なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆

【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第375号)

平成25年 4月15日

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆

こんにちは、ニャロメです。

スタッドレスも交換し、
すっかり春モードとなったところに
遠い学校付近では「雪が積もりました・・・」とのニュース。
ソメイヨシノに雪が積もっている映像はなかなか衝撃的でした(^^;)
早く暖かくなってほしいですね〜。

では374号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「プロの仕事に感服する」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「肉離れは予防出来る?でしょ?」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「指導者は夢と希望をかなえるための伴走者」

 ◆編集後記

……………………………………………………………………………………………
◆今週の活動ダイジェスト
……………………………………………………………………………………………
【プロの仕事に感服する】

今週からチームの公式戦が始まりました。
この日のために今まで練習し、トレーニングを積んできた選手たち。
あとは今持っているものを100%発揮できるよう、
コンディションを整えるようにしていきます。

基本はセルフコンディショニングですが、
不安部位がある選手については、
話をしながらトレーナーサポートを行っています。

あとは選手たちにがんばってもらうのみ!

横でヤイヤイ言いながら(笑)、
やる気を引き出すように努力しております(^^;)

***

さてチームトレーナーの活動とは別に、
とある企業から依頼されていた運動エクササイズの資料を
無事、デザイン会社に納品いたしました。

こういったモノは、

●エクササイズの画像

●エクササイズの説明

●注意すべき点

などを明確にして、
資料を見るだけで正しいフォームで運動できるように
することが一番大切なのですが、
デザイン会社に納品した資料がイラストつきで完成し、
最終チェックがまわってきました。

PDFファイルを見てみると、
とてもわかりやすく、エクササイズの順番もスムーズで、
立位バージョン、座位バージョンなど
個人のコンディションにあわせて取り組めるようになっていました。

思わず「素晴らしい資料ですね!」って言っちゃいました(笑)。

※あくまでもデザイン担当の方が素晴らしいのであって、
 自画自賛ではないことに注意(^^;)


文章を書くときもそうですが、

「難しいことはわかりやすく」
「わかりやすいことは面白く」
「面白いことは深く」

この三段階をいつも意識しているのですが、
プロフェッショナルな仕事というのは、
これが自然と出来ているのかなぁ、なんて考えさせられました〜!!

……………………………………………………………………………………………
◆今日のネタ帳・ピックアップ
……………………………………………………………………………………………
【肉離れは予防出来る?でしょ?】

こんな記事を発見しました。

参考ページ)プロ野球選手はいつからこんなにひ弱になったのか
http://gendai.net/articles/view/sports/141870

日刊ゲンダイネットより


確かに巨人の高橋由伸選手が三塁打を打って、
左ふくらはぎを肉離れしたとの報道を見たときは、

「え・・・(゜Д゜)!! 」

と思いましたけど。
その後も阪神・新井良太選手、ソフトバンク松中選手と
ベテランと呼ばれる選手たちが相次いで故障。

それでもプロのアスリートなの?と言われても仕方がない(>_<)

この記事の中では、

●筋肉をつけることによるウエイトトレーニングの影響

●人工芝(アスファルト)に対する下肢への負担

●ウォームアップ不足

などが指摘されていますが、
どれもごく当たり前のことで今さらながらビックリします。

自分の身体が今、どのような状態にあって、
最高のプレーをするために何が必要なのかといったことが、
よくわからないままプレーしているのでは、と思わせられたり。

身体のメンテナンスに関して、
他人に預け過ぎなのではないかとさえ思います。

肉離れに関して言えば、
筋肉の柔軟性であったり、前面部と後面部の筋力バランスであったり、
その動きに関連する関節可動域(=関節の動く範囲)であったり、
チェックしなければならないところはたくさんあるわけです。

参考コラム)「肉離れの予防と対応」(高校野球ドットコム)
http://www.hb-nippon.com/column/523-self/6855-20110930no29self


疲労が蓄積した中での肉離れとなれば、
セルフケア・セルフコンディショニングが間に合わないほど、
ハードな試合スケジュールということが言えなくもないですが、

「まだ開幕3カード目である。この時期に走っただけでケガをするなんて、
 みっともないことこの上ない。」

とはまさにトホホ状態。
サーフェス=人工芝に関しても「知らなかった」わけではなく、
もともと人工芝でプレーすることが前提としてわかっているわけですから、
事前の準備、身体を冷やさない工夫、ベンチ裏でのダッシュ等
予防のために出来ることがたくさんあるのです。

プロのアスリートとしては
ケガ予防に関してもトップレベルの知識を持ってもらいたいところ。

「トップアスリートになるには、
 セルフコンディショニングの意識も高く持ちなさい」

とウチの選手たちにも伝えているので、
そのお手本となるような選手でいてほしいですよね。

……………………………………………………………………………………………
◆トレーナーを支える元気の出る本
……………………………………………………………………………………………
「指導者は夢と希望をかなえるための伴走者」

【努力が結果につながらない人に気づいてほしいこと】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4872905970/dosportstrain-22/ref=nosim

能代工業高校バスケットボール部をコーチ・監督として率いて
30回もの全国制覇を遂げた加藤三彦さんの著書。

選手たちはみんなそれぞれに個性があり、
その個を活かすための指導法も型にはまったモノはなく、
一人一人に目を配りながら、いいところを伸ばす。

指導者と選手との信頼関係が成り立ってこそ、
これだけの偉業が成し遂げられたのではないかと思います。

「見つける」「育てる」「活かす」の三段階。
長所を見つけ、それを育てるためのプログラムを提案し、それを活かす。
高校生や大学生はビックリするほど成長するスピードが早いので、
活かすパターンは何度も修正するそう。

「いままで数えきれないほどの生徒たちと接してきましたが、
 みんなそれぞれ個性がちがいます。数学のように答えが決まっていれば
 いいのですが、正解に導くセオリーはありません。
 指導者としてむずかしく、それだけにやりがいのあるところです。」

(P115より引用)


加藤先生の情熱と選手たちを思う気持ちが
チームの結束、そして勝利につながっていったのではないかと思います。
トレーナーとしても選手を引き立たせるための「縁の下の力持ち」でありたい。

選手たちの努力が間違った方向にいかないように、
ガイドする役割を担っていきたいと思います。

【努力が結果につながらない人に気づいてほしいこと】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4872905970/dosportstrain-22/ref=nosim

……………………………………………………………………………………………
◆編集後記
……………………………………………………………………………………………
肉離れは予防出来る!と断言しちゃってますが(笑)、
予防してほしいという希望的内容であることをご理解ください。
筋肉の張りや異常を感じたらムリをしない、
回復に努めるといったことも時には必要です。


今回のメルマガはいかがでしたか?
「役に立った」「面白い」「よかった」と思われた方は
ぜひクリック&ご意見をお待ちしています(*^_^*)
http://clap.mag2.com/bajaecufre?374

(いただいたご意見はメルマガ上でご紹介させていただく場合があります。
 掲載不可の場合は、その旨一言お書き添えいただければ幸いです)


では来週375号でお会いしましょう☆


【出張講習会、執筆依頼などのお問い合わせはコチラから】
http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/work.htm


【ツイッターアカウントです。よろしければフォローを】
http://twitter.com/nyaro_2000


◆◇…………………………………………………………………………………◇◆

「なるほど週刊トレーナーニュース」とは?

スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から
スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を
提供する無料のメールマガジンです。

スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。
トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、
トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に
少しでもお役に立てたら幸いです。

※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は
 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。
 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。


【なるほど週刊トレーナーニュース】

 発行者    :アスレティックトレーナー ニャロメ
 サイト情報  :真面目にスポーツトレーニング!
         http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/

 メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp(@←小文字に)

 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html
 Copyright(C)2006-2013 Nyarome All rights reserved

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆