なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第15号)

                                                       平成18年5月29日

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【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト
 ◆今日のネタ帳・ピックアップ
 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉
 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【新しいチームで活動するとき】

今週、来週は来るべき試合に向けての準備期間。
チームのトレーナー活動ももちろんですが、
この期間に他チームへのコンディショニング指導、
テーピング講習会、セミナーへの参加など
普段の環境とは違った中で「緊張感のある」一週間でした。


いつも活動しているチームですと、
選手の状況や、チームのこと、スタッフとのコミュニケーションなど
知りたい情報はいつでも得ることが出来ます。

しかし新しいチームや選抜チームなどでは
いろんなアクションをこちらから起こす必要があり、
信頼関係を構築していくのにも時間がかかります。
ワタシが特に意図的に行っていることといえば、

《選手へ》

●選手の知りたい情報は何かを知る(チームレベルの確認)
●コンディショニングに関する疑問、質問を受ける

 ↓

●それに対する回答を行う(出来れば資料やプリントなどで形に残す)
 即回答できなければワタシの宿題とする。


《監督へ》

●活動内容に対する報告書の作成

 ↓

●トレーナーへの要望をフィードバックしていただく


《ワタシは》

●選手・チーム状況などの情報を得る(特にアンケートなど)

 ↓

●チームの把握を行い、今後の展望とあわせながら
 どのようなことが必要になるかを検討、提案する


といった三者にとって有益となるようなものであり、
このような積み重ねが信頼関係の構築には必要だと考えます。
その中でトレーナー個人個人の技量であったり、個性が活かせると
さらにいいのかな、と思ったりします。

そうはいってもなかなか思い通りにはいかないのですが(笑)、
ワタシ自身に負荷をかけつつ、出来ることを一つずつ
行っていこうと思います。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【続・痛いという感覚】

先週「動物は痛みを感じない」という話を紹介しましたが、
「痛み」という概念は言葉による学習にもとづいています。

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トレーナーとして日々選手と接する中で起こるスポーツ傷害に対し、
選手のもつ「痛みの尺度」とワタシのもつ「痛みの尺度」は
違っていて当たり前ということになります。

それも個人個人によってその尺度は違うので、
ケガをしたときの「痛み」によって判断することは非常にむずかしい。
相手に成り代わらないと理解できない「痛み」ですから(^_^;)


以前、打撲で脛の骨にヒビが入っていたにも関わらず
「痛くないです」と言った選手がいました!
ということは「痛い」「痛くない」に関わらず、状況判断から
診察を受けさせることが必要であり、
その判断を誰がするかといえば、
現場にいるトレーナーということになるわけです。

「痛み」は判断基準のひとつですが、
その他の「腫れ」「変色」「変形」などといったものの確認、
適切なストレステスト、受傷時の状況などを総合的に判断し、
すばやい対応をすることがトレーナーには求められるのです。


ヒビが入ってても痛くない、と言った選手ですが、
その後しばらく時間がたってから「痛い」と言い出しました(^^ゞ
ちょっとリアクションが遅かったのかな??

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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●仕事とは自分の長所を人のために生かすことだ

【大人が変わる生活指導】

http://amazon.co.jp/o/ASIN/4822245071/dosportstrain-22/

今や「カリスマ体育教師」としてビジネス社会でも
その指導方法に絶大な人気のある原田隆史先生の最新本より。

この言葉は中学生に向けて話されたものとのことですが、
「自分の長所を人のために生かす」ために仕事をし、活動し、
いろんな人が喜んでもらえるとやっぱり嬉しいです。

仕事って素敵だなぁ!!と思ったりして。

ちなみに来週6月5日(月)テレビ東京系列の「カンブリア宮殿」
(PM10:00〜)に原田先生が出演予定とのこと。
今から忘れないように録画の用意をしておきます。

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◆編集後記
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今週はいろんな人と話す機会があり、気づきの多い一週間でした。

やっぱり慣れた環境では向上心も下火になりがちなので、
新しい出会い、新しい本、新しい環境は大切にしたいですね。

その一方で自分の居場所ともいえる環境と、
「あ・うん」の呼吸!ともいえるスタッフ、
同じ目標をもったチームの選手たち。
ワタシの仕事、活動がみんなの喜びにつながるのであれば、
ますます張り切っていきたいと思います〜。

では来週もよろしくお願いいたします。

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【なるほど週刊トレーナーニュース】

 発行者    :アスレティックトレーナー ニャロメ
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