なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第168号)

                                                      平成21年 5月 4日

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こんにちは、ニャロメです。

皆さん、ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?
今のところ天気がよいようで何よりです。
そしてこの仕事は休みのときほど仕事があるという、
とっても素晴らしい状況です(*^_^*)

シーズン真っ只中!です。

では168号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「公式戦の緊張感」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「それぞれの思惑をコーディネートする」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「サクセスストーリーはピンチヒッターから始まる」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【公式戦の緊張感】

春のシーズンに突入したこともあり、
今週はチームでのトレーナー活動がメインでした。

今までいろいろと練習試合を積み重ねてきたのですが、

「この試合のために今まで練習してきたのだ!」

と思うと、ワタシも緊張しますね。
自分の持っている力が100%出し切れること、
よりよいコンディションで臨めること、
そして相手チームとの対戦です!

普段の生活の中で決着をつける!ということがないので、
一試合、一試合がドキドキ、ハラハラの連続です。


いつも試合のときは、
ウォームアップをコーチにお願いするので、

●不安部位を持つ選手のテーピングやストレッチ

●試合中のケガに備えて準備&待機

●試合後のアイシングなどのケア

●戻ってきてからのクールダウン

を担当します。

テーピングやストレッチを希望する選手が多いときには
時間の調整をしながら順番に行うのですが、
チームの状態がよいので、あまり混雑?しません(笑)。

そして試合が遅くなり、戻ってくる時間が遅くなっても
必ずクールダウンを行うようにしています。
これは今日の疲れを取るだけではなく、
長期にわたるシーズンを乗り切るため。

戻ってグランドに出てみると選手たちがジョグをしたり、
裸足で歩いたりとそれぞれクールダウンを行っていました。

自分たちの体をしっかりとケアする意識、
これがしっかりチームに定着するといいなと思います!

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【それぞれの思惑をコーディネートする】

不安部位を抱える選手に対するとき、
患部そのものや全体的な体の使い方から
今後の練習復帰過程を相談しますが、
それぞれの立場によって、考え方が違ってきます。

特に試合前ともなると選手は試合に出たい一心で
どうしてもムリをしがちです。

「今休んだほうが、復帰までの時間が短く、
 長いシーズンを乗り切るにもいい」

といったトレーナーの判断、

「今休むとこれから先、レギュラーメンバーとして試合に出られない」

という選手の焦り、

「今、100%の状態ではなくても、試合には必要不可欠な選手だから、
 何とかして試合に出られる状態にしてほしい」

というカントク・コーチの意向。

これに場合によってはドクターの判断も加わって、
四者の思惑がバラバラということもよくあります。

これらすべての意向を汲んだ上で、
今後どのようにしてばいいかの方向性を提案するのも
トレーナーの大切な役割の一つです。

それぞれがナットクできる解決策を提案するのは至難の業。
選手やカントクの意向、ドクターやトレーナーの判断が
正反対の場合は特にむずかしいです。

でも一番多いのもこのケースかな。


●この試合がヤマだから

●もう最後の試合だから

特に現役生活の最後の試合、なんてことになって、
でも競技するにはむずかしいようなケガの状況であるとき。

「この状態では試合に出ることはむずかしいよ」

と言うことは簡単かもしれないけど、
選手にとってそれがどのような影響を及ぼすのか。
とても考えさせられるものです。

このような不安部位を抱える選手に対する
さまざまな立場の人からの思惑を配慮して、提案する場合
トレーナーはいろんな立場にたって考えられるように、
日頃から頭の中でシミュレーションすることも大切ですね。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「サクセスストーリーはピンチヒッターから始まる」

【一番になる人】
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4763198203/dosportstrain-22/ref=nosim

「シャ乱Q」のボーカルとして活躍し、
「モーニング娘。」をはじめ、数々のアーティストをプロデュースする
ご存知、つんく♂さんの著書。

前から読みたいなぁと思っていた本を先日ようやく読了しました〜。

月収6万円の生活を2年間!という苦労があってこそ、
今の活躍があるとのこと。
ご自身の経験に基づいているものばかりなので、
つんく♂さんの半生を振り返りつつ、ターニングポイントに必要なこと
がいろいろと書かれています。

「自分には才能はないと思いなさい」

だから、才能ある人の研究を怠らない。
なぜあの人は売れているのか、なぜあの人はウケているのか。

ちなみに今、読んでいる本に通じるところがあって、
才能はもともとあるものではなく、作るものなんだそうです。

【愛に生きる〜才能は生まれつきではない】
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4061154869/dosportstrain-22/ref=nosim

で、今回気に入った言葉。

つんく♂さん自身がピンチヒッターからチャンスをつかんだそう。
ピンチヒッターとして白羽の矢が立つためには、
その前にしっかり準備していることが大切。
そしてきたチャンスをしっかりつかむこと。

「人が遊んでいるときに働け!」

とはおじいさんの教えだそうです。
よし!今日もがんばって働こうと思わせてくれますね(*^_^*)

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◆編集後記
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「人が遊んでいるときに働く」仕事であるワタシは、
今回のつんく♂さんの本を読んで勇気づけられました(笑)。
ピンチヒッターとしてお鉢がまわってきたときに、
対応できる自分でありたい。

そのために出来ることを今日もがんばろうと思います!


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