なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第296号)

平成23年10月17日

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こんにちは、ニャロメです。

寒い寒いと思っていたら、
急に暖かさ?暑さ?がぶり返す週末。
暖かいのは大歓迎なのですが、
どうも調子がおかしくなっちゃいますね(^^;)
コロコロ変わるのは秋の空だけではないのかな(笑)。

では296号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「取材と打ち合わせに行ってきました〜」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「言葉にならないものを情報化する」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「ハンデをハンデと思わなくなったとき、人は大きく成長できる」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【取材と打ち合わせに行ってきました〜】

移動手段のほとんどを車に頼っているワタシとしては、
電車でのお出かけというのはあまりないのですが、
以前からの取材依頼と、別件での打ち合わせの二つを
一日でまとめてしまうべくスケジュール調整をお願いし、
行ってきました〜。


一つ目。トレーナーのお仕事についての取材。

資格の学校などを運営する出版社さんによる、
専門学校生に配布される雑誌にて、

「トレーナーのお仕事とそれにまつわる資格」

などについてお話をさせていただきました☆

日本体育協会アスレティックトレーナーの資格取得時の
話などもさせていただいたのですが、
話せば話すほど「むずかしそう」に聞こえるのが不思議(^^;)

ワタシは養成講習会に参加するために、
日本セーリング連盟による推薦をいただいて受講したのですが、
そもそも養成講習会って何?というところから、
なぜ日本セーリング連盟による推薦にいたったのかを
説明しているうちに、

「受講すること自体がむずかしい」ということに(汗)。

その後の約2年にわたる数回の合宿講習や
相当数に及ぶ科目のテスト、実技テストなどをすべて合格して
初めて取得できる資格であることをお話しました。

で、その資格が仕事に結びつくのかといえば、
現実問題そうとも言い切れないというのが現状で。

トレーナーの社会的認知度UPのために、
これからどうあるべきか、ワタシが出来ることは何かなど、
熱く語ってしまいました☆


二つ目。いつも執筆しているコラムの打ち合わせ。

毎回ワタシの思いつくままに書かせていただいているコラムについて、
いろいろと打ち合わせを行ってきました。

基本的には「好きに書いてください」とのことなのですが、
時期にあったものや、こんなことを知ってもらいたいと思う内容を
毎回「好きに」書かせていただいています。

ウェブサイトでの連載ですので、
人気のあるネタのランキングなどを教えていただき、
どのくらいアクセスがあるのか等も数字で聞くと、
やはりYahooトピックスの威力はスゴイなと(^^;)

一度だけコラムがYahooトピックスに取り上げられたのですが、
まったくの桁違いでした。

今後このコラムを発展させた形も検討したいとのことで、
いろんな形で選手や指導者の皆さんに、
セルフコンディショニング能力を高めてもらえたら、
と思っています♪

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【言葉にならないものを情報化する】

つい先日、NHKオンデマンド(有料ネット配信サービス)で
「総合診療医 ドクターG」という番組を見ました。

参考サイト)NHKオンデマンド
https://www.nhk-ondemand.jp/

残念ながら番組は終了してしまったのですが、
配信されている放送の中で、10月6日放送分「肩が痛い」を視聴。

出演されているドクターの

「言葉ではなかなか表現できない痛みや訴えを、表情やしぐさ、動作など
 いろんなところを診ることによって推察していく」

というその問診の鋭さに一人で

「すごいなぁ。深いなぁ」

と感心してしまいました(^^;)


トレーナーとしても選手の話をよく聞くということは、
ケガを推察する、判断する、今後の対応を考えるといった上で、
非常に重要なことであると思います。

そしてそれが言葉で表現されないとなると、
普段の行動やしぐさ、ちょっとした違いなどに気づき、
その違いが何なのかを推察・確認するといったことが必要になります。

トレーナーのお仕事取材でもそういった話題となり、
大勢の選手相手に一人のトレーナーが対応する場合、

「会話からだけではなく、いろんなことから情報収集をする」

といった話をさせていただいたら驚いていました。

例えば、

●選手の顔色・表情・やる気・元気

などはとてもわかりやすい。
体調のチェックや元気がない場合は何か不安要素があるのかといったこと。

●いつもと練習パートナーが違う

ペアで行う練習パートナーが違っていると、
不安部位があっていつもと同じように出来ないのではないか?とか
ひょっとして人間関係に問題が?とか
(あくまで推察です。そのほとんどが問題ありません)

●入念なウォームアップ、クールダウンを個人で行う

全体練習前、全体練習後の選手の行動をチェックし、
いつもと違った様子があれば気にしておく
(全部確認すると、選手も気にしてしまうのでまずは頭の中で要チェック)。

といったことでしょうか
(他にも思い出せばいろいろ出てくると思います)。

言葉で表現されるものはとてもわかりやすいですが、
そのほかにも視覚や聴覚、触覚といった五感を通じて推察できるものを
自分の中で情報化して、必要に応じて確認する。

トレーナーとしても選手の言葉と、
言葉に表現されないものが自分の確認フィルターに残るよう、
いつも心がけていたいものですね〜。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「ハンデをハンデと思わなくなったとき、人は大きく成長できる」

【逆境を生き抜く力】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4872905202/dosportstrain-22/ref=nosim

沖縄・興南高校野球部監督、我喜屋(がきや)優さんの著書。
たまたまネットで見かけ、あまり期待をせずに(!?)読んでみたところ、
自分の至らなさを思い知らされることとなりました。

興南高校は2010年に甲子園で春・夏連覇をしていますが、
偶然ではなかったのだということがよくわかります。
選手たちにこういう教育をしていたのか・・・と。


我喜屋さんは北海道で社会人野球をすることとなり、
野球をするには「ハンデ」があると思われている寒い地域ながら、
薄着で練習をしたり、外で素振りをしたりと、
あえて寒さの中に身を置いて練習に取り組まれました。

「雪が積もっているなら、どければいい。
 雪かきもトレーニングだと思えば楽しいし、体力がつく。
 まさに一石二鳥だ。
 雨が降っても雪が降っても、長靴を履けば、たいていの練習はできる。」
 (P67より引用)

こうした逆境といわれる状況を、逆境ではなく工夫することで好転させることや、
小さいこと、当たり前と思われていることを
キチンとできるように指導することなど、
選手である前の人間としてあるべき姿を示されています。

「人生のスコアボードで一流になれ」

指導者として何度も繰り返して読みたい一冊です。

【逆境を生き抜く力】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4872905202/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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「人生には悩んだりよろこんだりする暇はない」
何事も冷静に受け止めて、切り替えること。
過去の栄光ばかりにとらわれた人生にならないように。
今週もスパッとサクッと前向きにがんばっていきたいと思います!


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