なるほど週刊トレーナーニュース |
◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 【なるほど週刊トレーナーニュース】 http://www.mag2.com/m/0000184398.html (第376号) 平成25年 4月29日 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ こんにちは、ニャロメです。 ゴールデンウィークまっただ中、 皆さんいかがお過ごしでしょうか。 この時期はいろんな大会があちらこちらで開催され、 チームを担当するトレーナーとしては、 休日こそが出番なのです(^^;) では376号のご案内です。 【本日のメニュー】 ◆今週の活動ダイジェスト 「遠い学校でトレーナー活動」 ◆今日のネタ帳・ピックアップ 「試合前のパートナーストレッチ」 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 「失敗からしか学べないことがある」 ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… ◆今週の活動ダイジェスト …………………………………………………………………………………………… 【遠い学校でトレーナー活動】 さて今週はチーム練習がお休みの日に、 遠い学校でトレーナー活動を行ってきました〜。 これだけ暖かくなればスタッドレスタイヤも必要ない! と思ったのに前日に雪が積もるという・・・。 4月も下旬というのにビックリです(*_*) 翌日には雪も溶け、特に問題なく移動できましたけどね。 新入生とは初対面だったので、 いつものフィジカルトレーニングもより丁寧に、 一つ一つの動作を説明するようにしました。 時には見本を見せたりしながら(こんなに身体がなまってるのに)。 きっと「この人どんな人?」って、 頭の中で「?」がたくさん出ていたことでしょう(笑)。 できれば上級生と新入生とは別グループにして、 それぞれの体力レベルに応じたものを指導できるといいのですが、 時間的な制約と、なんせワタシ一人にまかせてもらっているのもあり、 こうなりゃ、 「上級生と新入生でペアを組ませたほうが良さそう」 と判断してペアリングやグループを作って指導しました。 上級生にアドバイスを受けながら一緒に行う新入生と、 新入生を指導サポートする上級生。 それぞれに良い刺激を受けながら、 特に上級生は教えることで学ぶことも多いため、 進んでサポートしてくれていました。 (決してワタシがラクしているとかではありません、念のため) さてこちらもいよいよ公式戦シーズンに突入です。 今はすぐ結果速報でチェック出来るので、 ヤキモキしなくていいですね。 いい結果が出せるようにがんばってほしい☆です。 …………………………………………………………………………………………… ◆今日のネタ帳・ピックアップ …………………………………………………………………………………………… 【試合前のパートナーストレッチ】 公式戦のシーズンになると、 コンディションをより高めるためのストレッチを 行うことが多くなってきます。 この時期になるとパフォーマンスの著しいアップというのは あまり期待できないので、 ●いかに自分のコンディションを100%に近づけるか といったことに意識を向け、 出来ることを一つずつチェックしていくといった 地道なセルフコンディショニングが重要となってきます。 さて、試合前のお話。 スタティックストレッチ(静的ストレッチ:いわゆる柔軟体操のような) で筋肉をゆっくりじっくりと伸ばしていくと、 一時的に筋出力が下がってパワーが発揮されにくい、 といった研究報告があちらこちらであることは、 専門家の皆さんでしたらご存じだと思います。 実際に研究をしていないので、 本当にそれが正しいのかどうかは選手の主観に頼ることが多いのですが、 試合前に限っていえば、 「あんまり伸ばしすぎないでください」 というリクエストをもらうことはあります。 ストレッチを依頼しておいて、 伸ばしすぎるなとはこれいかに!?って感じですけど(笑)、 「伸びすぎて緩んでしまうと、力が入りにくいような気がします」 という話。まさに筋出力が落ちてしまうかのような発言(^^;) かと思えば、 「ゆるゆるになるまで伸ばしてください」 という選手がいたりして、 「もう!ワタシはどうすればいいのよっ!!」 と誰かにグチってみたい気分ですが(笑)、 結論としては、 ●選手の感覚にあわせてサポートする ようにしています。 もちろんトレーナーの主観的な判断として、 ここはしっかり伸ばしておいたほうがいい、 といった部分は存在しますので、そういったケースは 選手と相談をしながらストレッチを行います。 また、ストレッチ後のパフォーマンスをチェックして、 ワタシなりの判断と選手の主観とを照らし合わせるといった 確認作業も行います。 特に不安部位を抱えている選手はこの作業が大切。 選手の主観だけではなく、 スペシャルテストの陰性・陽性といった客観的な指標もあると よりわかりやすく判断しやすいかなと思います。 ただ単なるパートナーストレッチに終始せず、 パフォーマンスをあげるために「工夫できること」を常に考えながら 選手のサポートを行いたいですね! …………………………………………………………………………………………… ◆トレーナーを支える元気の出る本 …………………………………………………………………………………………… 「失敗からしか学べないことがある」 【勝ち続ける意志力】 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4098251329/dosportstrain-22/ref=nosim 初めて「プロ・ゲーマー」という職業を確立した梅原大吾さんの著書。 ゲームを戦うことで賞金を稼ぐ仕事がある、というか、 それが仕事になる世界ってどんなものなのかなぁ〜 と思ったんですけど、勝負の世界のみならず、 どんな人にも心に響く一言が見つかるんじゃないかなと思わせられるほどの 熱い一冊です。 ゲームに情熱を傾けられる自分に コンプレックスを抱いていたという梅原さん。 「たとえばゲームは1日1時間までと決められているのに、 読書はなぜ1日1時間までと決められていないのだろう?」 と子供心に疑問を持ったという。 大人には読書は「いいもの」でゲームは「悪いもの」、 という暗黙の定義があったからに他ならないのです。 「情熱を持って打ち込める何かがあることはいいこと」 とゲームに没頭する梅原さんを否定しなかったご両親やその環境にも恵まれ、 世界一の称号を獲得された梅原さん。 「進んで失敗する必要はないし、毎回のように失敗する必要もない。 しかし、失敗から学べること、失敗からしか学べないことがあることは 知っていた方がいい。どん底から立ち直った人間は、顔つきが違う」 (P247より引用) 勝負の世界においても、 負けからしか学べないことがあるはずです。 「勝つこと」と「勝ち続けること」は違う。 付箋貼りまくっては(←先週に続き)、読み返して自分を鼓舞させています。 泣き言を言う前に行動しろ!ってところでしょうかね(笑)。 【勝ち続ける意志力】 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4098251329/dosportstrain-22/ref=nosim …………………………………………………………………………………………… ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… 今回の梅原さんの書籍は、 心にグサグサくる言葉が多くてどれを引用しようか迷うほど(笑)。 試合に負けた日に書いているため、 「失敗からしか学べないことがある」 =負けからしか学べないことがある、と強く思っております。 休みが吹っ飛んでしまいましたが(T_T)、元気だして顔晴ります!! 今回のメルマガはいかがでしたか? 「役に立った」「面白い」「よかった」と思われた方は ぜひクリック&ご意見をお待ちしています(*^_^*) http://clap.mag2.com/bajaecufre?376 (いただいたご意見はメルマガ上でご紹介させていただく場合があります。 掲載不可の場合は、その旨一言お書き添えいただければ幸いです) では来週377号でお会いしましょう☆ 【出張講習会、執筆依頼などのお問い合わせはコチラから】 http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/work.htm 【ツイッターアカウントです。よろしければフォローを】 http://twitter.com/nyaro_2000 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 「なるほど週刊トレーナーニュース」とは? スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を 提供する無料のメールマガジンです。 スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。 トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、 トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に 少しでもお役に立てたら幸いです。 ※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。 【なるほど週刊トレーナーニュース】 発行者 :アスレティックトレーナー ニャロメ サイト情報 :真面目にスポーツトレーニング! http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/ メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp(@←小文字に) 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html Copyright(C)2006-2013 Nyarome All rights reserved ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ |