なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第263号)

平成23年 2月28日

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こんにちは、ニャロメです。

2月も今日がラストデー。
明日からはいよいよ3月に突入です。
ここで暖かくなればいいのですが、
まだまだ寒暖の差が激しいよう。
体調管理には十分気をつけて今週もがんばりましょう〜!!

では263号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「東京マラソンサポートに行ってきました〜」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「相手の話を聞くということ」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「あなたの人生はあなたが主役」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【東京マラソンサポートに行ってきました〜】

今年も昨年と同様、
東京マラソンのトレーナーサポート活動に参加してきました〜。

※昨年のレポートはこちら(メルマガ211号)
http://archive.mag2.com/0000184398/20100301213000000.html


昨年は朝からみぞれ混じりの雨が降っていたため、とにかく寒かった!!!
低体温症の対応ばかりしていたような気がします。
今から思えば「しょうが紅茶」も用意しとけばよかったね(^^;)

今年は昨年とうってかわって天候に恵まれ、
ランナーにとってはいいコンディションだったのではないでしょうか。


ワタシは32キロ地点を担当。
東京マラソンサポートの経験豊富なトレーナーさんたちばかりで、
なぜワタシが「リーダー」なのか、まったくもって不明(笑)。
強いていうならリーダーというか「まとめ」役・・・なのか!?

鍼灸師などの治療の資格をお持ちの方ばかりでしたので、
実際の治療現場で工夫されていることなどをちゃっかり教わってきました(^^)

今回は気温が上昇したこともあって一番多かったのが「足がつった」。

●スポーツドリンクの提供

●ストレッチの実施

●必要であれば軽くマッサージも行い、

●最終確認して競技続行可能であればGO!

というパターンがほとんどでした。


今回のトレーナー活動では競技のアシストではなく、
救護サポートがメインでしたので、
テーピングなども必要最小限にとどめ(やり出すとキリがない)、
次から次へとくる選手への対応を行いました。

とにかく時間をかけすぎるとタイムにも影響が出ますし、
救護所も人であふれてしまうのです・・・(^^;)


なかなか経験する機会の少ないイベントでのトレーナー活動ですが、
昨年とはまた違う環境下、違うスタッフ陣での活動となり、
今年もいい勉強になりました〜。

「立ちっぱなし」は普段のチーム活動で慣れているハズなんですが、
勝手が違うのか、環境が違ってやはり緊張しているのか、
終わってからは足にドッと疲れが・・・。

ワタシもストレッチします(*^_^*)

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【相手の話を聞くということ】

今週はドクターの診察に帯同することが多かったのですが、
診察を間近でみていると
「話を聞くことの大切さ」を改めて感じますね。

以前にとある学校でメディカル相談に対応したことがあるのですが、
生徒さんたちの話をひたすら聞き続け、アドバイスをし続け、
半日で喉が痛くなったことを思い出しました。

トレーナーとしても選手の話を聞く、耳を傾けるというのは
最優先させなければならないことの一つだと思います。

***

以前からある部位に違和感があり、

「プレーは出来るけどちょっと困っています」

という選手が相談してきたことがあります。
よくよく話を聞いてみると、それまでにも関わりのあった
トレーナーさんに相談していたようなのですが、
さほど問題視されなかったようで、
そのうちに相談するのをやめてしまったそう。

でも違和感はずっと続いていたようなんですね。

病院にも行かずそのままプレーを続けていたようなので、
医療機関を紹介し、診断とアスレティックリハビリについての指導を受け、
トレーニングをしていくと改善傾向がみられるようになりました。

***

その選手にも話したのですが、

「ワタシも全員(100名)を同じようにサポートしているかといえば、
 自信はないし、物理的にむずかしいときもある。
 ただ、話を聞いてそこから先のコミュニケーションは
 相談してきたことが解決したかどうかの確認はしないといけないと思う」

そのために日頃からメモをとっておき、
言われたことを記録し、その先の状況がどのように変化したかを
後日確認するようにしています。

「口は一つ、耳は二つ」

と言われるように人の話は自分が話す2倍は聞くつもりで接する。
相談されたことが解決したのかどうかの確認をする。

相手の話を聞くことについて改めて考えさせらました〜。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「あなたの人生はあなたが主役」

【わたしが芸術について語るなら】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4591122727/dosportstrain-22/ref=nosim

ワタシが文章を書くときに心がけていることは、
「難しいことはわかりやすく」「わかりやすいことは面白く」
「面白いことは深く」

これが難しいことは百も承知なんですが、
意識しないとどうしても専門的な話に偏ってしまったり、
難しくて面白くない文章になってしまいがち。

今回の著書は日本画家であり、京都造形芸術大学学長も務める千住博さん。

もともと小学校高学年から高校生向けに書かれていた本を
一般の人向けに手を加えて書き直しをされたものだそうで、
冒頭から

「言葉づかいは易しいですが、内容はとても高度です」

と書かれています。

「美しい」と「きれい」の違いについても、
非常にわかりやすく、しかし内容はきわめて本質的であり、
読んでは考えさせられることが多かったです。

と前置きが長くなってしまいました(^^;)


失敗しても続けられるわけ、として千住さんは、
冒頭の言葉を述べられています。
みんな、頭では理解しているはずなのに忘れてしまっているんですね。
他の友だちのドラマの脇役で出ているのではありません。

「あなたが最初から成功してしまったら、
 自分の自伝は一ページで終わってしまいますね。
 偉大な人ほど伝記のページ数が増えて、本が分厚いですよね。
 あれは最後の一ページが成功していて、
 あとの九割九分はうまくいかなかったお話なのです」(P112より引用)

どんなに失敗しても、最後にはああやっぱり自分が主役だったんだ、
と思えるようなストーリーになる。

壁にぶつかってしまったときこそ、
この言葉を思い出しながら前に進みたいと思います!


【わたしが芸術について語るなら】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4591122727/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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今年で5回目の東京マラソンですが、
トップ集団が過ぎ去ってからしばらくすると
選手たちが集団で通過していくようになります。
派手なコスチュームで走る選手も少なくないですが、
それを見て楽しむのも面白いなぁ、なんて。
動物系、アニメ系が多いですが、スーツで走っている人もいました!!
・・・すごいなぁ(笑)。

ランナーの皆さん、運営スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした!!


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