ↓↓ http://www.enterprize-n.com/0802/ ワタシも参加します。 ぜひ興味のある方は上記サイトにアクセスしてみてくださいね☆ …………………………………………………………………………………………… ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… 今回はボリュームが増えてしまったので、 「トレーナーを支える元気の出る言葉」はお休みさせていただきましたm(__)m セミナーは早速問い合わせ、お申込みをいただいているようで何よりです。 「楽しく学び、楽しく遊ぶ」 そこでいろんなアイデアや知識、技術などが 参加者全員でシェアできれば最高ですね! では来週120号でお会いしましょう☆ このメルマガでは取り上げてほしい話題や疑問・質問、 心に響く素敵な言葉など、ご意見ご感想をお待ちしています〜 (掲載不可の場合はその旨、一言書き添えていただくと助かります)。 ↓↓ メールフォームはこちらから ↓↓ http://www.enterprize-n.com/cgi2/smaildx/index.cgi 【出張講習会、執筆依頼などのお問い合わせ】 http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/work.htm ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 「なるほど週刊トレーナーニュース」とは? スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を 提供する無料のメールマガジンです。 スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。 トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、 トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に 少しでもお役に立てたら幸いです。 ※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。 【なるほど週刊トレーナーニュース】 発行者 :アスレティックトレーナー ニャロメ サイト情報 :真面目にスポーツトレーニング! http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/ メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp(@←小文字に) 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html Copyright(C)2006-2008 Nyarome All rights reserved ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ |