なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第16号)

                                                        平成18年6月5日

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【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト
 ◆今日のネタ帳・ピックアップ
 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉
 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【診察に帯同する】

チームで活動をしていると、
ケガをした選手について診察に帯同することがあります。
今週は何かと相談したいことがあったので、
ワタシも選手とともに診察にいってきました。


トレーナーとして診察に帯同する際に気をつけることは、

●選手に前もって診察帯同についての許可をとる

●診察ではしっかり話を聞く、メモを取る

●主体はあくまで選手。

●選手と医師との会話でもう少し詳しく聞きたいところを質問する

などでしょうか。


個人情報保護法やプライバシーの保護などから
選手のケガについての情報を共有することについては、
必ず一言断っておく必要があります。
チームトレーナーとして信頼関係があれば、まず問題ないでしょう。

あとやってしまいがちなNGといえば、

「矢継ぎ早に回答するトレーナー」

医師は選手自身に質問しているところを、
全部トレーナーが答えてしまうという(^_^;)

昔のワタシへの反省の意味も込めて、ですが。

こうならないためには、
選手が自分自身のケガの状況や内容について説明できるように
事前に選手とトレーナーで話をしておく必要があります。
それで足りないところをトレーナーが補足説明する、
というのがよいのではないかと思います。


診察に帯同することは医学的な知識が必要である一方、
非常に勉強になることも多いです。
またドクターと顔見知りになることでいろんなことを教えていただけるので、
機会があれば、一度診察に帯同することをオススメします。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【椎間板ヘルニアの疑い?】

腰痛で練習が満足に出来ない選手がいたのですが、
通っている接骨院で「腰椎の椎間板ヘルニアだろう」といわれたとのこと。
チームの監督から

「本当にそうなんでしょうか、選手をみてもらえませんか」

といわれ、ワタシがいつもお世話になっているドクターを紹介しました。


医師以外が診断名をくだすことは出来ませんが、
この際、そこはあまり関与しません。
ただ驚いたのは「出ている椎間板を押し戻す治療をしている」らしい。

選手のいうことですから、専門用語をすべて理解できるわけではなく、
話半分くらいで聞かないといけないのですが

「出ているものを押し戻す?」

とずいぶん頭に?マークが出たので、ドクターに

「先生、椎間板ヘルニアって押すと戻るんですか?」と尋ねたところ、

「そんなことが出来たら、僕もやってます」と言われました(^_^;)


結局、診察の結果はヘルニアの疑いもなく、
骨盤周囲筋群のトレーニングとストレッチ、
フォームの確認等をみっちりレクチャーしてもらい、
とにかく出来ることをしっかりやっていくと、
なんだかウソみたいに回復しました。

あの痛くて練習できなかった日々は一体何???
とまた?マークが(笑)。

「病は気から」という言葉もありますが、

「大丈夫、椎間板ヘルニアじゃないよ」

という言葉ですっかりやる気を取り戻したのでしょう。
これからシーズン本番に向けてがんばってもらいたいです。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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●進歩とは反省の厳しさに正比例する (本田宗一郎)

自分を振り返ることはとても大切ですが、
「ここをこうればよかった」とか
「あのとき、こうなっていればなぁ」とか
落ち込んだり、悔やんだり。
ましてや他人を責めたりなんてことはもってのほか。

行動し、振り返って反省し、それをまた次にいかす。

この繰り返しこそが進歩なのですね。
「なぜこうなったか」
「今度はどうするか」
原因や失敗の分析、そしてそれをいかすことで
一回り大きな自分になるように。

厳しいな〜。自分に厳しく、ですね!

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◆編集後記
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今週は学会の発表が続くのですが、
チームの試合があるため、残念ながら参加できません。

研究がまとまったときには
「これでタダで沖縄にいける!」と喜んでいたのですが!?
現場あっての研究ですので、今回はどんまい、ということです
(ちょっと自分に言い聞かせています)。

沖縄の海、おいしい食べもの、ゴルフ(って学会は?)。
それに負けないくらい熱い一週間にしたいと思います。

では来週もよろしくお願いいたします。

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 発行者    :アスレティックトレーナー ニャロメ
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