なるほど週刊トレーナーニュース |
◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 【なるほど週刊トレーナーニュース】 http://www.mag2.com/m/0000184398.html (第38号) 平成18年11月6日 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ こんにちは、ニャロメです。 シーズンオフは「勉強」の季節です。 シーズン中は現場の活動でいっぱいいっぱいのところがあり、 「経験」を積むことでトレーナー活動の幅を広げています。 これからは「経験」の中で得た疑問や知らないことについて 「知識」を増やしていけたらと思っています。 「経験」×「知識」でさらにパワーアップ(の予定)。 では38号のご案内です。 【本日のメニュー】 ◆今週の活動ダイジェスト 「目標を明確にする」 ◆今日のネタ帳・ピックアップ 「顔面打撲、どこへいく」 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 「困ったことは起こらない」 ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… ◆今週の活動ダイジェスト …………………………………………………………………………………………… 【目標を明確にする】 今週は学校行事の関係で授業が休みでした。 よって部活動は毎日朝から夕方まで練習。 当然ワタシの仕事もお休みなので、 1日中グランドで日焼け対策を(って今週はいい天気でした)。 新チームでは練習前、練習後に選手が集まって 「今日、全体練習で確認しておくこと」 「練習の中で反省すべき点」 などを話すようにしているみたいです。 チーム競技であれば非常に大切なことですね。 選手の意識レベルはまちまちなので、 最低限、これは全員が知らなければならないこととして 情報の共有などをはかるわけです。 トレーナー活動もまた同じ。 複数トレーナーが在籍するところでは、 練習前、練習後にミーティングを行い、 選手の状況報告や、対応したことなどを話します。 ●これは5分でもいいから続けることが大切 ということを指導していただいた先生から教わりました。 「これくらいは報告しなくてもいいかな?」 というようなものを見逃さないようにするのと、 「ミーティングがある」ということで、 しっかりメモを取る習慣が出来ます。 当たり前といえば当たり前なのですが。 選手も全員グランドにノートを持参しています。 練習のときに気がついたこと、試合をみて思ったことなどを いつでも書いておくようにするためです。 ワタシの現場では今は一人で活動しているため、 トレーナーミーティングは出来ないのですが(苦笑)、 スタッフミーティングにおいては必ず報告できるように しっかりとまとめてあります。 人数が80人くらいいるのですが、トレーナーが一人なのです。 いつでも気分は大募集中なのですが(^_^;) 「継続する」ということはむずかしいのでしょうか。 …………………………………………………………………………………………… ◆今日のネタ帳・ピックアップ …………………………………………………………………………………………… 【顔面打撲、どこへいく】 コンタクトスポーツではよくある顔面打撲。 ノンコンタクトスポーツでもたまに遭遇します。 --《用語解説》-- ・コンタクトスポーツ(接触プレーを伴うスポーツ) ex)ラグビー、アメフト、バスケットボール、サッカー、柔道など ・ノンコンタクトスポーツ(接触プレーを伴わないスポーツ) ex)野球、バレーボール、陸上競技、水泳、卓球など ---------------- 先日、頬を真っ赤に腫らした選手がやってきました。 聞けば相手が振り回した道具にたまたま当たってしまったらしい。 「これってアイシングをすればいいですか?」 当然アイシングは行うべきなのですが、 顔の骨って思ったよりも骨折しやすい傾向にあるので (筋肉の保護が他部位に比べて少ないからかな?) ひとまず病院にいってレントゲン検査を受けるように指示しました。 レントゲン検査はどこの病院でも受けられますが、 普通は整形外科を受診します。 ただし顔面骨折している場合は手術が必要になることもあり、 この場合は「形成外科」で行うため、 そちらを受診するように指示される場合もあります。 頬を腫らした選手は「噛み合わせもおかしい」といいます。 こうなったら「形成外科」だけではなくて 「口腔外科」も受診する必要があります。 以前別の選手がやはり顔面打撲をしたときは、 「目がみえにくい」ということで 「眼科」も受診しました。 頭部付近に打撲を受けた場合は「脳神経科」も受診です。 ということで一つの診療科だけではなく、 複数の診療科を受診する必要が出てきます。 こうなると開業医の先生のところでは対応できないことが多く、 総合病院を紹介されることになります。 今回も一度整形外科を受診し、紹介状を持って総合病院を受診しました。 --《マメ知識》-- ちなみに「最初から総合病院に行けば」いいのですが、 紹介状を持たずに受診すると、 「初診時特定診療費」というものが別途かかります。 これは高度医療を提供する病院が円滑に業務が遂行できるよう、 健康保険法で定められている診療費です。 ようは「軽いケガや、風邪など開業医で対応できるものはそっちで」 ということです。 紹介状を持参するとこの「初診時特定診療費」はかかりません。 ---------------- 顔面打撲はスポーツ傷害としては特に珍しいものではなく、 受傷時とその症状から判断して、 的確に医療機関を受診することが必要になってきます。 …………………………………………………………………………………………… ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 …………………………………………………………………………………………… ●「困ったことは起こらない」 【変な人が書いた成功法則】 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4062567326/dosportstrain-22/ref=nosim 連続長者番付に名を連ねる斎藤一人さんの著書。 今まで書店で目にしたことはあったのですが、 恥ずかしながらワタシのアンテナにひっかかってきませんでした。 で、単行本になったとのことでフラフラと読んでみました。 感想。 「これはすごい」「考え方を学ぶということはこういうことか!?」 と読むページ、読むページが驚きの連続でした。 心に残った言葉もたくさんあるのですが、 「困ったことは起こらない」 「あなたの今の環境は、あなたにちょうどいい」 ということ。 もし困ったことが起こっていると感じるなら、 それは階段を上るための段差だと思ってください。 必ず乗り越えられるものしか、目の前にこない、のです。 ちょっとハマりそうな予感です(笑)。 …………………………………………………………………………………………… ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… 今までは現場活動第一優先でしたが、 オフシーズンは自分をさらに成長させるべく、 いろんなところに出没してみたいと思っています。 そうやって意識をシフトすると、 自然といろんなお誘いがきたり、新しい仕事の話であったり、 まさしく「追い風が吹いていますよ〜」という状態になるから不思議です。 しばらくはこの風を力に前進したいと思います〜!! このメルマガでは取り上げてほしい話題や疑問・質問、 心に響く素敵な言葉など、ご意見ご感想をお待ちしています〜 (掲載不可の場合はその旨、一言書き添えていただくと助かります)。 ↓↓ メールフォームはこちらから ↓↓ http://cgi12.plala.or.jp/nyarome/sendmail.htm お手紙お待ちしています〜。 では、来週もよろしくお願いいたします! ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 「なるほど週刊トレーナーニュース」とは? スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を 提供する無料のメールマガジンです。 スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。 トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、 トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に 少しでもお役に立てたら幸いです。 ※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。 【なるほど週刊トレーナーニュース】 発行者 :アスレティックトレーナー ニャロメ サイト情報 :真面目にスポーツトレーニング! http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/ メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html Copyright(C)2006 Nyarome All rights reserved ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ |