なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第346号)

平成24年10月 1日

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こんにちは、ニャロメです。

いよいよ10月となりました。今年も残り1/4です(^^;)
年始に立てた目標ややりたいことが、
キチンと達成されているかを確認し、
「やっとけばよかった」と言わないよう、
残り1/4、がんばりましょう〜!!

では346号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「近い学校も遠い学校も」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「介達外力と骨折」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「人格は厳しい状況の中でこそ計られる」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【近い学校も遠い学校も】

今週は試合時期のチームトレーナー活動に加えて、
定期的に行っている近い学校と遠い学校、
どちらもトレーナー活動に行くことになり、
遠い学校から帰ってきてそのまま合宿所直行、
なんて強行スケジュールもありました。

うー重なるときは重なるもので(^^;)

そんなときに限って、
普段は手のかからない選手たちにアクシデントがあったりして、
テーピングの巻き方を写メで撮影したり、
動画で保存したりしながら指導することに。

それでも何とかなったのでよかったです ← と思っているが果たして?

そんな中、
近い学校では股関節の使い方などを中心に
フィジカルトレーニングを指導し、
傷害相談のアドバイスなどを行ってきました。

身体を張って?デモを行っているうちに
ふとした拍子に右手をグランドに突いてしまい、
練習が終わって帰る頃には右肩がだんだん痛くなってきて・・・。

近い学校から戻ってチーム練習に合流したのですが、
みんな一様に

「それって○十肩じゃないんですか〜?」

という疑いの目(笑)。

外傷でそんな急に○十肩になるわけないじゃないですかね〜?
と思いつつ、若干の不安を抱えつつ、
自宅でおとなしくアイシングを行ったのでした。

その後3日間ほど痛かったですけど、よくなりました。
よかったよかった(^^;)

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【介達外力と骨折】

手を突いて肩を痛めてしまったワタシ・・・。

「あーこうやって鎖骨を骨折するのかしらん(-_-;)」

と思い、まとめておこうと思います
(何でもネタにしてしまうこの貪欲さw )。


スポーツ現場で見かける骨折には、

●直接外力による骨折
(直接、鎖骨をぶつけて骨折すること)

●介達外力による骨折
(外力が加わった部位から離れた部位に骨折が生じるもの)

があります。

手を突いたのに手を骨折するのではなく、
その外力が伝わって鎖骨を骨折する、というケースです。

鎖骨が折れやすい原因としては、
S字状にカーブを持っており、
長軸方向への物理的ストレスに弱いことがあげられます。

参考ページ)鎖骨骨折
http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/injury/injury24.htm


介達外力で骨折する代表的なものが鎖骨骨折なのですが、
調べてみると肋骨骨折、膝蓋骨骨折なども出てきます。

膝蓋骨骨折は「大腿四頭筋の緊張により」とあるので、
介達外力によるものではありますが、
突発的な外傷というよりは慢性的な障害、
疲労骨折とも言えるのでしょうけど。

さらに介達外力による外傷として、膝関節の靱帯損傷などがあります。

着地して、その衝撃をうまく分散できなかったときに
膝関節を捻って前十字靱帯などを損傷するというパターンですね。


手を突いて肩が痛くなり、
その後、鎖骨、胸鎖関節が痛くなりました。
物理的ストレスがどんどん遠位から近位に伝わっている。

自分の身体を通して介達外力のスゴさ?を実感した次第です(^^;)

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◆トレーナーを支える元気の出る本
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「人格は厳しい状況の中でこそ計られる」

【信念に生きる――ネルソン・マンデラの行動哲学】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4862761410/dosportstrain-22/ref=nosim

ネルソン・マンデラ。
南アフリカ共和国で人種差別アパルトヘイト政策撲滅を目指し、
政治犯として27年間もの間、投獄。
その後、自国の大統領としてアパルトヘイトを撤廃させ、
一大改革を成し遂げた人物です。

ネルソン・マンデラ(Wikipedia)
http://ow.ly/e73kq 

マンデラ氏の勇気ある行動はどのような思想から生まれたものかを、
タイム誌編集長リチャード・ステンゲル氏が
3年ものインタビュー記録と日記からまとめた人生論。

これぞ本が「生きる教科書」といえるほど素晴らしい作品です。

「マンデラは、人生やリーダーシップについて、
 様々な方面から学び取った。(中略)

 しかし何よりも、刑務所で過ごした二七年の月日こそが、
 マンデラの屈強な人格を形成し余計なものをそぎ落とす役割を果たした」

(P27より)

マンデラは生まれながらにして素晴らしい人格の持ち主だったわけではなく、
特に刑務所で過ごした日々の中で、釈放後の行動基盤となる思想を
熟成させていった、とことある毎に書かれています。

刑務所で過ごした27年間・・・。

「読者の皆さんが、本書を通して、
 マンデラの払わなければならなかった大きな犠牲を払うことなく、
 人生とリーダーシップについてより多くを学ぶことができるように。」

(P35より)

折にふれて読み返していきたい本に出会いました!!

【信念に生きる――ネルソン・マンデラの行動哲学】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4862761410/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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私が学校で習った頃には、
南アフリカ共和国では「アパルトヘイト」という人種差別政策が
いまだある、ということだったのですが1994年に
全人種参加の初の総選挙を行い、完全撤廃に成功しました。

歴史的な偉業を成し遂げた人物の行動哲学が
書籍で読めるということが素晴らしい。
そして同じ世代に生きるワタシたちにこうして
いろんなことを残してくれて本当に感謝です。


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