なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第316号)

平成24年 3月 5日

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こんにちは、ニャロメです。

いよいよ三月、暦と気分的にはもはや春〜。
しかしここにきてすっきりしない天気が続いています。
毎日同じように過ぎる一日でも、
それはかけがえのない一日。
少し先の「楽しみ」を見据えつつ今日もがんばります!

では316号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「楽しさの中の苦しみ?スイムトレーニング」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「水中トレーニングの特性と効果」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「走っているときの孤独感のおかげで、
  人と一緒の時間をもっと楽しめるようになる」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【楽しさの中の苦しみ?スイムトレーニング】

いつも朝から晩まで練習に明け暮れる日々ですが、
こう毎日グランドで泥だらけはさぞキツイだろう。
たまには環境を変えるのもありだな!

ということで学校にあるプールを利用したトレーニングを計画しました。

・・・と言っただけで喜ぶ選手たち(^^;)

「遊びじゃないで、トレーニングやで!!」

とはいうものの、
水着用意して、キャップ用意して、ゴーグル用意して、と
何だかとても楽しそうです。

「ワタシもプール入ろうかな〜♪」

と言ったら満場一致で却下されましたけど(怒)。

***

で、当日は楽しくリラックスしながら泳げると思いきや、
ランニング代わりのトレーニングということで、
思いっきりインターバルスイムを敢行。

チームを作りエンドレスでリレーをし続けていただきました(^_-)-☆

泳いだ後の休息時間をある程度コントロールすることで、
かなりハードなトレーニングになるんですよね。

「足がパンパン」とか「苦しいです」とか

さまざまなご意見をいただきながら(笑)、
何とか予定の本数を泳ぎ切り、
その後はフリータイム(といってもくたびれて浮いてるだけ)。

それでも

「今度は水球やりましょう」

といってくるあたり、ツワモノか!と思ったり。

この日はさすがにみんなバタンQだったそうです
(ってこの表現死語ですか?)。

体力づくりのためにどの要素を鍛えるのか、
その目的さえしっかりしていれば、
泳ぐこともまたいいトレーニングになります。

厳しい練習の中にも楽しさを(苦しさか?)追求することも
必要かなと思いました(^^)

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【水中トレーニングの特性】

せっかくですから今回は水中トレーニングの特性について
まとめてみたいと思います。

長くメルマガを書いていますが、
おそらく水中トレーニングのことを書くのは初めてだと思います。

(尊敬するC先生の資料があるので、それを参考に・・・)

***

《浮力》

・肩まで沈んだ状態で水中に立つと体重は陸上の1/10

・身体重心は腹部から背部へ

・水中では無重力状態であるため血圧は全身一定

《水圧》

・水中では物体はその深さに比例した圧力を受ける

・肩まで沈むと水圧の影響で肺活量が7〜10%程度低下

・横隔膜が発達し、腹式呼吸になる

《水温》

・水中の熱伝導は空気中の約27倍

・水温が体温よりも低い場合は、陸上よりもおよそ30%程度早く熱が奪われる

・奪われた熱を早く回復させるためにエネルギーが燃焼され、新陳代謝が増す

・血管の収縮・拡張が連続的に行われ体温調節能が高まる

《抵抗》

・水は粘性の高い液体

・一般的に動かすスピードの2乗の比率で加速度的に負荷が増す

・負荷強度は無限だが、自分の出した力に相当する以上の負荷はかからない

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とこのような水中の特性を理解し、
水中でトレーニングすることならではのメリットも
まとめてみようかと思ったんですが、
長くなったので続きは来週書きたいと思います(^^;)

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「走っているときの孤独感のおかげで、
 人と一緒の時間をもっと楽しめるようになる」

【ウルトラマラソンマン】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4799311298/dosportstrain-22/ref=nosim

久しぶりにノンストップで読み続けたノンフィクション(シャレ)。
「BORN TO RUN」以来でしょうか。

参考本)BORN TO RUN〜走るために生まれた
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4140814144/dosportstrain-22/ref=nosim


42.195kmのフルマラソンはウォーミングアップにすぎないという、
「驚愕の肉体」ディーン・カーナゼス。

砂漠を走り、南極を走り、
チームでつないで走るリレーをただ一人で走る、その距離ナント320キロ!!

足のまめがつぶれたとか、筋肉がけいれんするとか、
先日東京マラソンのサポートにいって
いろいろと経験させていただきましたが、
それを遙かに上回るであろうすさまじいランニング量、距離、
そして身体・・・。

「どうして走ってるのだい?」

と尋ねたピザ配達の若者の質問に走ることで
いろんな答えを見つけ出したディーン。

何だか何もかも忘れてただひたすら走り続けること、
それがとてつもなく贅沢で幸せな時間なのかもしれない、
と読み終わった後、感慨にふけってしまいました(^^)

【ウルトラマラソンマン】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4799311298/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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「BORN TO RUN」を読んだときもいたく感動したのですが、
「ウルトラマラソンマン」もそれに劣らずグイグイひきこまれます。
走っている人だともっと違った感想になるのかなぁ。
南極でマラソンをするシーンがかなり面白かったです。

ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね☆


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