なるほど週刊トレーナーニュース |
◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 【なるほど週刊トレーナーニュース】 http://www.mag2.com/m/0000184398.html (第123号) 平成20年 6月23日 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ こんにちは、ニャロメです。 チームの練習はお休み、これからシーズンオフです。 休みが2日続くと何をしていいかわからなくなるという、 「夢のない生活やなぁ〜」(BY 友人) なのですが、 楽しい毎日を一つずつ積み重ねることで、 楽しい未来が開けると信じています(笑)。 では123号のご案内です。 【本日のメニュー】 ◆今週の活動ダイジェスト 「新入部員とトレーニング」 ◆今日のネタ帳・ピックアップ 「高圧酸素カプセルについて思うこと」 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 「運動はクスリ」 ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… ◆今週の活動ダイジェスト …………………………………………………………………………………………… 【新入部員とトレーニング】 ということで休みもそこそこに、 遠い学校へ新入部員のトレーニングと 試合前のコンディショニング指導にいってきました。 本格的なトレーニングは初めて、という選手がほとんどでしたので、 ●基本的なフォームをしっかり教えよう ●その前にしっかりウォームアップの仕方を教えよう と選手を集めて説明。 ウォームアップでは主にペアになってのトレーニングで、 動きを重視しどこに気をつけたらいいのかを、 教えていきました。 ワタシがいない日のほうが多いわけですから、 トレーナーがいなくても選手同士で出来るようにしていくことが 必要なのです。 こんなときには、昔、小学校や中学校などでやった体育の授業や、 ボランティア活動で行った遊び要素の入った運動などが とても役に立ちます。 ひとしきりウォームアップを行ってみると、 蒸し暑さもあってか、うっすらと汗を書いている選手が多く ウォームアップ効果はバツグン(自画自賛)。 そこで今度はすべての動作の基本となる体幹をトレーニング。 ただ腹筋、背筋を繰り返すだけでは面白くないので、 スタビライゼーションの要素も取り入れつつ、 楽しく、かつ競争的なものも入れて行いました。 ※スタビライゼーションとは 「重力を実感」「体重を支え」「バランスを保つ」 というコンセプトを持ったエクササイズの一つです。 「かなりキツイですよ〜」 という選手の声を聞きつつも、黙々とトレーニングは続き、 水分補給の後、ようやくトレーニング本番というところで、 「ニャロメさん、グループ練習になりました」 とのこと。 「これからが本格的なトレーニングだったのに〜」 と後ろ髪を引かれつつも、 今度は試合に出る選手たちへのコンディショニング指導。 この続きは次回のトレーニング日に必ず(笑)。 …………………………………………………………………………………………… ◆今日のネタ帳・ピックアップ …………………………………………………………………………………………… 【高圧酸素カプセルについて思うこと】 先日、日本オリンピック委員会(JOC)が 「高圧酸素カプセル療法をドーピングとして規制する」 方針を表明して物議をかもしていますが、 そもそも実証データがそろっていないことを考えると、 規制するほどでもないような気もします。 医療機関で行っている高気圧酸素療法とは違い、 「リラックス効果はあっても疲労回復の効果は期待できない」 と指摘する医師もいます。 と、高圧酸素カプセルについていろんな意見がありますが、 現場で利用する選手の反応はおおむね良好で、 「昨日の疲れが残らず、体が軽い」 「リラックスできた」 といった感じです。 先日そんな酸素カプセルの話題をしていたところ、 ある選手が、 「休みの日は酸素カプセル入るんですよ」 というので、 「どこに通っているの?」 と興味本位で聞いてみたところ、 「あ、自宅にあるんです」 「!?!?!?」 なんとその選手は自宅に酸素カプセルを持っていました(驚)。 酸素カプセルは約400万円の代物。 自宅ですか〜(^_^;) で、その話を別の選手に話すと、 「あ、うちにも酸素カプセルありますよ。祖母が買ってくれました」 っておばあちゃんですかぁ〜〜〜(@_@) 裕福な家庭というか、自己投資というか、 今後どんどんこのような「自宅に酸素カプセル」という 選手が増えていくのかもしれません。 すると酸素カプセルを持っている(入ることの出来る)選手と、 そうでない選手とのコンディショニングには おのずと疲労度合いの差が出るでしょうし、 そうなると資本のあるところにはさらによいコンディションが期待できる ということになって、 「スポーツコンディショニングにおける格差社会」 が出来てしまいそうです。 トレーナーとしてはちょっと複雑な気持ちですね。 そんなことを考えながら、 今回の酸素カプセルにおけるドーピング問題を見守っていきたいと思います。 参考サイト)ハンカチ王子も利用した酸素カプセルって効果あり? http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/207/index1.html …………………………………………………………………………………………… ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 …………………………………………………………………………………………… 「運動はクスリ」 【メタボにならない脳のつくり方】 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4594056849/dosportstrain-22/ref=nosim 京都大学で運動生理学を中心に、 運動による生活習慣病予防を推奨されている森谷先生の著書。 先生の講義は何度か拝聴したことがあるのですが、 バツグンにわかりやすく、面白い。 学会などで先生のセッションがあるときは最優先で聴きにいきます。 「メタボ」とは「メタボリックシンドローム」のことですが ※内臓脂肪型肥満に高血糖・高血圧・高脂血症のうち、 2つ以上を合併した状態をいう(Wikipediaより)。 ●運動をする人はしない人に比べて認知症になる確率が低い ●運動をする人はしない人に比べてがんにかかる確率が低い ●糖尿病もしかり ●「うつ病」などの精神疾患にもよい など枚挙にいとまがないのでこの辺でやめておきますが、 とにかく「運動は生活習慣病を予防するクスリ」である、 という認識を持って運動を習慣化していくことが必要です。 習慣化とはいえないワタシの運動歴を考えると まず実践ということですね(^_^;) …………………………………………………………………………………………… ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… 最近雨は降らないのかな〜と思っていたら、 まとまって降ってきましたね。 蒸し暑さもあってすごくジメジメします。 こんなときでも気分はすっきりさわやかにいきたいものですね! では来週124号でお会いしましょう☆ このメルマガでは取り上げてほしい話題や疑問・質問、 心に響く素敵な言葉など、ご意見ご感想をお待ちしています〜 (掲載不可の場合はその旨、一言書き添えていただくと助かります)。 ↓↓ メールフォームはこちらから ↓↓ http://www.enterprize-n.com/cgi2/smaildx/index.cgi 【出張講習会、執筆依頼などのお問い合わせ】 http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/work.htm ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 「なるほど週刊トレーナーニュース」とは? スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を 提供する無料のメールマガジンです。 スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。 トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、 トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に 少しでもお役に立てたら幸いです。 ※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。 【なるほど週刊トレーナーニュース】 発行者 :アスレティックトレーナー ニャロメ サイト情報 :真面目にスポーツトレーニング! http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/ メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp(@←小文字に) 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html Copyright(C)2006-2008 Nyarome All rights reserved ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ |