なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第360号)

平成25年 1月 7日

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あけましておめでとうございます!ニャロメです。

今年最初のメルマガ発行です。
2013年も昨年よりさらにパワーアップした
メルマガが書けるように、日々研鑽を積みたいと思います。
お付き合いのほどどうぞよろしくお願いいたします。

では360号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「野球肘研究会でストレッチ指導」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「トレーナー活動でのコミュニケーション〜その2」

 ◆障害予防への取り組み「野球手帳」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【野球肘研究会でストレッチ指導】

新年最初の仕事は、
チームのトレーナー活動ではなく(^^;)
仙台で行われた「野球肘研究会」の講師として、

「ウォームアップとクールダウンの考え方」

について、
理論と実技を交えてお話をさせていただきました〜。

スポーツドクター、理学療法士(PT)、トレーナー、
柔道整復師、鍼灸師といったスポーツ医学のスペシャリストから、
選手、指導者、保護者にいたるまで、
いろんな立場の皆さんが

「野球選手のプライマリーケアを考える」

ということを真剣に考え、討論し、話し合うという
非常に有意義で勉強になる一日でした。

自分の出番はナント一番最後だったので、
いろんな先生方の話をガリガリメモ(._.)φって、
気がついたら

「あら?出番です?」といった感じで(笑)。

資料メモにはスライドごとに時間配分をして、
講義と実技でキチンと30分で終わるように準備をしていたのですが、
壇上に立つと思いのほか人がたくさんいて(200名?300名?)、
キンチョーして、メモなど見る余裕もなく。

でも講義が終わってキッチリ15分、
実技が終わってキッチリ30分経過だったとき、

「自分で自分を褒めたい」

と思いました(今年最初の自画自賛〜)。


今回は以前よりお世話になっている理学療法士の先生から
お声がけをいただき、本当に感謝感謝です。

また仙台行きたいです←図々しい(^^)

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【トレーナー活動でのコミュニケーション〜その2】

前回は「トレーナーと監督・コーチ・スタッフ陣」について書きました。
今回は「トレーナーと医師」からその続きを書いてみたいと思います。


●トレーナーと監督・コーチ・スタッフ陣 ← 前回配信済み

●トレーナーと医師 ← 今回の話題

●トレーナーと選手

●トレーナーと選手の保護者


***

【トレーナーと医師】

医師、特にスポーツドクターとの連携は、
スポーツ現場を支える上で欠かせない要素です。

ケガを予防することを最大の目標にしつつも、
100%ケガを未然に防ぐことはむずかしいからです。
ケガをしたときは当然医療機関を受診することになりますし、
そこでの診察の結果を踏まえて、
今後どうしていくという判断をしていく必要があります。

ワタシが意識して行っていることは、

●選手を受診させるときに、必要最低限の情報を事前に知らせる
(名前、年齢、性別、ポジション等)

 ※もちろん個人情報保護の観点から選手に承諾を得る必要があります。

●患部の受傷過程を簡潔にまとめておく

●今後のチームの流れと監督・コーチの意向を伝える
(学年やチームスケジュール、選手の立場等)

●トレーナーとしてできる処置方法を確認する
(それぞれの所有資格・技術等によって出来ることは変わってきます)

●やっていいこと、やってはいけないことを明確にする

といったことです。

特に最後の「やってはいいこと、いけないこと」というのは、
トレーナーが帯同しないケースなど、
選手にこのことだけは確認するように!と伝えています。

専門的な用語を理解することはむずかしいのですが、
「やってはいいこと、いけないこと」というのは選手でもわかります。
さらにメモ(._.)φまで取ってくれるような選手になってくれれば
最高です ← ワタシの願望(笑)。

***

視点を変えてスポーツドクターからトレーナーの役割を考えると、

「トレーナーが受診を勧めている
 =セルフコンディショニングで対応するには限界がある or 
 =機能的な問題が生じている or 
 =不安部位以外にも問題がある」

というトレーナーのフィルターを通した選手が受診することになります。

「このフィルターがあるから助かります」

とドクターに言われることもしばしば。
それだけ信頼されているのであれば、
こういった受診の判断というのはさらに重要になってきますね。

もちろんこういったことは、
すぐに出来るようになるモノではなく、
現場で実践を積み、経験を積みながらわかってくるもの。
判断がむずかしい場合は

「石橋をたたいて渡る」つもりで

医療機関を受診することを勧めるようにしましょう。

やっぱり長くなってきたので、
次回は「トレーナーと選手」について書こうと思います。

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◆障害予防への取り組み「野球手帳」
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今回はオススメ本として、
野球障害を防ぐために新潟県内の医療関係者や
県野球連盟学童部などで構成する「県青少年野球団体協議会」が作成した
「野球手帳」についてご紹介したいと思います。

参考記事)野球手帳の配布始まる…新潟
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=63666


この取り組みは、世界保健機構(WHO)が提唱する
「BONE AND JOINT DECADE 2000-2010」に呼応し、
日本でも運動機能障害からの開放を目指す
「運動器の10年」世界運動・普及啓発推進事業において、
2012年度の大賞を受賞されたとのこと!!

障害予防のための取り組みがこうした評価を受けることは
とても嬉しいことですね。

以前、学会でこの野球手帳についてのお話を聞き、

「県外からもたくさん問い合わせをいただいているのですが、
 原則県内の野球選手を対象に無料配布しており、
 費用面や手間のことを考えると、県外への個別配布は
 対応しきれないのが現状です」

ということをおっしゃっていたんですが、
今回「野球肘研究会」にて発表されたお話によると

「あまりにも問い合わせが多いので、
 ホームページからダウンロード出来るようにしました」

とのこと。

簡単なアンケートに回答するとダウンロード出来ますので、
ご興味のある方はぜひ〜。

参考ページ)野球手帳(野球障害ケア新潟ネットワーク)
http://baseballcarenetwork.jp/techo.html

***

講演後、この野球手帳を作られた
新潟リハビリテーション病院の山本智章先生にご挨拶。

「野球手帳ダウンロード出来るようになったんですね。
 ワタシもさっそくダウンロードします!!」

とワクワクしながらお話をしたら、

「よろしければ野球手帳をお送りしますよ〜」

とおっしゃっていただきました。

(・・・ニャロメ感激)← 古いというツッコミは受け付けません(笑)。

こういった取り組みがドンドン広がって、
スポーツ障害に対する意識改革へとつながっていってほしいですね。
そしてワタシも少しでもそういった教育啓蒙活動に
たずさわることが出来ればと思っています!!!

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◆編集後記
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※1月3日にメルマガよりメールを送っていただいた方がいるのですが、
 こちらで迷惑メールフィルターにかかり誤って削除してしまいました。
 よろしければ再度お送りいただけると幸いですm(_ _)m

今回「野球肘研究会」に参加させていただき、とても勉強になりました。
講師として人前で話をするという経験もモチロンなのですが、
先生方の発表や講演に学ぶことが多く、
実は他にも書きたいことがたくさんありました(また次回以降で書きます)。

「昨日より今日、今日より明日」

と一日一日少しずつ進歩し続け、複利計算で一年後には
さらに成長していきたいと改めて思いました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


今回のメルマガはいかがでしたか?
「役に立った」「面白い」「よかった」と思われた方は
ぜひクリック&ご意見をお待ちしています(*^_^*)
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 掲載不可の場合は、その旨一言お書き添えいただければ幸いです)


では来週361号でお会いしましょう☆


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