なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第213号)

平成22年 3月15日

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こんにちは、ニャロメです。

強化練習中で朝から夜遅くまでグランドにいるため、
まったくほかのことが手につきません。
「仕事をしていないんじゃないか?」と自問自答しますが、
そのとおり(^_^;)こんな毎日で大丈夫かな?

では213号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「高校生250人と実践!コンディショニング講習会」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「時間の使い方について考える」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「つらい時期が自分を成長させる」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【高校生250人と実践!コンディショニング講習会】

今週は雪の降る中!?
とある高校にコンディショニング講習会に行ってきました。
よーく考えてみると4、5年前にも一度おうかがいしたことがあり、
学校に行ってみると「あーやっぱり来たことあるよな〜」と一人納得。

運動部員を中心に約250名もの生徒さんが、
スポーツ傷害とコンディショニングについての講習会に
参加してくれました。

ワタシの講習会では

●自分のことをよく知るためのワーク

●講習と実践的なものの2通りで一つの項目を学ぶ

●とにかく手を動かして書く!書く!書く!

ということを意識して資料を作るため、
資料の枚数が多くなってしまうのが玉に瑕(^_^;)
先生方には印刷や配布に労力をお掛けしてしまいます。

そして隣の人と相談もOK、どんどん身体を動かすということもあり、
いつも講習会はワイワイとにぎやかなこと。
2時間しゃべりっぱなしで、終わった後はぐったりします(笑)。

目の前で寝られるよりはいいんですが〜。


具体的な内容としては、
普段、トレーナーの指導を受ける機会のない彼らたちに

●自分でできるスポーツ傷害予防

●ウォームアップやクールダウンの必要性、その具体的な手順

●トレーニングやケガのリハビリでできること

などを説明し、実際に身体を動かしてもらいました。
わからないことや疑問点などもあったようで、
質疑応答時間にはいろいろな質問が飛び出し、

「あー、そういうことがわからないんだ、なるほど!」

と逆にワタシがいろいろと勉強になりました。


講習会が終わってからも質問に列ができてしまうほどで、
そんな彼ら一人ひとりと話をしながら、

「この一言が彼、彼女のスポーツ活動に多大な影響を与えるかもしれない」

と思うと緊張しますよね。言葉の重みというか。

うまく言えないのですが、ワタシがいつもチームの選手に
話しているように気軽にアドバイスしている一方で、
彼らにとっては「専門家のアドバイス」であり、
「現場トレーナーのアドバイス」であるということ。

いい勉強をさせていただきました。
参加した生徒さんの中に一つでも「これをやってみよう」と思えるものが
あるのであれば、講習会をやってよかったなぁと思います。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【時間の使い方について考える】

今週は高校の講習会のほかにもチームでも講習会を行いました。

今までいろんなところでコンディショニングに関する話をしたり、
書いたりしてきたのですが、よく考えるとあまりチームでまとまって
講習会をすることがなかったのです(灯台下暗し)。

今回は疲労回復に関する話を半分(強化練習中なので)、
あとの残りで時間の使い方について考えるワークを行いました。

少し前の本になりますが、経済評論家の勝間和代さんが
書かれていた時間投資のマトリクスを参考に、
今の自分たちの時間はどのような行動で構成されているかを考えました。

【無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4887595867/dosportstrain-22/ref=nosim

時間を「投資」「消費」「浪費」「空費」の4つにわけるのですが、
選手たちの生活にあわせて少しアレンジして考えるようにしました。

●「投資」(緊急ではないが重要なもの=日々の練習、上達するための行動)

●「消費」(緊急でかつ重要なもの=生活上必ず行わなければならないもの)

●「浪費」(緊急だが重要ではない=競技と生活に直接関係のない行動)

●「空費」(緊急ではなく重要でもない=ついダラダラしてしまう時間)

これで一日を考えた場合、
全体練習や自主練習、講習会や読書など競技に結びつくもの(投資)、
生活するうえで必要な睡眠、食事、入浴など(消費)、
終わりのないおしゃべり、先輩に頼まれたおつかいなど(浪費)、
見るともなしに見るテレビの時間、ゲームの時間(空費)、
とどれかに該当するように自分の時間の使い方をチェック。

最後に時間のやりくりで融通のきく時間を自分で書きこみ、
その時間をいかに「投資」(この場合、競技力向上のための行動)に
できるかを考えてもらいました。

おおよそ1時間程度は何とかなる、という回答が多く
この時間の使い方を変えてみることで、
競技に対する意識も変わるのではないかなと楽しみにしています。

ワタシの意図していることが伝わったかなぁ。

選手たちの意識の変化に期待!です。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「つらい時期が自分を成長させる」

【迷ったときこそ、続けなさい!続けることで得られる力】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4844370855/dosportstrain-22/ref=nosim

グラブ作り一筋60年という坪田信義さんのプロフェッショナリズムを
スポーツというフィールドを通して様々な分野で活躍する根本真吾さんが、
「仕事を続けることの偉大さ」を軸にわかりやすくまとめた本。

「迷ったときこそ読みなさい」とも言える本に、
いつも迷って立ち止まってしまうワタシとしては、
ずいぶん元気づけられました。

60年という時間を費やすことで見えてきたものとは?

どの言葉も含蓄があって素敵なのですが、

「厳しい難題をこなしていかないとなかなか人間は成長していかない
 今振り返っても、これらの悔しい日々が無ければ、
 今の僕はいなかっただろう。」(P107より引用)

つらいことにも逃げ出さず、失敗を失敗と認識せず、
お客さんの求めるものをかなえるよう努力し続けるという姿勢は、
本当に頭が下がる思いです。

10数年のトレーナー活動ではまだまだ悟るのは早い、といったところですね。
「迷ったら続ける」で元気にいきたいと思います☆

【迷ったときこそ、続けなさい!続けることで得られる力】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4844370855/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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トレーナー活動もただ現場でサポートするだけじゃない!
ということで選手の意識改革に取り組むべく、
コンディショニングとは別に時間の使い方についての
提案を行ってみました。

講習会のための資料作りは時間がかかりますが、
実際に選手たちとコミュニケーションをとりながら話をすることは、
ワタシにとってとてもいい経験となっています。


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