なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第163号)

                                                      平成21年 3月30日

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こんにちは、ニャロメです。

先週はとても暖かく桜が咲き始めたのに、
今週は風が強く、冷たく、寒い一週間でした。
久しぶりにカイロをポケットに入れて活動(-_-;)

気温が低いと身体のコンディションを保つのも一苦労ですね。


では163号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「まずは予選を突破!」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「イップスを克服したい!(後編)」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「柔らかさ」こそ本当の「強さ」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【まずは予選を突破!】

今週は近い学校がさっそく公式戦に登場です。

対戦相手校の戦力がよくわからないので、
監督に聞いてみると、

「うーん。どこも同じような戦力でしょうか。
 全部勝つことも考えられますが、全部負けて予選敗退も考えられます」

なんて、ええ〜っ!?!?!?

と一人でソワソワしていたのですが、
無事、全勝で地区大会に進出決定したとの連絡がきました!
いやぁよかったです(*^_^*)

特にオフシーズンでは毎回訪問するたびに、
フィジカルトレーニングを行い、ランニングを行い、
ひたすら基礎体力強化に努めて指導してきました。

先日の訪問では、その成果が技術練習にも少しずつ出ているようで、
選手たちのモチベーションも上がり、自信もついてきているようでした。

久しぶりの公式戦に選手たちは「声が裏返るほど」緊張したそうですが、
今度はトーナメント戦、「負けたら終わり」の長い戦いです。
書いているこっちまで緊張してきました(笑)。

トーナメント戦で大事なことは、

●自分たちの実力を出し切ること

かな?

これで負ければ、実力不足、技術不足として
課題が見えてくると思います。

悔しいのは実力を出し切れずに、ひょっとしたら勝てたのかも、
と思いながら、結果は負けてしまうこと。

地区大会への準備とともに、練習からすべてを出し切ること。
トレーナー、トレーニングコーチとして、
次の大会に向けて出来ることを精一杯行うぞ!
と鼻息荒く誓った週末でした。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【イップスを克服したい!(後編)】

イップスをなおしたいと自覚する選手からの相談を受け、
どうすれば克服できるかを一緒に考えることにしました。

※イップスとは

精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、
自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことである。
本来はパットなどへの悪影響を表すゴルフ用語であるが、
現在では他のスポーツでも使われるようになっている。

(Wikipediaより引用)

***

というのが先週までのお話。

責任感や義務感が強く、
プレッシャーを感じやすい選手が陥りやすい傾向があるとのこと。

なので、まずは「こうしなければならない」といったものを排除し、
目標を大まかにして気楽に練習に取り組めるような
環境づくり、雰囲気づくりを目指すこと。

パートナーとの練習の場合、
相手から受けるプレッシャーを最大限軽くすることも必要ですね。

「うまくいかなくてもいい」

「以前よりも少しでもいい動作が出来ればOK」

ということにしておくと、
気持ちも少し軽くなるのではないでしょうか。

メンタル的な面が改善されると
動作の面でものびのびとプレーできるようになるのでは、
と思います。


選手の動きを見ていても、

「イップスになってしまった。うまく出来ない。どうしよう」

という焦りがさらに動作をぎこちなくさせて、
結果としてうまく出来なくなってしまうという
悪循環に陥っているような感じがしました。

焦りは禁物ですね(@_@)

すぐにイップスの症状が改善するというのはむずかしいようですが、
時間をかけながら、焦らずに反復練習を繰り返すことで、
そのうちイップスだったことすら忘れてしまったような、
そんな感じで克服できればいいですね。

相談を受けた選手が「そのうち」よくなるように。

ワタシもいろんなことを学びながら、
いいアドバイスがおくれるようにがんばります☆


参考サイト)田口壮オフィシャルサイト(イップスへの対処法)
http://www.taguchiso.com/contents/lesson.htm

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「柔らかさ」こそ本当の「強さ」

【人を見抜く技術】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4062725525/dosportstrain-22/ref=nosim

伝説の「雀鬼」として20年間無敗伝説を作った
勝負師・桜井章一氏の著書。

以前に甲野先生との共著を読み、鋭い観察力に脱帽しました。

【賢い身体 バカな身体】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4062144476/dosportstrain-22/ref=nosim


さて「柔らかさ」こそ本当の「強さ」とは。

 私が考える勝負の三原則は「臨機応変」「適材適所」「柔軟性」だ。
 
(中略)

 思考の固い人は筋肉や関節の動きなど体のいたる箇所が硬い。
 そして体の硬い人は心も固くなってくる。
 「固い意志」を持つことが日本では美徳とされるようなところがあるが、
 本来は柔軟な「柔らかい意志」のほうがいい(本文P66〜67より)。

「柔よく剛を制す」という言葉に代表されるように、
しなやかさで剛強なものをそらす、または
その剛強なものの力を利用して、うまく倒すということは
勝負ごとすべてに必要な要素である、と桜井氏は話しています。

思考の固さ、心の固さを取り除き、しなやかで強くありたいものですね。

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◆編集後記
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近い学校はもう公式戦が始まったのですが、
遠い学校は公式戦にはまだ一ヶ月以上あります。
それぞれチームのコンディションが試合のときにベストになるよう、
うまく調整していく必要がありますね。

ここがトレーナーの腕の見せ所?かもしれません(汗)。


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