なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第401号)

平成25年10月 21日

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こんにちは、ニャロメです。

暑かったと思ったらもはや秋を飛び越え、
冬の気温に突入しているここ数日、
皆さまいかがお過ごしですか。
日中は暖かいだろうとふんで着たチームジャージも、
何か場違いなほど寒かったりしてちょっと恥ずかしかったりします。

季節感がないのはワタシのせいじゃない・・・はず(笑)。

では401号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「現場と医療機関のコーディネート」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「食事の理想時間を知る」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「昨日の自分を超える」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【現場と医療機関のコーディネート】

今週はシーズンも終盤ということで、
チームのトレーナー活動がメインの一週間でした。

スケジュールがわからず、
おいそれと予定を入れられないという事情もあったのですが・・・。

そんな中、近い学校の先生から連絡がありました。

訪問日は来週なのですが、
それまでに相談したいことがあるとのこと。

「ケガをした選手が病院へ行き、
 しばらく練習は別メニューで様子を見るよう指示されて、
 そのとおりにしたんですが、復帰時期がきても痛みがとれません。

 ニャロメさんの知っている先生を紹介してもらえませんか」

とのこと。

ケガの状況を聞き、スポーツドクターで特に専門の先生に連絡をし、
外来日が平日なので学校行事を確認し、
日程をコーディネートして、
整形外科を受診してもらうことにしました。

ワタシは、こうしたことも重要なトレーナーの役割の一つだと考えています。

直接知っている先生であれば話は早いですが、
さまざまなスポーツ傷害がある以上、
その専門家の先生を見つけ出すのは至難の業です。

そういったときに相談に乗ってくれるドクターが
たくさんいるのは本当に心強いです。

(実はドクターにドクターを紹介してほしいというのは、
 失礼に当たらないかどうかも吟味すべきところです)


今回は直接先生にお願いする形で、
選手をみていただき、丁寧な診察に本人・ご家族とも
安心されたと連絡をいただきました。

これからも選手の支えになるトレーナーでありたいです!

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【食事の理想時間を知る】

トレーナーのアドバイスというのは多岐にわたり、
スポーツ医学の知識はもちろんですが、
解剖学やトレーニング理論、心理学、栄養学等、
身体のことに関するものすべてにわたって学ぶ必要があります。

食事のアドバイスもその一つ。

今回はダイエットに関する本を読んだので、
「お!知らなかった」といういつもの備忘録的まとめを
書かせていただきます♪

参考書籍)なぜベトナム人は痩せているのか
http://amazon.co.jp/o/ASIN/434498322X/dosportstrain-22/ref=nosim

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「時間医学」という概念は知っていたのですが、
「時間栄養学」というのもあるそうですね。

参考書籍)病気にならないための時間医学
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4903908038/dosportstrain-22/ref=nosim


【時間栄養学とは?】

「生活習慣病の予防をはじめ、健康を維持するために体内時計のリズムを
 うまく利用して、食事をとる時間やどう食事をするかなどを研究する学問」

●朝起きて、日光を浴びることで体内時計はリセットされる

ここから計算して起きてから12時間以内 = 食べても太りにくい時間帯

現実的には12時間だとむずかしいので、
14時間以内に夕食を食べ終えるのが理想です。

朝7時に起きるのであれば、夜9時までに夕食を食べる。
うん、これならできそうな気もします・・・が。

●夕食を2回にわけるという「分食」の考え方

この本では起床後14時間たった後で食事をとる場合、

14時間以内であれば主食を、
14時間以降であれば主菜、副菜、汁物にあたるものを食べよう

と提唱しています。
9時前だとご飯やパンなどの炭水化物もOK、
9時以降なら炭水化物ではなくおかず類、汁物、野菜など
といったところでしょうか。

血糖値が一気に上がることをおさえ、
余分な脂肪をためにくくすることが可能であるとのこと。
体重をコントロールしたい、特に減量の必要がある場合は、
こうしたことに気を配るのも一つの方法かもしれませんね(^^)


ダイエットというと体型を気にする女子特有のものと思われていましたが、
現代では「メタボ」という言葉でも表現されるように、
肥満は病気の原因となりうることがわかっています。

こうしたことを改善するためのアドバイスも
トレーナーとしてはぜひ理解を深めておきたいところです☆

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「昨日の自分を超える」

【勝負に強くなる「脳」のバイブル】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4881425684/dosportstrain-22/ref=nosim

救急医療の最前線で活躍されてきた脳神経外科医・林成之先生が、
スポーツ選手のパフォーマンスを上げるための脳科学について
わかりやすく解説された新刊です。

今まで林先生の本は何冊も読ませていただきましたが、
これはスポーツ選手、指導者、スポーツにたずさわる人であれば、
何かしらヒントとなるものが得られるのではないでしょうか。

それぐらい興味深い一冊です。

「こころを鍛えると勝負強くなる」と考えがちですが、
こうした考え方は安直であると林先生はおっしゃってます。

「心技体知というのは連動していて、高い技術がないと強いこころは
 作れないし、強靱な肉体がなければ、強い技術もこころも生まれない。
 極端な話、技術も体もないのに、座禅を組んだら強くなると考えている
 選手もいる。それは大きな間違いです」(P79より引用)

目標設定として一番いいのは「昨日の自分を超える」こと。

「どんなにいい成績を出そうが、
 明日は今日の自分を超えなければならないと考えたら、
 当日の優勝に満足はしていられないはずです」(P80より引用)

満足すると成長はとまるといいます。
これからもあくなき探求心と共に、
昨日の自分を超えるべくがんばっていこうと思います
(ワタシはアスリートじゃないけど、笑)。

【勝負に強くなる「脳」のバイブル】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4881425684/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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脳神経外科医の林先生。
ワタシの友人が懇意にされている先生らしく、以前、林先生の話をしたら、
「今度一緒にスキー行くんだけど、一緒にどう?」
ってそんな話出してきました(笑)。

スキーは日程とかの関係でハードル高いんですが、
お食事会でも開催してください、と切にお願いしておきました♪


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