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◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 【なるほど週刊トレーナーニュース】 http://www.mag2.com/m/0000184398.html (第245号) 平成22年10月25日 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ こんにちは、ニャロメです。 なんだかここのところ、 いろんな予定がぎゅーぎゅー詰めなのですが、 こんなときこそ目の前のことを大切にしなければなりませんね。 あせらず、騒がず、落ち着いて。 いよいよトーナメント戦も間近になってきました〜。 では245号のご案内です。 【本日のメニュー】 ◆今週の活動ダイジェスト 「インフルエンザの予防接種」 ◆今日のネタ帳・ピックアップ 「肋骨の疲労骨折」 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 「称賛すべきは努力」 ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… ◆今週の活動ダイジェスト …………………………………………………………………………………………… 【インフルエンザの予防接種】 今週はチームでインフルエンザの予防接種を行いました。 体調不良の選手が何名か出てしまっているのと、 昨年の爆発的な流行があったため、予防の意味もこめて早めに対応。 昨年はこの時期、インフルエンザの大流行により 練習中止状態になっていたんですよね(*_*) 抗体が出来るまでには3〜4週間かかるとのことですので、 流行が始まる前に済ませておきたい気持ちもありました。 ワタシも選手に紛れてきっちり注射(痛かったし・・・)。 本来ならば2度接種するのが望ましいそうですが、 1度接種でインフルエンザにかかったとしても、 比較的、軽度で済む確率が高くなるそうなので 「やらないよりもやったほうがいいだろう」 とのこと。 ワクチン接種の効果はおよそ4〜5ヶ月程度と言われており、 これだと3月くらいまでは持ちそうかな? 予防接種の後は軽い副反応があると言われており、 選手の中でも 「注射のあとが痛い、腫れている」 「何となくだるい、疲労感がある」 「飲んだら気分悪くなった」←!? という様々なクレーム?が翌日に聞かれましたが、 1、2日後にはみんな元気になっていました(忘れていたというか)。 インフルエンザ知らずでこの冬を乗り切りたいと思います〜。 …………………………………………………………………………………………… ◆今日のネタ帳・ピックアップ …………………………………………………………………………………………… 【肋骨の疲労骨折】 体幹の捻り動作や回旋動作を繰り返すと、 物理的なストレスが肋骨の疲労骨折をもたらすことがあります。 疲労骨折は一度の外力で折れてしまう通常の骨折とは違い、 何度も繰り返される外力によって、時間経過とともに現れるものです。 よく見られる例としては、 ●ゴルフのスイング動作 ●野球のピッチングやバッティング ●陸上の投擲種目 などがあげられます。 ひどい場合だと咳を繰り返しているうちに 肋骨にヒビが入った、実は骨折していた、なんてこともあります。 この骨折のやっかいなところは、 「骨折かどうか、すぐには判断がつかない」 というところです(-_-;) 疲労骨折の初期段階では、レントゲン検査に写らないことも多く、 疲労骨折を起こしてからしばらく経過した後、 新しい骨が形成されている(仮骨形成)段階まできて、 初めてわかることも多いのです。 造影剤を使ったCT検査などではすぐに判明することもあります。 そしてさらにやっかいなところは、 「痛くても、まぁそれなりにプレーが続けられる」 というところ(-_-;) 痛くても何とか我慢しながらプレーが出来るので、 続けているうちに疲労骨折が悪化してしまい、 最終的に競技の長期離脱を余儀なくされてしまいます。 こうなると早めに休んでおけば、早く復帰できるところを、 何ヶ月も休養期間をおかなければならなくなり、 選手自身も不本意なシーズンを送ってしまうことになります。 こういったケガの初期段階をチェックして、 適切な検査や休養を取らせることもトレーナーとして重要なところ。 「出来るけれど背中付近が痛い」 という状態が2〜3週間続くようであれば、 疲労骨折を疑って早めにしかるべき対応を取るようにしましょう。 …………………………………………………………………………………………… ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 …………………………………………………………………………………………… 「称賛すべきは努力」 【非才!〜あなたの子どもを勝者にする成功の科学】 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4760138382/dosportstrain-22/ref=nosim 遺伝的な「才能」は持った人がラッキーということではなく、 それは「努力」で作り上げるものだった・・・! という何とも凡人にとっては心強い一冊(^^) 「あの人はもともと才能があるから」 という言葉は言い訳にしか過ぎず、 努力の方向性、環境、周囲の人の理解など多くのサポートの上に 成り立つ「努力」1000本ノックによって開花したもの。 著者もオリンピックに二度の出場経験がある イングランドの代表的な卓球選手であり、 それは才能ではなく、努力を努力と感じないほどの好奇心、探求心ゆえに トップアスリートとして活躍できたとのこと。 この中で指導者が褒めるべき点は、 「才能ではなく努力」 であるといったことが書かれています。 「すごくうまい」(才能)ではなく 「よくここまで出来るようになったね」(努力)とほめること。 この本を読んでいるとトップアスリート育成のヒントが得られるかも? ワタシもトレーナー的な立場から、 選手の努力をどんどん褒めていこうと思います(*^_^*) 【非才!〜あなたの子どもを勝者にする成功の科学】 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4760138382/dosportstrain-22/ref=nosim …………………………………………………………………………………………… ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… それにしてもツイッターの波及効果?はすさまじく、 自分の発言に他人の反応が混じって、 さらには居場所まで突き止められてしまうという・・・。 本当にビックリしました(*_*) ちょっと考えてつぶやかないといろんな意味で危険ですね(笑)。 今回のメルマガはいかがでしたか? 「役に立った」「面白い」「よかった」と思われた方は ぜひクリック&ご意見をお待ちしています(*^_^*) http://clap.mag2.com/bajaecufre?245 (いただいたご意見はメルマガ上でご紹介させていただく場合があります。 掲載不可の場合は、その旨一言お書き添えいただければ幸いです) では来週246号でお会いしましょう☆ 【出張講習会、執筆依頼などのお問い合わせはコチラから】 http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/work.htm 【ツイッターアカウントです。よろしければフォローを】 http://twitter.com/nyaro_2000 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 「なるほど週刊トレーナーニュース」とは? スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を 提供する無料のメールマガジンです。 スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。 トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、 トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に 少しでもお役に立てたら幸いです。 ※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。 【なるほど週刊トレーナーニュース】 発行者 :アスレティックトレーナー ニャロメ サイト情報 :真面目にスポーツトレーニング! http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/ メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp(@←小文字に) 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html Copyright(C)2006-2010 Nyarome All rights reserved ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ |