なるほど週刊トレーナーニュース |
◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 【なるほど週刊トレーナーニュース】 http://www.mag2.com/m/0000184398.html (第162号) 平成21年 3月23日 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ こんにちは、ニャロメです。 ようやく春本番、もう桜が咲き始めたようです。 大学受験に失敗して桜に八つ当たりしたことを思い出す・・・(笑)。 とステキな思い出いっぱいの春ですが、 スポーツのシーズンもいよいよ、です。 なんだかワタシが緊張してきましたよ〜(@_@) では162号のご案内です。 【本日のメニュー】 ◆今週の活動ダイジェスト 「頼られる存在であることのジレンマ」 ◆今日のネタ帳・ピックアップ 「イップスを克服したい!(前編)」 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 「豊かな表情・笑顔を鍛えよう」 ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… ◆今週の活動ダイジェスト …………………………………………………………………………………………… 【頼られる存在であることのジレンマ】 今週はいつものチームでのトレーナー活動、 近い学校、遠い学校と担当チームの選手すべてに会ってきました〜。 そして一週間での移動距離はすごいことに(^_^;) もうすぐ春ですね〜♪(キャンディーズ風) そんな中、チームに合流した新入部員たちも 入部当初の緊張はほぐれ、少しずついろんな話をするように なってきました。 で、最近気づくことは。 「なんだか依存されすぎてはいないか?」 ということ。 トレーナーとして頼りになる存在であるのはもちろんなのですが、 「ここが痛いのでテーピングをしてください」 「ここに違和感があるのでストレッチをしてください」 と毎日のように同じことを依頼してくる新人選手たち。 最初のうちはケガの状況を把握し、 練習に参加したいという意向をある程度汲んだ上で、 ワタシのできる範囲のことでサポートしていたのですが、 同じことを毎日依頼してくることに違和感を覚え、 ●セルフケアはどうしているのか ●テーピングやストレッチがないと練習が出来ないという状況は 必ずしもいい状態ではない ●トレーナーがいないときはどうしているのか といったことを後で選手に聞いてみました。 すると案の定、今まで毎日トレーナーがいる環境になかったので 「何でも屋」のように頼りにしていたようです。 トレーナー活動を始めた頃は、 こうした選手の要望にこたえられる自分がうれしくて、 ずいぶん選手を甘やかしてしまったように思います(反省)。 今では、トレーナーによるコンディションの把握を 必ず選手自身にも理解できるように話し、 その上で自分で出来ること(セルフケア)を自分自身で行い、 さらに困ったことや不安なことなどを相談するように指導しています。 そうした教育・啓蒙活動こそトレーナーの大きな役割の一つであり、 選手が入れ替わる学生スポーツでは、 毎年のように同じことを言って聞かせています。 これだけは毎年同じことの繰り返しなのですが、 これもまたチームのレベルアップ向上のためのワタシの大切な役割です! …………………………………………………………………………………………… ◆今日のネタ帳・ピックアップ …………………………………………………………………………………………… 【イップスを克服したい!(前編)】 とある選手が話しかけてきました。 「僕はイップスなんですが、これはどうしたらなおりますか?」 ※イップスとは 精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、 自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことである。 本来はパットなどへの悪影響を表すゴルフ用語であるが、 現在では他のスポーツでも使われるようになっている。 (Wikipediaより引用) 今までこのような相談は受けたことがなかったのですが、 ●本人が自分をイップスであると認めていること ●身体の硬直状態が精神的なストレスによるものからきていること ●何かしら原因となるような場面があったであろうこと などを考えて、話を聞くことにしました。 ゴルフ、テニス、野球、アメリカンフットボールなど さまざまなスポーツに見られるこの「イップス」という症状。 普段の練習のときには問題なくできる動作が、 試合のときとか、緊張した場面になると身体がぎこちなくなって 思うように動作ができなくなってしまうようです。 このような症状を起こしやすい選手の特徴としては、 ●義務感と責任感が強すぎる ●プレッシャーを人一倍感じやすい ●自信のある人ほどかかりやすい ●負けん気の強い人 などなど・・・。 イップスになった選手がすべてこのような素質を 備えているというわけではなさそうですが、 よりその傾向がみられる、ということのようです。 さて、この選手にどうやってアドバイスすればいいか、 をワタシは選手がプレーしている間に一生懸命考えました。 プレッシャーにならずに、より自分の実力が出せるようにするには どのような言葉を選んで話せばいいかな・・・と。 長くなってしまいそうなので、続きは来週号にて(^_^;) …………………………………………………………………………………………… ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 …………………………………………………………………………………………… 「豊かな表情・笑顔を鍛えよう」 【ビジネス勝負脳】 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4584122067/dosportstrain-22/ref=nosim 北京オリンピックの競泳日本代表チームをサポートし、 北島康介選手の金メダル獲得に貢献したと言われている 脳神経外科、林成之先生の著書。 読もう読もうと思いながら、結局友人から本をいただくことに。 しかもご本人のサイン入りで、思わず正座したりして(笑)。 林先生との直接的な面識はないのですが、 脳神経科学系の学会や研究会に出没すれば会えるかな〜? なんてひそかに期待をしていたりします。 前作「勝負脳の鍛え方」が特にスポーツに特化したものであるので、 こちらの著書も未読の方はオススメです。 【勝負脳の鍛え方】 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4061498614/dosportstrain-22/ref=nosim で、冒頭の言葉。 「一流選手はみんななぜ明るいのか」といった話から、 明るさを生み出すもとは、 脳からのドーパミンというホルモン分泌が盛んであること、 ドーパミンは思考力を高め、頭の回転も早く、 新しいことにも意欲的に取り組むようになる、といったことが 指摘されていました。 逆にこのような状態に近づけるために、 自ら率先して、鏡の前で顔をマッサージ。 表情をチェックし、笑顔を鍛えておくこと。 トレーナーとして明るく前向きに活動していきましょう! …………………………………………………………………………………………… ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… 東京マラソンではタレントの松村邦洋さんが 走っている途中で倒れ、一時重体になるということが起きました。 AEDを使っての救命活動によって現在は意識も回復しているとのこと。 AEDの重要性を改めて感じる事故でした・・・。 早く回復されることを祈っています。 今回のメルマガはいかがでしたか? 「役に立った」「面白い」「よかった」と思われた方は ぜひクリック&ご意見をお待ちしています(*^_^*) http://clap.mag2.com/bajaecufre?162 (いただいたご意見はメルマガ上でご紹介させていただく場合があります。 掲載不可の場合は、その旨一言お書き添えいただければ幸いです) では来週163号でお会いしましょう☆ 【出張講習会、執筆依頼などのお問い合わせ】 http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/work.htm ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 「なるほど週刊トレーナーニュース」とは? スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を 提供する無料のメールマガジンです。 スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。 トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、 トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に 少しでもお役に立てたら幸いです。 ※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。 【なるほど週刊トレーナーニュース】 発行者 :アスレティックトレーナー ニャロメ サイト情報 :真面目にスポーツトレーニング! http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/ メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp(@←小文字に) 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html Copyright(C)2006-2009 Nyarome All rights reserved ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ |