なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第294号)

平成23年10月 3日

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こんにちは、ニャロメです。

10月に入り、今年も残すところあと3ヶ月。
ええ〜3ヶ月なの!?と一人ビックリするのですが、
公式戦のシーズンに入るとあっという間に月日が流れます。
そんな時期ではありますが、「唯一無二」。
日々に流されず、がんばっていきたいと思います〜。

では294号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「通常の生活リズムに戻る?」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「ケガの状況判断〜HOPS」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「根拠のない自信を持て」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【通常の生活リズムに戻る?】

今まで約3ヶ月にわたり、
朝から夕方までの時間帯に練習をしていたのですが、
今週からは学校も始まり、夕方練習に戻りました。

とたんに寒さを感じるようにもなったのですが(^^;)

選手は練習をしているので暑そうですけど、
ワタシは汗をかくほど激しく動いていないこともあり、
上着を薄手、厚手といろいろ持参しています、実は。

練習中に寒くなってくるとどんどんウエアが変わるという(笑)。

夜まで練習を行っていると、
夕食を食べる時間がすっかり遅くなってしまい、
朝はなかなか食べられなくなり・・・
といった悪循環に陥りやすいので、選手によっては

●試合前に補食を取る

●練習後に少し軽めに夕食を取る

と二回にわけるようなつもりで食事をとる選手もいます。
それでも朝寝坊して、
朝ご飯を食べずに学校に行く選手が後をたたないのですが(*_*)
朝ご飯は基本ですからね、しっかり食べてほしいと思います。


そして夜の練習は「暗い」。

もちろん照明施設などもありますが、
日中の明るさとは比べものになりません。
グランドの端っこのほうにいると選手の判別が難しくなることも。

目をこらしつつ、暗さによるケガにも注意しつつ。

練習環境は変わっても目標は一つ。
がんばっていきたいと思います〜。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【ケガの状況判断〜HOPS】

選手たちはケガをしたり不安部位を抱えていたりすると、
ストレッチをしてほしい、テーピングをしてほしいと言いがちですが、
ワタシはその前にいろいろと話を聞くようにしています。

現場でトレーナー活動を行うようになってから、
後に「HOPS」というケガの状況判断のためのチェック方法を
学んだのですが、思い返してみても確かにこれを確認しています。

応急処置のためのRICE処置は有名?ですが、
今回はHOPSについてまとめておきます。

●H=History

何が起きたのか、そのケガや違和感はいつからなのかといった
そのケガに対するタイムライン(ツイッターっぽい)をさかのぼります。

●O=Observation

ケガの履歴を確認したところで患部をよく観察します。
出血、炎症症状(腫れ、発赤、痛み等)、変形の有無などの確認、
左右差などもみます。

●P=Palpation

目でみて確認したところで今度は触ってみます。
目だけではわからなかった熱感、腫れなどを確認します。

●S=Stress test(Special test)

ケガの履歴・目で見る観察・そして触って得られた情報をもとに、
疑いのあるケガに対するテストを行うことがあります。
可動範囲、筋力、神経症状等、専門的な知識が必要となります。


ケガに対するある程度の評価をつけたところで、
医療機関を受診するようにします。

***
と現場で行うHOPSですが、
いつも心がけておいてほしいことは、

「体に触れること、ましてや関節等を動かしてテストを行うときには
 責任が発生する、訴えられるリスクがある」

ということ。

たかがストレステストで、と思うかもしれませんが、
このテストを行ったことでケガが悪化する危険性も少なからずあります。

専門家として常にこういったリスクが存在する、
というのを肝に銘じて対応することが必要だと思います。

またよくわからないのに選手の体に触ることはさらに危険。

わからないことが恥ずかしいのではなく、
わからないことをそのままにしておくことや
隠しておくことのほうがずっとずっと恥ずかしいことなのです。

トレーナーって選手から頼られるとついつい
「何でもやってあげたくなる」ことも多いと思いますが、
適切なアドバイス、適切な対応こそが必要なもの。

選手の体に触れる前に覚えていてもらいたいなと思います。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「根拠のない自信を持て」

茂木健一郎・ツイッター語録より
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/tweets/2010/10/post-1158.html

最近、この言葉を繰り返して言ってるような言い聞かせているような、
そんな毎日を過ごしております。

脳科学者の茂木健一郎さんがツイッターの中で語っていた話なのですが、
ただ単に根拠のない自信を持つのではなく、
それを裏付けるための努力をせよ、とのこと。

試合になると選手は自分自身を信じるしかなくなるわけで、
こんなときに弱気になったりすると限りなくジ・エンド・・・
に近いわけじゃないですか。

そんなときに「根拠のない自信を持て」と。
今までの練習や自分自身を信じないでどうする?と。

「練習では自分が一番下手だと思って練習しろ。
 試合では自分が一番うまいと思ってプレーしろ」

とどこかで出会った言葉ですが(忘れた・・・)
そうやって自分の持てる力を全部出し切ってほしいなと。
そう思うのです。

もちろんワタシも普段は「なんちゃってトレーナー」で、
試合の時には「敏腕トレーナー」(のつもり)で、
なりきって「根拠のない自信を持って」臨んでおります。

ある意味、楽観主義なのかもしれませんが(笑)。

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◆編集後記
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こうやって選手に「自分自身を信じていけよ〜」なんて熱く?語るので
「はい、コーチ!」とか「はい、カントク!」とか(若干ネタですが)、
もはやトレーナーという立場ではなく
チームにたずさわる一指導者という認識もあるようです。

「これで負けたら、使った監督が悪い」

と巨人の久保投手はヒーローインタビューで語ったそうですが!?
そのぐらい開き直って、自分に自信を持って(試合のときは)
がんばってほしいものですね。
・・・しかし思い切った発言をするものだ(笑)。


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