なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第199号)

平成21年12月 7日

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こんにちは、ニャロメです。

いよいよ師走に突入ですね。
何かとせわしない今日この頃ですが、一年を振り返りつつ、
残りの日々も充実したものでありたいと気が引き締まります。
寒くてシャキっとするのも・・・あります(^^ゞ

では199号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「トレーナーの仕事とは?」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「手術をするときに考えること」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「夢中になることが最高の才能」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【トレーナーの仕事とは?】

今週はチームのトレーナー活動を中心に行っていたのですが、
AT志望の学生さんから相談されることがありまして。
その前には学内のスポーツ新聞の取材も受け、
そろって聞かれたのは、

「トレーナーの仕事とは?」

というとても大きな質問(^^ゞ

教科書的に言えば、

●スポーツ傷害の予防

●スポーツ現場での応急処置

●スポーツ傷害の治療・リハビリテーションを含む再発予防

●選手の自己管理能力の教育

(日本体育協会 アスレティックトレーナーテキストより)

ということなんですが、一言でまとめてしまうと

「チームや選手を取り囲む環境を内面的、外面的の双方から
 バックアップし、特にフィジカル面においてのよりよい改善を
 サポートする」

・・・言いたいことが伝わるでしょうか?

これに関することはトレーナーとしてできる限りサポートする、
と学生さんにも話をしました。

いわゆる「やりがい」もありますし、
「やりがい」の枠を超えた「やるべきこと」もたくさんあって
(どの仕事も同じだと思いますが)、
ストレスもたくさんあります。

学内スポーツ新聞の記者さんからは、

「辞めたいと思ったことありますか?」

と聞かれ、

「数え切れないくらいあります」

と即答してしまいました(笑)。

理不尽なことに落ち込んだり、自分の能力のなさに落ち込んだり、
伝えたいことが伝わらないときに落ち込んだり。

それでも今まで続けてきているのは、

●理不尽なこと → 自分でどうしようもできないことは気にしない

●自分の能力のなさ → 能力を高めればいい

●伝わらない → 伝える方法を変える、が伝わるかどうかは受け手の問題

と発想を転換すると少し気が楽になったり。


「いつも目の前のこと、目の前の人を大切に、全力で取り組む」

ことに意識を集中すると、
落ち込んだときにもわりと早く復活できるような気がします。

トレーナーの仕事ってほかの職種の方から見ると、
「華やかそう」といわれることも多いのですが、
実際は華やかでも何でもなく、常にどうやったらチームや選手のために
貢献できるかを追い求め続ける、地味な?仕事だなぁと思うのです。

ただし。

自分を「ないがしろ」にして、他人に貢献し続けることは
結果的に自分も他人も共倒れになる可能性があるので、
気をつけなければいけませんね。

(このことが理解できたのはつい最近という、ニブいワタシです・・・)

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【手術をするときに考えること】

トレーナーとしてチームでの活動をしていると、
時には手術を必要とするようなケガをする選手がいます。

急性外傷で突発的に起こることもありますし、
慢性障害がまったくよくならず、病院のドクターと相談の上
手術をするケース。
そのほとんどが後者です。


《手術の時期》

これを決める要素としては、

●病院(ドクター)の手術予定のスケジュール

●本人の競技復帰に対する意識(早く治したい、じっくり取り組みたいなど)

●本人のスケジュール(授業など)

●学年やチーム内でのポジション(レギュラーなのか、そうでないのかなど)

などが考えられます。
下級生の今、早く手術を受けてリハビリを行うべきか、
レギュラーでシーズン中であれば、シーズン終了まで待つべきか
夏休みや冬休みなどの長期休暇にあわせて行うべきか・・・などなど。

ちなみに、長期休暇にあわせて行いたいという選手は多いので、
検討しているのであれば早めに手術時期を決めたほうがいいですね。


《手術する病院の選択》

●本人の意思(ただし中高生など未成年は両親や先生と相談)

●両親や知人のススメ

●手術をする部位の専門ドクター

これはもう本人の意思がまず第一優先ですが、
未成年は保護者の同意が必要となりますので、
必ず相談した上で決めることになると思います。

また専門性の高いドクターに依頼するというのも基本でしょうか。
スポーツ選手であれば、スポーツ専門の先生に依頼するというのも基本。

●担当ドクターとコンタクトが取りやすい

「どこの病院にすればいいのかわからない」

という選手も意外と多いので、コンタクトがとりやすく、
リハビリの進捗状況なども相談しやすい先生、病院などを
紹介することもあります。

ただし、最終決定は本人にまかせます。


《手術後のことも考える》

意外と忘れがちなのが手術後のことについて。
病院でのリハビリテーションのほか、
術後のチェックを兼ねた診察が定期的にあるので、

●通いやすいところ

というのは一つ大きな要因の一つではないかと思います。
またリハビリテーションに力を入れている病院もたくさんありますので、
事前にリハビリ室を見学させてもらうのもいいかもしれません。

そして何より、

●この先生、病院に診てもらいたい

という気持ちがあること。
毎回顔を合わせて、時には何年にもわたって相談していく先生ですから、

「なんだか話しにくい・・・」

ということのないように。
診察を受けたときに違和感を感じるようであれば、
思い切って病院を変えてみることも必要になると思います。


手術という一大決心をして、ケガをしたところを治療していくわけですから
手術に関することを決めるのもいろいろ迷うこともあると思います。

選手が迷っているときに、いろんな選択肢を提案できるように、
トレーナーとしてもさまざまな視点をもって考えていくことが
必要になると思います。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「夢中になることが最高の才能」

【大人げない大人になれ!】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4478012245/dosportstrain-22/ref=nosim

マイクロソフト日本法人の社長をつとめ、
現在は投資コンサルティング会社を設立されている
成毛眞さんの著書。

【本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4837976913/dosportstrain-22/ref=nosim

の著書もなかなか刺激的でしたが(笑)、
成毛さんのオススメどおり10冊とはいかないまでも、
並行読書をするようになりました、ワタシ。

そんな成毛さんが現代の大人に必要なものは「大人げなさ」であるという。
「大人げない」という言葉はあまりいい意味で使われませんが、
言葉を言い換えるなら、

子供のような純真さを忘れずに大人として振舞う

ことが「大人げない大人」なのかなと思いました。

「自分を最大限に活かしたいと考えるのであれば、
 夢中になれることを探すか、仕事自体を夢中になれるものに
 置き換えてしまうのがいい」

(P67より引用)

大人になるにつれて、変化を恐れたり、自分の能力をはかったり。
子供のときの純真な気持ちがあれば、
変化にも戸惑わず、興味があるものに取り組み、
知らないことを強みに変えていくことができるとのこと。

トレーナー活動も「夢中で取り組んで」いきたいものです。

【大人げない大人になれ!】
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◆編集後記
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ちなみに「大人げない大人になれ!」という本を書店で見かけたとき、
立ち読みでパラパラ読んで、巻末に載っているオススメ本だけを
購入して帰った大人げないワタシです(^_^;)

反省して後でちゃんと購入したんですけどね(笑)。

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