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◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 【なるほど週刊トレーナーニュース】 http://www.mag2.com/m/0000184398.html (第36号) 平成18年10月23日 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ こんにちは、ニャロメです。 シーズン中はなかなか予定通りにはいきません。 特に天候に左右される競技にたずさわると、 「世の中にはどうにもならないことがある」 と思い知らされる?毎日です(笑)。 では36号のご案内です。 【本日のメニュー】 ◆今週の活動ダイジェスト 「ココイチの勝負中!」 ◆今日のネタ帳・ピックアップ 「小久保選手が膝の検査で渡米」 ◆ワタシの情報ソース 「メルマガ・スポーツ救急箱」 ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… ◆今週の活動ダイジェスト …………………………………………………………………………………………… 【ココイチの勝負中!】 シーズンも終盤戦のため、選手もややお疲れ気味。 そんな中でもベストパフォーマンスを引き出すために、 トレーナーとしては出来ることを提案したり、時には自らサポートしたり。 非常に大切なことなのですが、 「自分のサポート出来る範囲を知る」 ということを常に意識して行動するようにしています。 今週の活動でいえば、 ●慢性的な筋疲労からくる柔軟性低下に対して鍼治療をする。 ●体調の悪い選手に薬を処方する。 これらはワタシが直接行うのではなく、 鍼灸師の治療を受けられるように対応する、 ドクターに薬を処方してもらう、 ということなのです。 もちろん慢性的な筋疲労に対して、 ワタシとしてアプローチできる最大限の努力をします。 その上で、「より効率のよいもの」であったり、 「違った変化が期待できるもの」であったりする場合は、 その道のプロにお願いする、ということなのです。 特に切羽詰ってきていると「どうしたらいいかな」と 悩んでいる時間をより短くして的確な方向性を出すこと。 この切り替えが大切かな?と感じます。 ワタシの出来る範囲というのはごくわずかですが、 いろんな方の協力を得られれば、それこそ無限大。 そしてワタシは、その道のプロの方から ワタシでも出来る現場での対応などを教えていただきます。 こうすれば、 ●選手はよりよいコンディションを期待でき、 ●トレーナーはいろんな情報を得ることでさらに幅が広がる というわけです。 もちろんすべてがこれでOKというわけでもありません。 選手の情報が他者に漏れる、という危険性もあります。 よりよいコンディションのつもりが悪くなることも考えられます。 物事はすべていい面、悪い面が考えられると思いますが、 想定できるリスクと期待される効果を天秤にかけて、 リスク < 効果 であればGO!ということなのです。 …………………………………………………………………………………………… ◆今日のネタ帳・ピックアップ …………………………………………………………………………………………… 【小久保選手が膝の検査で渡米】 先日巨人の小久保選手が膝の検査のために渡米する前に、 「FAを行使する」と発言したことがニュースになっていましたが、 ワタシはそのニュースを見て、 「なぜ、小久保選手はアメリカで手術をしたのだろう?」 という素朴な疑問を感じました。 その昔、巨人の桑田投手が右肘の靭帯を断裂し、 当時、肘の靭帯再建術では世界トップレベルの技術を持つ F・ジョーブ博士のもとで手術をしたのは有名な話。 これはその1995年当時の話であって、 現在ではジョーブ博士の術式からさらに改良された手術法が 日本でも多く行われています。 ※再建術とは切れた靭帯をつなぎとめるのではなく、 靭帯の代わりとなるものを新たに再建する手術法。 肘の靭帯手術の場合は主に手の屈筋腱が使われることが多い。 と、話が少しそれましたが、 小久保選手は右膝の前十字靭帯を断裂し、再建術を行いました。 膝の前十字靭帯再建術は日々進歩しており、 日本でも非常に有名な病院やドクターの名前を たくさん挙げることが出来ます。 なのになぜわざわざアメリカなのだろう? という疑問をわが師匠のドクター(←膝の専門医)にぶつけてみました。 すると思ってもみなかった回答が。 ↓ ↓ 「まず考えられるのはマスコミ対策。 日本で手術するよりは、落ち着いた環境下でリハビリも出来るだろう。 またケガの状態などの情報流出は日本に比べてはるかに低いはず。 もう一つはドクターがリスクを背負えるか。 有名なプロ選手を手術したとなれば、その知名度はバツグンにあがるが、 万が一復帰できかった場合、スポーツドクターとしての活動では 致命的になる可能性がある。 前十字靭帯損傷といえばかなり重傷度の高い傷害。 またプロ選手の場合は受傷前のパフォーマンスが再び発揮されて 初めて「競技復帰」と言われるだけにかなりハードルも高い。 その点が渡米して手術を受けるきっかけとなったかもしれない」 とのことでした。 まさにこの話を聞いて「なるほど!」とナットク。 プロのレベルで活躍するということは情報管理が必須であり、 いろんな配慮が必要になってくるんだなぁと思いました。 …………………………………………………………………………………………… ◆ワタシの情報ソース …………………………………………………………………………………………… 【メルマガ・スポーツ救急箱】 http://www.mag2.com/m/0000181098.html トレーナーとして幅広い情報を得るために常にアンテナを3本? 分野も得意分野に限らずいろいろと首を突っ込んでいます。 肝心要のトレーナー的情報ソースとしては、 雑誌やメルマガなどのチェックを欠かしません。 「スポーツ救急箱」はスポーツと障害に関するコラムを 週一回配信しています。 ここで使用されているテキストが ●アスレティックトレーニング http://amazon.co.jp/o/ASIN/4938335034/dosportstrain-22/ref=nosim という本なのですが、 ワタシがトレーナーの勉強をしはじめた頃に、 ドクターと読み合わせをして回答集などを作り上げた思い出深い本なのです。 ※アメリカのATCという資格をとるための教科書にもなっています。 「スポーツ救急箱」を読むとその頃のことが思い出され、 「まだまだ私もしっかり勉強しないと」と身の引き締まる思いがします。 テキストの要点をしっかり押さえてありますので、 復習をかねて読むようにしています〜。 …………………………………………………………………………………………… ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… 素朴な疑問について思ってもみなかった回答が得られたとき、 本当に頭の中がすっきりするものですね。 久しぶりにそんな「頭すっきり感」を味わいました。 毎日素朴な疑問を探して解決していけば、毎日すっきりするのかな? 自分のささやかな成長が楽しみであったりもするのです。 このメルマガでは取り上げてほしい話題や疑問・質問、 心に響く素敵な言葉など、ご意見ご感想をお待ちしています〜 (掲載不可の場合はその旨、一言書き添えていただくと助かります)。 ↓↓ メールフォームはこちらから ↓↓ http://cgi12.plala.or.jp/nyarome/sendmail.htm お手紙お待ちしています〜。 では、来週もよろしくお願いいたします! ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 「なるほど週刊トレーナーニュース」とは? スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を 提供する無料のメールマガジンです。 スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。 トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、 トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に 少しでもお役に立てたら幸いです。 ※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。 【なるほど週刊トレーナーニュース】 発行者 :アスレティックトレーナー ニャロメ サイト情報 :真面目にスポーツトレーニング! http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/ メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html Copyright(C)2006 Nyarome All rights reserved ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ |