なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第270号)

平成23年 4月18日

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こんにちは、ニャロメです。

あっという間に桜は葉桜になってしまい、
季節の移り変わりを実感する今日この頃です。
新学期も始まり、今までとは違った学校のある毎日に
ようやく春休みモードから脱出してきました(^^;)
今週もはりきっていきたいと思います〜♪

では270号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「鍛えがいのありそうな選手たち」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「ランニングを競技に活かす〜前編」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「運とは口説くもの」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【鍛えがいのありそうな選手たち】

今週は新学期が始まり、チーム練習は夕方からになりました。
今まで日中の暖かい時間帯に身体を動かしていたので、
夕方から夜になると寒暖の差が激しく、
コンディショニング調整も気をつかうところです。

そんな中、遠い学校にもトレーナー活動にいってきました。

こちらも新学期が始まり、初めて新入部員と対面しました!
上級生と比較するとまだまだ身体もか細く?ひょろっとした印象で、
上級生と一緒にトレーニングやランニングをさせるには
時期尚早かな?とも思ったのですが・・・。

「大丈夫ですよ、技術練習でも上級生と遜色なくできるので、
 どんどん鍛えてください」

というコーチの言葉につられて、
まずは基礎体力トレーニングを一緒にさせてみることにしました。

と、見てみるとなかなかどうして、体力ありありじゃないですか(笑)。

何度かトレーニングの動きを見てみると、
その選手の体力レベルが見えてくるものですが、
ひょろっとしている割には強そうな選手が多いなぁ!
という印象を持ちました。

もちろんこれだけ判断するのは
ケガ予防の観点から考えると不十分なので、
近々体力測定を行おうと思っています。

参考ページ)新入生とケガ予防対策
http://www.hb-nippon.com/column/523-self/6738-20110331no17self

上級生が追い抜かれてしまわないように、
こちらもしっかりトレーニングしていく必要がありそうです(^^;)


それにしてもやはり寒い地域ということもあり、
夕方から夜にかけては手がかじかむほどの寒さでした。
公式戦もまだ始まっておらず、桜もまだまだつぼみの段階。
これから暖かい春に向けて、選手たちの努力の日々は続きます〜。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【ランニングを競技に活かす〜前編】

日々練習の中には必ずランニングを取り入れているのですが、
なぜ走るかという根本的なことを考えてみると、

●体力アップ(基礎体力であったり心肺機能、スタミナ強化であったり)

●走力アップ(走ることそのものの技術向上)

●競技力アップ(体力・走力の向上を競技に活かす)

といったことが考えられます。


体力測定の一環としてランニング種目も取り入れており、
この中には、

●純粋な走力評価(50m走、100m走など)と

●競技特性を考えたランニング(場面場面に応じた)

ものを両方測定しています。
測定した選手の多くは一方が速ければ、もう一方も速いか、
どちらの測定も遅いかというふうに
走力と競技力がリンクしているものですが、
たまに、この両方の数値をみることによって、

●走力はあるけど、競技に活かせていない選手
(50mは早くても、競技での実際のランニングはさほど速くない)

●走力はないけれど、競技ではやたらと早さを感じる選手
(50mは平凡なタイムなのに、競技中のランニングタイムは速い)

といった傾向が顕著にみられる選手がいます。
どちらがいいかといえば、もちろん競技中に速い選手がいいわけなんですが、
この二つの傾向に該当する選手は練習を工夫することで、
さらにタイムを縮めることが可能です。

基礎走力が平凡で、競技中での走力が速い選手の場合は
基礎走力を上げる工夫をするとさらに速くなる可能性があり、
基礎走力が速いのに、競技中ではその走力を活かしきれていない選手の場合は
競技中での走力を上げるための工夫をする必要があるわけです。

こういった視線でランニングを見ると勉強になることがたくさんあります。

さらに走ることを専門にしている学生さんに
ランニングのアドバイスをいただいていることもあって、
気になる選手の競技中での走力アップについて
みっちり指導をしていただくことにしました。

具体的にどういうところに気をつければいいのかについては、
長くなってしまったので来週続きを書きますね〜!

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「運とは口説くもの」

【心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4344019628/dosportstrain-22/ref=nosim

サッカー日本代表でキャプテンを務める長谷部誠選手の著書。
あちらこちらで評判高いこの本ですが、
入手するのにエラく時間がかかってしまいました(^^;)

さらに終わりまで読んで初めて知ったのですが、
印税は全額ユニセフを通じて東日本大震災の被災地に寄付されるとのこと。
ネットニュースでも紹介されていたんですね。

参考ページ)長谷部 7万超え自著の印税全額を寄付へ(スポニチ)
http://j.mp/ijZ8XX

amazonでも売り切れ、楽天ブックスでも売り切れ、
ということで到着したときはとても嬉しかったです〜。

さて内容はと言えば、
自分の経験に照らし合わせて、さらにその中から自分の習慣として
日頃から行っていることを中心に書かれており、
さらにはプロに入ってから読書を行うようになったとのことで、
影響を受けた本の内容なども書かれていました。

●常に最悪のケースを想定しておく

●遅刻は信頼を失う

などはプロフェッショナルとしての厳しさを垣間見た気がします。

「運とは口説くもの」という言葉はアルゼンチンのことわざだそう。

「スペイン語で運(la suetre)は女性名詞。だからアルゼンチンの人たちは
『運を女性のように口説きなさい』というんだ。
 何も努力しないで振り向いてくれる女性などいないだろ?それと同じで
 運もこちらが必死に口説こうとしないと振り向いてくれないんだ」

(P110〜P111より)

「普段からやるべきことに取り組み、万全の準備をしていれば、
 運が巡ってきたときにつかむことができる」 (P110より)

サッカーに対する心構え、まさに心の整え方は
さすが「プロフェッショナル」とうならされるものでした。
・・・さっそくウチの選手たちに読ませたくなりましたよ!!


【心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4344019628/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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日々のトレーナー活動は毎日同じようなことの繰り返しでありながら
決して同じことは起こりません。
いろんな視点で選手をみることも大切ですし、
チームスタッフとして何を優先させるべきかも日々変化します。
毎日少しずつ進歩していきたいと改めて思っています!!


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